財形、iDeCo、つみたてNISA等の積立口座数

◎今日のグラフ:財形、iDeCo、つみたてNISA等の積立口座数

財形の契約件数が圧倒的に多いが減少中

つみたてNISAが始まって3か月経過しましたので、積立投資の加入口数を比較するグラフを作りました。一番左は、つみたてNISAを含むNISA全体です。つみたてNISAだけの数字は、その右の棒グラフというか台形のグラフです。一番右は財形貯蓄の契約件数です。財形(勤労者財産形成貯蓄制度)はサラリーマンが給与天引きで毎月積み立てるので、利用者側にとっては積み立てによる蓄財です。ただし、元本が確保されていますので、投資とは言えないかもしれません。それでも利回りは生命保険会社の場合で、1%(日本生命)~1.5%(富国生命)ですから、国内債券の投資より利回りが高いかもしれません。

つみたてNISAは「野村つみたて外国株投信」を選択

このうち、私が現在利用しているのが、一番左のNISAとつみたてNISAです。NISAは昨年まで毎年100万円を一括して1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)で運用しました。購入は毎年一回です。できれば国内のETFである1306でなく、海外のETFを購入したかったのですが、それだとNISAの制度を利用できないので、やむを得ず1306を買いました。今年から、低コストで外国株式に投資できる「野村つみたて外国株投信」が始まりましたので、つみたてNISAで利用することにしました。

「野村つみたて外国株投信」はETFよりも低コスト

信託報酬率は 年0.2052%(税抜年0.19%)です。VT(バンガード社の世界のETF)の信託報酬は0.1%ですから、それに比べると少し高めですが、販売手数料がかかりませんから、それに比べるとコスト的には安いかもしれません。販売手数料が1%、為替手数料が0.5%とすると合計で1.5%の費用が別途かかります。10年で割ると0.15%ずつ毎年負担することになります。したがって、10年以内なら、ETFよりも「野村つみたて外国株投信」の方が有利になります。

還暦過ぎはiDeCoで積立できません

私は還暦を過ぎているので、iDeCoで積立できません。一番右の財形については、払い込みが終了して、現在は財形年金を受け取っています。このグラフを見ると、財形の利用者が圧倒的に高いことが分かります。しかし、毎年、数十万件単位で契約件数が減っています。iDeCoやつみたてNISAには利回りの高い商品が多く、税金のメリットも多いからです。しかし、このグラフを見ると、財形に追い付くには、かなりの時間を要しそうな気がします。

稼働口座数:万口座
NISA(2017/12) 330
そのうちNSAの積立 39
つみたてNISA(2018/1) 38
iDeCo(2017/12) 74
財形(2015/3) 845

 

第2次安倍政権時代の日経平均調整時の下落率:格付投資情報センター(R&I)の「NISAスクリーニングの抽出基準」3

◎今日のグラフ:第2次安倍政権時代の日経平均調整時の下落率

アベノミクスが始まって以来、何度か調整局面がありました。最初で最大の下落が2013年5月23日です。バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が「米国の量的緩和縮小」について議会証言したことがきっかけでした。次に大きかった調整は、2015年8月のチャイナショックです。今回の調整は一番右のオレンジの棒で、過去最大の下げ幅を記録したと言われますが、率で見れば最近5年間でも年1回程度の下落率であったということが分かります。今回の調整がこれで終わるかどうかは不明ですので、もう少し様子を見る必要があると思います。

◎今日のテーマ:格付投資情報センター(R&I)の「NISAスクリーニングの抽出基準」3

(前回の投稿の続き)

⑤ 運用会社が日本版スチュワードシップコードの受け入れに賛同(2017年12月27日現在)(「国内株式」および「国内株式中小型」のみ)

私の感想→同センターは、このコードに基づく会社の商品が、中長期的な資産形成に役立つと考えています。このコードに対するそれぞれの会社の姿勢がよく分かりませんから、「そうですか」としか言いようがありません。逆にみれば、この基準で抽出されなった会社があるとすれば、その会社を知りたいと思います。

これらの基準に基づいて商品を抽出した後、いくつかの項目のデータとレーティングを、R&I『NISA スクリーニング』2018 年版の表に載せています。具体的には、実質信託報酬、純資産総額、リターンとリスクのレーティングの項目です。この表について、いくつか気が付いたことがありましたので述べたいと思います。もし、私の勘違いの部分があればご容赦をお願い致します。

① 基準によるレーティング

抽出基準を検討してきました。しかし、せっかく基準があって、各商品について検討したのですから、抽出するだけでなくレーティングをしてくれたら、参考になると思います。

② 一日あたりの出来高・金額

情報が十分にない一般の個人投資家にとって、出来高は重要な項目です。それによって、買いたいと思った時にすぐ買えるのか、売りたいときにすぐ売れるのかを判断したいと思います。純資産総額の大きさでも、規模はある程度分かりますが、銘柄によって取引量が少ない商品があると困ります。

③ ニッセイ外国株式インデックスファンドは?

表の商品の中に、ニッセイ外国株式インデックスファンドが見当たりません。純資産総額800億円を超えていますし、信託報酬も最低クラスですので、当然この表に入っていると思っていました。また、楽天・全世界株式インデックス・ファンド、楽天・全米株式インデックス・ファンドもありません。重要な銘柄がこんなにたくさん載っていないということは、私の見方が悪いのでしょうか。