DC・iDeCoの運用機関及び運用商品の変更5:DC・iDeCo商品の国別比率:DC・iDeCo商品の企業別比率

◎今日のグラフ1:DC・iDeCo商品の国別比率

アメリカが63%

野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAIとDCニッセイ外国株式インデックスの2商品の国別配分上位5か国を見ます。両商品とも同じインデックスを目標としていますので、当然、国別の割合もほぼ同じになります。世界の中でもアメリカの存在は圧倒的で、両商品とも63%です。次がイギリスの7%、フランス・ドイツ・カナダの4%です。日本は除外してありますが、株式の規模からいえば10%程度になると思われます。

世界かアメリカか

アメリカのウエイトがこれだけ大きいと、世界の先進国全体に投資するのと、アメリカだけに投資するのと、それほどの違いがないのではないかとも思われてきます。しかもアメリカのS&P500のETFである、VOOやIVVの信託報酬が0.04%という極めて低いコストであることを考えると、なおさらそう思います。しかし、一見無駄に見えるようなことも、長い目で見れば意味があるかもしれません。おおらかな気持ちで、世界的に分散させています。

野村DC外国株式
インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI
DCニッセイ
外国株式インデックス
アメリカ 63.11 63.42
イギリス 7.06 7.00
フランス 4.27 4.41
ドイツ 4.13 3.81
カナダ 3.76 3.60

◎今日のグラフ2:DC・iDeCo商品の企業別比率

FANGとMANT

企業別に見た株式組入れ上位10銘柄について、両商品を比較します。上位10銘柄は同じ企業であり、ウエイトもほぼ同じです。FANGとMANTという言葉があります。世界を席巻するアメリカのIT8社です。「FANG」はフェイスブック(F)、アマゾン・ドット・コム(A)、ネットフリックス(N)、グーグルの持ち株会社アルファベット(G)の4社、そして、「MANT」はマイクロソフト(M)、アップル(A)、エヌビディア(N)、テスラ(T)の4社を指します。このうち世界の上位10社に5社(アルファベットを2社とすれば6社)入っていることになります。

野村DC外国株式
インデックスファンド
・MSCI-KOKUSAI
DCニッセイ
外国株式
インデックス
アップル 2.27 2.24
マイクロソフト 1.86 1.84
アマゾン・ドット・コム 1.67 1.65
フェイスブック 1.12 1.1
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー 1.03 1.02
ジョンソンエンドジョンソン 0.93 0.91
エクソンモービル 0.92 0.91
アルファベット(C) 0.88 0.87
アルファベット(A) 0.84 0.83
バンク・オブ・アメリカ 0.8 0.79

最後にまとめです。

両商品に大差なし

野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI とDCニッセイ外国株式インデックスにほとんど差はありません。年1回紙の報告書が欲しいなら野村、低コストを最優先として電子報告書だけで構わないならニッセイが良いということになります。

60歳、退職、転職が見直しのタイミング

もう一つ大事なことは60歳を過ぎて運営管理機関の制約が無くなったら、信託報酬の低い商品、金融機関を検討することです。また、60歳未満でも、退職、転職したときにも同様に商品、金融機関の見直しのタイミングです。

DC・iDeCoの運用機関及び運用商品の変更4:DC・iDeCo商品の純資産総額:ファンドの特色

◎今日のグラフ:DC・iDeCo商品の純資産総額

選択基準は信託報酬と純資産総額

インデックスファンドを見るときに、信託報酬と並んで重要なのが純資産総額です。私の金融資産の大部分はETFですが、ETFを選ぶ基準の一つが純資産総額1兆円以上です。インデックスファンドの場合には純資産総額が1兆円という基準は現実的ではありません。純資産総額がかなり大きなニッセイ外国株式インデックスファンドでも888億円です。今回比較しているDCの両商品ともインデックスファンドとしては比較的大きいので問題はないと思います。これらの商品は今後とも成長し、将来的にはかなり大きなファンドになると思います。

DC商品の純資産総額  (億円)
野村DC外国株式インデックスファンド・
MSCI-KOKUSAI
429
DCニッセイ外国株式インデックス 121

純資産総額の推移

下のグラフは野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAのグラフで、純資産総額が棒グラフです。最近10年間順調に伸びています。チャイナショックの2015年~2016年に停滞し、2018年に多少調整していますが、流入額が減少したのではなく、評価額が下落したことが原因と思われます。

下のグラフは、DCニッセイ外国株式インデックスです。同様に、順調に伸びています。従って、純資産総額については問題がないと思います。

ファンドの特色

両商品の確定拠出年金向け説明資料に書いてある「ファンドの特色」は次の通りです。表現上の違いは多少ありますが、基本的に、MSCI-KOKUSAIを対象としています。

ファンド 野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI DCニッセイ外国株式インデックス
主な投資対象 「外国株式MSCI-KOKUSAIマザーファンド」受益証券を主要投資対象とします 日本を除く主要先進国の株式
ベンチマーク MSCI-KOKUSAI指数(円ベース・為替ヘッジなし) MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)
目標とする運用成果 MSCI-KOKUSAI指数(円ベース・為替ヘッジなし)の中長期的な動きを概ね捉える投資
成果を目指します
ベンチマークの動きに連動する運用成果を目指します。

MSCIから日本と新興国を除外

MSCIとは、モルガンスタンレー・キャピタル・インターナショナル社の頭文字をつづったものです。これは、世界の株式を対象とした指数であるMSCI All Country World Index (ACWI)です。MSCIコクサイは、そのうち、日本と新興国を外したものです。