パックンはS&P500か全世界株式のインデックスファンドを推奨 下

<昨日の続き>

世界トップのグローバルカンパニーに投資できる

これまでの話を聞いて、「すぐにでもインデックスファンドに投資をしたい!」と思っている、そこのあなた!

その行動力は素晴らしいですが、もう少しだけ話を聞いてください!

インデックスファンドを選んだ時点で、すでにかなり正しい投資の選択をしています。

でも、インデックスファンドにも商品はいろいろあります。

先ほど紹介したように、日経平均株価に連動するものもあれば、海外の株価指数に連動するものもあります。あるいは、債券型のインデックスファンドやREITなども。

もう早く教えてほしいよね。その中から、僕が正解だと思う商品を言っちゃいます。

僕が一番おすすめするのは、「S&P500」という株価指数に連動するインデックスファンドです。

僕だけではなく、多くの投資家も、S&P500を勧めています。

「投資の神様」もS&P500を評価

ちなみに、「S&P500」は、アメリカの企業500社によって構成されています。

すごいのがその顔ぶれ。たとえば、次に挙げる企業は、S&P500の構成銘柄の一部なんだけど、みんなも社名を一度は聞いたことがあるんじゃない?

  • アップル
  • マイクロソフト
  • アマゾン・ドット・コム
  • テスラ
  • ジョンソン&ジョンソン

そういえば、「投資の神様」と呼ばれるウォーレン・バフェットさんも、S&P500を評価しています。

バフェットさんが妻に「遺産の90%をS&P500に投資するように」と遺言を遺していることが明らかになり、大変話題になりました。

バフェットさんは優良企業に投資をすることで知られています。

彼は、優良企業の条件を「お堀(economic moat)がある」と表現していました。

一国に集中投資をするのを危険と思った人は…

ちなみに、ここで言うお堀とは、参入障壁のことです。

つまり「特別な商品やサービス、ブランドイメージがあって、競合他社がなかなか戦いを挑めないような企業が強い」というわけ。

身近な例でいうと、日本のお笑い界では吉本興業のお堀が深い。ちなみに、僕の顔と同じくらいの堀の深さかな……。

このお堀を持っている強い企業が、S&P500にはたくさん含まれています。

たとえば、スマホを選ぶときは、iPhoneかAndroidのほとんど二択だよね?

だから、ほかの会社がここに乗り込もうと思っても、たぶん勝てません。

で、このアップルとグーグルの両方が、S&P500には含まれています。

とても心強い!

これまで分散投資を勧めてきたから、「えっ? アメリカ一国に集中投資をするのは危険じゃない?」と思った方もいるかもしれないよね。

それは、すごく良い気づきです!

そういう人は、全世界株式のインデックスファンドを選んでもいいと思う!

米ドルベースの資産も持っていると、円安が進んだときに安心
けれど、僕としては、S&P500のインデックスファンドでも問題はない、と思っています。

というのも、S&P500に入っている会社の多くは、世界中でビジネスをしており、世界の経済成長の恩恵を受けているからです。

日本で暮らすみんなの生活も考えてみて。

毎日iPhone かAndroid スマホを使って、Twitter を見て、マイクロソフトのWindows で仕事をして、アマゾンで買い物をして、ディズニーの映画を観て、ナイキの靴を履いて、長距離移動のときはボーイングのジェット機に乗っていますよね?

まずは、アメリカを代表してお礼を言うね。いつもありがとう!

そして、みんなの生活を思い出すとわかるのが、アメリカの商品の消費者が多い日本の経済が成長することは、アメリカ企業の業績にも良い影響を与えるということ。つまり、S&P500に入っている企業自体に地域分散の要素があります。

それに、アメリカのインデックスファンドは世界の基軸通貨である米ドルをベースに運用されていることも魅力的です。

僕がこの本を書いている2022年には円安がかなり進んで、日本円の価値が相対的に下がっているけれど、こういうときに米ドルベースの資産も持っていると安心だよ。

優良株だけに自動投資

ちょっとしつこいと思われるかもしれないけれど、もう少しだけS&P500の話をさせてください。

さっき紹介したウォーレン・バフェットさんが、あるヘッジファンドオーナーと2008年に賭けをしたときの面白いエピソードがあります。

その掛け金はなんと100万ドル!

日本円にして1億円以上のお金を「ポン!」と賭けられるなんて、さすがバフェットさんだよね。

で、「投資方法を考えて、10年間の利益が多いほうが勝ち」というルールにしたといいます。

バフェットさんと競った相手は、有名なヘッジファンドのオーナーです。

彼は投資先として優秀なヘッジファンド5本を特別に選びました。

ちなみに、「ヘッジファンド」というのは、エリート投資家向けの1口数千万円もする投資信託のことです。一般の人にはわからないような高度な投資テクを駆使します。

その一方で、我らのバフェットさんが選んだ投資方法は、S&P500に連動するインデックスファンドでした。

構成銘柄は定期的に見直しが行われている

ここからも、バフェットさんがS&P500を高く評価していることがわかります。

そして10年後の2017年末に結果を比べると……、バフェットさんの圧勝!

その10年間で、S&P500がヘッジファンドチームの3倍以上の利益率を見せたのでした。

これによって、バフェットさんは「へッジファンドは株式市場に勝てない」という自分の考えを、身をもって証明してくれました。

この話を聞いて「おすすめどおりにS&P500を買ったとしても、株価とかを見て対応したほうがいいのでは?」と思った人もいるかな?

でも、そんな必要はほとんどないです。

というのも、S&P500の構成銘柄は定期的に見直しが行われていて、元気な企業が残ったり、新しく入ったりしながら、元気のない企業は自然淘汰されます。

実際にほったらかしていても、自然と優良銘柄だけに構成銘柄が整備されるから、本当に何もしなくて大丈夫なんです。

そうそう!

バフェットさんの賭けが終わった後、掛け金の100万ドルはどうなったか、気になりますよね?

これは、バフェットさんが選んだ慈善事業に、競争相手のヘッジファンドオーナーから寄付するという形になったらしい。

とってもかっこいいよね!

僕も近々、友達と「100万ドル寄付じゃんけん」でもしようかな……!

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