連れ合いの運用実績 2023年12月

下がった時に売らない

お正月に家族が集まった時に、新NISAの話題が出ました。SBI証券で低コストインデックスファンドを始めたという話題で盛り上がりましたが、そこで私は言ったことは、「大事なことは、下がった時に売らないこと」でした。

リーマンショック

連れ合いは、現在、投資元本の2.04倍に資産が増えましたが、最初の7年間の運用実績はマイナスでした。それもそのはず、2007年に最初の投資を1千万した後、サブプライムローンが表面化し、2008年9月にリーマンショックに襲われたのです。

当時連れ合いは、「今売って、もっと下がったら買い戻す」と言うことを何回も言いましたが、それに対し私は「そんなにうまく行けば、世界中の人が金持ちになる。何もしないで放っておくのが良い」と繰り返しアドバイスしました。

そして7年後に、評価額が投資元本を上回って、現在は約2倍に増えました。

バイ・アンド・ホールド

このような経験をして、バイ・アンド・ホールドBuy And Holdの意味が分かるのでしょう。バイアンドホールドとは、運用手法の一つ。投資家がいったん銘柄を選択して購入したら、短期間で売却せずに長期間にわたって保有し続ける戦略です。

2024年1月6日の東洋経済ONLINEに、吉崎 達彦 : 双日総合研究所チーフエコノミストの記事が載っていました。


2024年は自分の資産をもっと外貨に換えておこう

世界のGDPは100兆ドル、うち日本はたったの4%

もはや金融資産の大部分を円で置いておくのは非効率

お正月の経済論壇では、「失われた30年」がどうのこうのという議論をよく見かける。

日本経済をいかに成長させるかは、それはもちろん重要な課題である。効果的な成長戦略が採られてほしいものである。

例えば「日の丸半導体の夢よ、もう一度」みたいなプロジェクトは、いかにも旧世代による「年寄りの冷や水」になりそうで、個人的には気乗りがしないところである。

そういう経済政策の論議はさておいて、個人の投資戦略を考える場合、今や「世界の4%」に過ぎなくなった日本に、金融資産の大部分を置いておくのはあまりにも効率が悪いと言わざるをえない。

正直なところ、以上の思考実験を終えた筆者は、「俺の円資産、もう少し外貨に換えておかなきゃあ」という結論に至った次第である


私は、金融資産の8割を外貨で持っています。そのほとんどがUSドルで、5百万円だけ豪ドルに換えてあります。

10年前までは、USMMF、豪ドルMMF以外に、ユーロMMF、カナダドルMMF、ニュージーランドMMFも保有していましたが、2010年代初頭に世界的な超低金利になったので、これらを売って、アメリカの株式ETFに換えました。またユーロMMFは繰り上げ償還されてしまいました。

その後、SPY(SPDR社のS&P500株式ETF)やVOO(バンガード社のS&P500の株式ETF)などのアメリカの株式ETFが年率リターン10%で運用できたので、結果的に良い判断だと思います。

ドルは世界の基軸通貨ですから、最も信頼のおける資産と言えるでしょう。

結論は外貨建てのETFと投資信託

ドル資産の持ち方は、外貨預金、米国株、米国債券、米国株や米国債券を含んだ投資信託、ドル建ての保険と、いろいろありますので、それを検討します。ただし、結論から言えば、SPY(SPDR社のS&P500株式ETF)やVOO(バンガード社のS&P500の株式ETF)などの株式ETFと投資信託が最も良いと考えているので、それを実践しています。

◆外貨預金

最初に注意をしておきますが、三菱UFJ、三井住友、みずほ銀行などメガバンクの外貨預金は、止めたほうが良いです。その理由は、高金利の期間が短期間で、それ以外に高い手数料を取られ、日本の預金に預け入れる期間も長いから、結局は銀行だけがノーリスクで儲かって、預金者は儲からない仕組みになっているからです。

ソニー銀行、住信SBIネット銀行などの方が、まだましかもしれませんが、SPY、VOOなどの比べるとリターンが低いので、全く魅力を感じません。下記の表はソニー銀行の金利です。

外貨普通預金からのお預け入れ・自動継続

お預け入れ金額
10,000USD未満 10,000USD以上
30,000USD未満
30,000USD以上
100,000USD未満
100,000USD以上
1ヶ月 3.00000% 3.00000% 3.00000% 3.00000%
3ヶ月 4.00000% 4.00000% 4.00000% 4.00000%
6ヶ月 5.10000% 5.10000% 5.10000% 5.10000%
1年 4.70000% 4.70000% 4.70000% 4.70000%
2年 3.30000% 3.30000% 3.30000% 3.30000%
3年 3.30000% 3.30000% 3.30000% 3.30000%

◆米国株

私は、個別株式はリスクが高いので持ちません。連れ合いは、かつて勤めていた会社の従業員持ち株会の株式が、倒産で紙切れになった経験があります。

◆米国債券

米国債券は、多少の魅力がありますが、期限が来ると他の資産に換える手間があるので持っていません。

既発外貨建債券

銘柄名
[銘柄コード]
利率(%)
(注1)
償還日 残存 購入単価
(注2)
利回り(%)
(注3)
通貨 購入単位 交付
書面
アメリカ国債(ゼロクーポン)
[L9551]
0.000 2024/11/15 10ヶ月 96.57 4.12 米ドル 1000米ドル以上1000米ドル単位
アメリカ国債
[L2312]
2.250 2024/11/15 10ヶ月 98 4.68 米ドル 1000米ドル以上1000米ドル単位

◆米国株や米国債券を含んだ投資信託

10%の利回りがあり、10年、20年、30年と放っておけるので、手間いらずで、高利回りです。

◆ドル建て保険

資産運用と保険は関係がないのに、無理やり複雑な仕組みを作って金融機関が儲けようとしています。