低コストインデックスファンドの純資産総額・コスト・リターン2024年10月

日本人に人気のある低コストインデックスファンドの純資産総額、経費率、トータルリターンを一覧表にしました。

私は、娘、息子に1、2、3を勧めています。

全体として「eMAXIS Slim」シリーズの優位性が際立っています。しかし、「slim」が付いていない銘柄「eMAXIS」は、信託報酬が高いので要注意です。

◆ 純資産総額

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が5兆円、全世界株式(オール・カントリー)が4兆円台です。

インデックスファンドの1兆円越え銘柄は4銘柄です。

これ以外にアクティブファンドの

A・バーンスタイン・米国成長株投信D
世界厳選株式オープン<為替Hなし>
A・バーンスタイン・米国成長株投信B
GSテクノロジー株式ファンド B(H無)
GESGハイクオリティ成長株式F(H無)

の5銘柄が1兆円を超えていますが、信託報酬が高いので買ってはいけない銘柄です。

◆ 信託報酬

前月と同じです

◆ 1年リターン

アメリカ、世界、日本は20%台後半です。
「三菱UFJ国際-eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」が、この表の中の実績で最低の10%台です。
NASDAQ100インデックスは30%台で、S&P500の28%前後を上回っています。

日本では超低金利が長年続いてきたので、30%という数字を見ても信じられないかも知れませんが、本当の数字です。100万円預けると1年後に130万円になったのです。ただし、最近の高リターンは極端で、通常は10%程度のリターンです。

◆ 3年リターン

バランス型だけが一桁、日経が約10%でした。それ以外は20%程度です。

◆ 5年リターン

バランス型だけが一桁台でした。日経225以外は20%前後です。

最近15年間の傾向から言えること

  • アメリカのS&P500の投信(ETFを含む。以下同じ)が良い
  • NASDAQは良い
  • インデックスファンドは良い
  • 日本の投信は良くない
  • ヨーロッパ、新興国の投信は良くない
  • アクティブファンドは良くない
  • バランスファンドは良くない
  • 高配当銘柄は良くない
  • 増配銘柄は良くない

結論:ウォーレン・バフェットの言う通り、資産の90%をS&P500の投信(ETFを含む)に投資するのが良い。

       銘     柄 純資産総額(百万円) 信託報酬(%) 1年リターン(%) 3年リターン(%) 5年リターン(%)
1 SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 1,861,116 0.09380 28.78 20.25 22.14
2 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 775,522 0.09889 26.90 18.54 20.19
3 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 4,478,515 0.05775 25.74 17.03 18.74
4 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 5,663,643 0.09372 28.87 20.37 22.29
5 SBI・V・全米株式インデックス・ファンド 291,000 0.09380 27.79 18.40
6 ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイNASDAQ100インデックスファンド 214,082 0.20350 30.55
7 三菱UFJ-eMAXIS NASDAQ100インデックス 127,879 0.20350 30.26 20.36
8 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 827,786 0.09889 26.88 18.59 20.22
9 eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 309,669 0.14300 13.20 7.76 8.33
10 ニッセイ日経225インデックスファンド 296,158 0.27500 20.89 10.69 13.60
11 楽天・全米株式インデックス・ファンド 1,701,829 0.16200 27.77 18.36 21.36
12 eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) 583,622 0.05775 26.28 17.37 19.10
13 野村つみたて外国株投信 163,248 0.20900 26.17 17.27 19.03
14 はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー) 33,655 0.05775 25.81
銘柄 運用方針 ベンチマーク
1 SBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 「バンガード・S&P500ETF」を通して、米国の代表的な株価指数であるS&P500指数(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。 S&P500株価指数(円換算ベース)
2 ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 日本を除く主要先進国の株式に投資することにより、MSCI コクサイ インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。購入時および換金時の手数料は無料です。 MSCI コクサイ インデックス(配当込み、円換算ベース)
3 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 日本を含む先進国ならびに新興国の株式に投資し、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざして運用を行います。 MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)
4 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 米国の株式に投資し、S&P500指数(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざして運用を行います。原則として為替ヘッジは行いません。 S&P500(税引き前配当金込/円換算ベース)
5 SBI-SBI・V・全米株式インデックス・ファンド 「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」を通じてCRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)に連動する投資成果を目指します。 CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)
6 ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイNASDAQ100インデックスファンド 主として、ニッセイNASDAQ100インデックスマザーファンドの受益証券を通じて、実質的に米国の株式等に投資することにより、NASDAQ100指数(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。実質組入外貨建資産については、原則として為替ヘッジを行いません。 NASDAQ100指数(配当込み、円換算ベース)
7 三菱UFJ国際-eMAXIS NASDAQ100インデックス 米国の株式市場(NASDAQ100指数(配当込み、円換算ベース))の値動きに連動する投資成果をめざします NASDAQ100指数(配当込み、円換算ベース)
8 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 先進国株式インデックス MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)と連動する投資成果をめざして運用を行います。原則として、為替ヘッジは行いません。 MSCIコクサイ・インデックス(円換算ベース)
9 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 各投資対象資産の指数を均等比率で組み合わせた合成ベンチマークに連動する成果をめざして運用を行います。各マザーファンド等を通じて、日本を含む世界各国の株式(DR(預託証書)を含む)、公社債および不動産投資信託証券(リート)に実質的な投資を行います。原則として、為替ヘッジは行いません。 合成指数
10 ニッセイ-ニッセイ日経225インデックスファンド 「ニッセイ日経225インデックスマザーファンド」を通じて、実質的に国内の証券取引所上場株式に投資することにより、日経平均株価(225種・東証)の動きに連動する成果を目標に運用を行います。 日経225
11 楽天-楽天・全米株式インデックス・ファンド 米国株式市場の動きをとらえることを目指して、CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)に連動する投資成果を目標として運用を行います。 CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)
12 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) 日本を除く先進国ならびに新興国の株式に投資し、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本、配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざして運用を行います。原則として為替ヘッジは行いません。 MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本、円換算ベース)
13 野村つみたて外国株投信 先進国と新興国の株式に投資し、MSCI ACWI(除く日本、配当込み、円換算ベース)の中長期的な動きを概ね捉える投資成果を目指して運用を行います。 MSCI ACWI(除く日本、配当込み、円換算ベース)
14 野村-はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー) MSCI ACWI(配当込み、円換算ベース)の中長期的な動きを概ね捉える投資成果を目指して運用を行ないます。 MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(税引き後配当込み、円換算ベース)