『R&Iファンド大賞 2018』投資信託20年部門 国内株式 純資産総額(百万円)

◎今日のグラフ:『R&Iファンド大賞 2018』投資信託20年部門 国内株式 純資産総額(百万円)

『R&Iファンド大賞 2018』投資信託20年部門 国内株式 純資産総額(百万円)
ハイブリッド・セレクション アセットマネジメントOne株式会社      11,261
シュローダー日本ファンド シュローダー・インベストメント・マネジメント株式会社        6,129
キャピタルオープン 日興アセットマネジメント株式会社        3,395
1306 7,767,822

700分の1

棒グラフが1本しか見えませんが、左の3本のファンドには、非常に細い赤い線があります。1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)が7兆円以上なのに対して、最優秀賞のハイブリッド・セレクションが113億円ですから、700分の1に過ぎません。ですから、細い線でしか書けないのです。

純資産総額は重要な基準

私が10年ほど前に、どのETFを買うべきかを検討したときの基準の一つが、純資産総額1兆円以上でした。

商品廃止の不安

私は、今まで何度か自分の投資している商品が廃止になった経験があります。確定拠出型年金の外国株式ファンド、ユーロMMFなどです。純資産総額が小さい銘柄は、廃止になる恐れがあります。そこで、投資信託が廃止になった時は、どうなるのかを野村証券に聞いたことがあります。その時の回答は、「廃止直前の取引額で清算する」というものでした。取引額がたまたま低ければ、損をすることになりかねません。

取引量が少ないのは困ります

廃止まで行かなくても、日々の取引量が少なければ、まとまった量を売却するときには、安い価格でしか売れない恐れがあります。そこで、ETFについては、純資産総額が1兆円を上回っていることを必要条件としました。これだけ大きな金額であれば、まず廃止になる恐れはありません。

インデックスファンドの基準は1000億円程度?

一方、インデックスファンドについては、1兆円という基準は非常に高いので、もっと低い基準が必要と考えています。つみたてNISAで利用している「野村つみたて外国株投信」の純資産総額は2018年4月現在16億円ですが、マザーファンドの「野村外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAI(確定拠出年金向け) 」は1000億円を超えていますし、今後増加が期待できると考えています。

純資産総額で大差

『R&Iファンド大賞 2018』投資信託20年部門 国内株式 について、3回に分け、信託報酬、トータルリターン、純資産総額の観点から検討してきました。結論は、コストを含めたトータルリターンは1306と大差なかったものの、純資産総額で圧倒的な差がありました。このため、私は1306を購入してよかったと思います。今後も、1306を保有し続けます。バイ・アンド・ホールドです。