持ち株会の株式について:倒産して株式の価値がゼロになるケース 4倍になるケース

資産運用の考え方、経験

前回までの「私の運用実績」については、今後順番に現在までの経緯を説明していきますが、時々、資産運用についての考え方、経験などをお話しします。

持株会の株式を売るタイミング:損切り

私が以前勤めていた会社の持株会で、ある人は掛け金を払い続けた後、2008年にリーマンショックのあおりを受けて、株価が暴落したときに損切りしました。しかし、実はその後株価が4倍になったのでした。私は、株を持ち続け、株価上昇の恩恵を受けた一人です。

持株会の株式を売るタイミング:倒産

一方、私の連れ合いは、私とは別の会社に勤めていたのでしたが、社員持株会で累計400万円の株式を買い、退職後もその株式で持っていました。株主優待を利用していたのですが、その会社が倒産して、株式の価値がゼロになったという経験をしました。自分の金融資産と勤めている会社が同じ運命にならないように数年に1回は引き出して、倒産の心配のないETFに換えるか、最初から持ち株会に入らないことも資産防衛の一手段だとおもいます。

社員持株会に関する会社の希望

会社としては、社員持株会は安定株主として大事であるから、できるだけ、持ち株会に大口加入してほしいし、そのまま長期に保有してほしいと思っています。しかし社員である個人は、会社と株式価値の共倒れは是非とも避けなければなりません。私の連れ合いは、ずいぶん前に、勤めていた会社を辞めていたので、倒産と株の価値ゼロというダブルパンチは食わなかったものの、株の価値ゼロという一発だけでも十分に大きなダメージです。もし、株式の価値がゼロになった上に、会社の倒産で自分が大幅減給や、整理解雇になったとしても誰も補填してくれません。かわいそうにという言葉もないかもしれない。株式は、上がる時も、下がる時も、価値がゼロになる時も、自分の責任です。

資産は分散しなくてはいけません。

株式は、上がっているときはこのまま上がり続けるのではないかという錯覚に陥りやすいものですが、価値がゼロになることもあります。それを防ぐには、ETFなどの資産に分散することがより安全です。
もし、管理職などの職にあって、その立場上、自分の会社の持株会から自分の持ち分を引き出して現金に換えることが体面上できにくいとしても、何らかの理由、例えば教育費や住宅ローンの返済などの理由を付けて、それなら仕方ないなと思ってもらって、現金として引き出すことを時々すべきであると思います。資産分散をという理由をそのまま伝えて、波風を立てる必要はないので、何らかの形で取り繕って、自部の資産は自分で守らなければ誰も守ってくれません。

2011年3月の私の運用実績:円高でかなり資産が減少 資産を銀行から証券会社に移す

2011年3月の私のポートフォリオです。

2010年4月に本格的資産運用を始めて、最初の1年間の資産運用益のグラフが次の通りです。箱のように見えるものが一つあるだけなので分かりにくいかもしれませんが、2010年4月は開始時点ですのでゼロになり、2011年3月が最初の運用益です。1回分ですので、箱のように見える棒グラフも一つだけです。

目盛がマイナスになっているので、マイナスの運用益、つまり、運用損です。

指数(2010年4月の元本合計が100)で表していますので、指数1が100万円と考えていただければ、イメージが沸きやすいかと思います。

今は日経平均が22000円台ですので、これほどの運用損が出るとは、理解しがたいかもしれませんが、2011年はこのような時代だったのです。

ただし、損切りをしていませんので、実損は発生していません。

     資産運用益

 

円高の進行

1年前の2010年4月に比べて、2011年3月はドル円が約10円安の83円に下がりました。ユーロの為替レートも125円から120円に下がりました。豪ドル円の下げはわずかでした。

資産を銀行から証券会社に移す

この1年間で銀行の定期預金を3分の2に減らしてUSMMF、ユーロMMF、豪ドルMMFを増やしたのですが、そこで円高になったので為替変動が大きく響きました。個別株は変動がありませんでしたが、TOPIXもこの1年間はあまり変動しませんでした。自由に投資できる資金を銀行から証券会社に移したので、MRFとMMFを増やしました。生命保険はこの1年間で解約したので、資産としてはゼロになりました。

DBは不変、DCは減少

DB(Defined Benefit Plan:確定給付年金:企業年金)はリターンが低い反面、為替や株式相場の影響を受けにくいので、変動しませんでしたが、DC(Defined Contribution Plan:確定拠出年金)は、全額を外国株式で運用していたため、減少しました。

円高による評価減でも慌てず

この年の10月にはドル円が75円まで下がったので、外貨資産、株式とも評価損を出してしまいました。しかし、今振り返ってみても、当時、特に焦った記憶はないような気がします。ETFや為替は個別株と違ってゼロになる心配ががないので、いつか元に戻ると思っていたからかも知れません。