退職に関して気を付けるべきこと5

資産運用

昨日までは雇用保険の基本手当、健康保険の任意加入、生命保険等の話でしたが、これらはすべて数十万円の差がつく問題でした。今日の話は退職金など数千万円の資産運用の問題です。退職金の資産運用は、多くの人が最も強い関心を寄せる問題です。私もそうでした。

全額銀行預金

私の友人に、大手メーカーを60歳で退職し、退職金も含めて3000万円の資産を全額銀行預金のまま保有している人がいます。日本の国債残高が膨大になって、将来ハイパーインフレが到来する可能性もあると思っていますが、外貨に換えるのは怖くて出来ないそうです。

全額をETFで運用

私は厚生年金とDC、DBでなんとか生活ができるだろうと高をくくっているので、金融資産のほぼ全額をETFに変えてしまいました。

日銀・財務省OB

日本銀行、財務省の職員が定年で退職すると、退職金で受け取った円をドルに換えるそうです。円は危なくて持っていられないのでしょう。

退職金等の資産運用の方法には正解がない、といえるかもしれませんが、それではあまりに不親切です。こういう方針が良いかも知れません。

① ETFに分散投資

資産運用機関が20年あるのであれば、低コストのETFに分散投資する。

1.8倍

この方法は私が現在実際に行っている方法です。退職してから約10年経って、元の資産は現在1.8倍になり、評価益は8千万円以上です。

バフェットが推奨

この方法は、アメリカの大富豪(資産総額約10兆円)で著名投資家のウォーレン・バフェットが、自分の相続財産の運用にあたって推奨している方法です。バフェットは、S&P500のETFで運用することを薦めています。また、アクティブファンドと10年間の資産運用に関する賭けをして完勝しました。つまり、長年の経験からも実際の運用結果でも良い方法だということを証明したのです。

日本人なら世界の株式ETF

アメリカ人の場合にはS&P500のETFが良いのかも知れませんが、日本の場合にはアメリカを中心に日本も含めた世界の株式ETFに投資するのが良いと思います。

② 世界の株式インデックスファンドに分散投資

外国のETFはドル建てが多く、S&P500はアメリカの会社ですから少しアメリカに偏った運用になっています。そこで、20年間の運用でなく、もう少し短い期間、10年間の運用なら、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」などの方が、世界の先進国株式に分散できますし、通貨も分散できるので安心できるかもしれません。

③ 銀行預金のまま保有する

2~3年後に高い確率で使うことが決まっている資金は、株式、株式ETF、外国債券など価格が変動する資産には買えない方が良いと思います。私は住宅用土地の購入のための資金を一時的にUSMMFなどに変換したことがありますが、その時運悪く円高になってしまったので、為替損が200万円発生したことがありました。短期の使い道の決まっている資産は、銀行預金が良さそうです。

変動国債

銀行預金以外では、個人向け国債(変動・10年)が、ある程度のインフレ懸念に対応してくれるので、数年間の資産運用にはいいかもしれません。しかし、現在の利率は0.05%ですから、たいした資産運用では有りません。

社会人とお金13

新社会人へのアドバイス

私は長いサラリーマン人生の間に、資産運用関係の仕事に携わって来ました。その知見をもとに、就職が内定した自分の子供にお金のアドバイスをしました。このブログでは、数回に分けてそれを説明しています。

⑦ 7000万円程度の住宅を購入するためには毎年200万円ずつ20年間貯める。今の260万円は6%複利で40年後に税引き後2018万円。

最近老後資産2000万円の問題が、政治、マスコミで大きく取り上げられましたが、それよりも大きな問題が住宅購入です。7000万円の住宅を購入するためには、銀行預金なら毎年200万円を35年間貯める必要がありますが、6%複利のインデックスファンドなら(所得税を考慮せず)20年で達成可能です。

年数
(毎年200万円貯蓄)
金利ゼロ% 6%複利
1 200 200
2 400 412
3 600 637
4 800 875
5 1000 1127
6 1200 1395
7 1400 1679
8 1600 1979
9 1800 2298
10 2000 2636
11 2200 2994
12 2400 3374
13 2600 3776
14 2800 4203
15 3000 4655
16 3200 5135
17 3400 5643
18 3600 6181
19 3800 6752
20 4000 7357

アインシュタインは、「人類最大の発明は複利」計算だと言ったそうです。

1年、2年ではわずかな差しか現れませんが、20年、30年経つと複利の効果は大きくなります。

72の法則

「72の法則」というものがありますが、これは元金が2倍になる年数を計算するには、72を利率で割ればわかるというものです。例えば利率が6%なら、72÷6=12年ですから、12年で2倍になります。銀行預金の利率はほぼゼロですが、アメリカS&P500の過去26年間の平均利回りは10%ですから、6%という利率は達成可能な数字ではないでしょうか。

毎年200万円の貯蓄

一方で毎年200万円貯めるのは結構難しいかも知れません。内定の決まった私の子供も、つい最近まで会社近くにアパートを借りるといっていましたが、生活費に1月10万円かかることが分かって、自宅から通うことにしました。ある程度通勤時間が長くなっても、その間、少し難しい本を読むようにすれば有意義な時間の使い方ができるというものです。

コンビニよりスーパーマーケットがお得

少しずつ節約する方法としては、コンビニの使い方も一つかもしれません。コンビニはスーパーマーケットよりも2~3割ほど価格が高いようです。コンビニも近々24時間営業をやめるかもしれませんから、営業時間はスーパーマーケットに近づきます。コンビニをやめてスーパーを使えば年間数万円から十数万円の節約になりそうです。ウォーレンバフェットは、若いころ、床屋に行くべきかどうか真剣に悩んだそうです。その理由は、床屋代を節約して複利で運用できれば、数十年後に何十倍にもなって返ってくるからです。ウォーレンバフェットの個人資産は現在、全米で第3位、9兆円です。

KDDIからUQモバイルへ乗り換え

これからはスマホ料金も自分で支払うことになったので、KDDIからUQモバイルへ乗り換えるそうです。コスト意識が少し生まれたのでしょう。私と連れ合いはもともと格安のフリーテルです。