◎今日のテーマ:外国のETF純資産総額ベスト10
順位 | コード | 銘柄名 | 純資産総額(兆円) | 経費率(%) | 投資地域 |
1 | SPY | SPDR S&P 500 ETF | 29 | 0.09 | アメリカ |
2 | IVV | iシェアーズ・コア S&P 500 ETF | 27 | 0.04 | アメリカ |
3 | VTI | バンガード・トータル・ストック・マーケットETF | 18 | 0.03 | アメリカ |
4 | VOO | バンガード・S&P 500 ETF | 12 | 0.03 | アメリカ |
5 | 2800 | トラッカー・ファンド・オブ・ホンコン | 9 | 0.09 | 香港 |
6 | EFA | iシェアーズ MSCI EAFE ETF | 9 | 0.31 | グローバル(除くアメリカ) |
7 | QQQ | パワーシェアーズ QQQ 信託シリーズ1 | 8 | 0.20 | アメリカ |
8 | IJH | iシェアーズ・コア S&P 中型株 ETF | 8 | 0.07 | アメリカ |
9 | AGG | iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF | 7 | 0.04 | アメリカ |
10 | VWO | バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF | 7 | 0.12 | 新興諸国 |
アクティブファンドは損
日本では、投資信託と言えばアクティブファンドが圧倒的に売れていました。その理由は、手数料が1~3%と高いので、証券会社が積極的に営業を続けていたからです。私が30年前に山一証券の社員から受けたアドバイスは、「投資信託だけは買わない方が良い。あれは証券会社だけ設けて、お客さんは損をするから。」というものでした。30年前はインデックスファンドが存在しませんでしたからアクティブファンドのことでした。
リーマンショック前のアメリカ
実は、アメリカにおいてもリーマンショック前までは、ヘッジファンドなどが販売するアクティブファンドが売れていたのですが、インデックスファンドに負けたこととと、ウォーレン・バフェットが、自分の相続財産を運用する商品としてS&P500を推奨したりしたので、ETFが優位に立ちました。
S&P500のETF
1位、2位、4位がS&P 500 ETF、3位が中小型株も含むバンガード・トータル・ストック・マーケットETF(Vanguard Total Stock Market Index Fund ETF)です。
経費率引き下げ
3位、4位のバンガード社のアメリカ株式ETFは最近経費率を引き下げて、0.03%としました。IVVはこの経費率引き下げ競争に追随できない状況です。そして、第1のSPYは、1993の発売で歴史が古いため、今までは経費率が高くても、先行者利得を維持していましたが、2位のIVVに抜かされそうな状況です。数年後にはVOOにも抜かされるかもしれません。この状況を打破するためには、経費率を大幅に引き下げなければなりませんが、それは可能でしょうか。
EFA、QQQ、VWO
6位のEFAはアメリカ以外のグローバルを投資地域としています。7位のQQQはナスダックのETFです。10位のVWOは新興国のETFです。
私は1位のSPY、4位のVOO、10位のVWOを保有しています。