インデックスファンドとETFの比較3

◎今日のグラフ:対面証券の売上高(概算)

売上高(2018年3月決算:兆円)
野村證券 1.9
大和証券 0.6
みずほ証券 0.4
SMBC
日興証券
0.4
三菱UFJ
モルガン・
スタンレー証券
0.3

証券会社によって異なる商品の品揃え

ETFとインデックスファンドを比較するだけでは、自分にとって良い商品が何なのかを検討することはできません。自分が口座を持っている証券会社によって、商品の品ぞろえに違いがあるので、自分の気に入った商品を買うことができない場合があるからです。個人の資産運用の手順を解説してある書籍やムックを読むと、「最初に商品を選んでから、その商品を扱っている証券会社を選びなさい」と書いてあります。しかし、もし、すでに証券会社に口座を持っていれば、その証券会社で扱っている商品で事足りているかどうかを調べる方法も有力だと思います。

銀行の商品は検討しない

銀行の商品は手数料が高く、良い商品がほとんどないので、私にとって検討の埒外にあります。

私の証券口座は、野村證券だけ

既に30年以上の取引があります。しかも、日本最大の証券会社なので、安心感があります。私の父親は、数十年前に山一証券に口座を持って、電話で株式の売買をしていました。日本の証券会社の場合には、もし会社が倒産しても、顧客の財産は保全されると言われていますので、おそらく、どの証券会社でも心配はいらないと思いますが、できれば、大きい証券会社の方が安心感があります

国債でも安心できない

絶対に安全だと言われていた、日本の国債が太平洋戦争直後には紙切れになったこともありますし、私の連れ合いは持株会で購入した株式が紙切れになったこともあります。ある程度の用心をするに越したことはありません。

野村證券の品揃えは十分か?

そこで、野村證券の商品の品揃えで、私のニーズが満たされるかということを、常に検討してきました。日本のETFである1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)の取り扱いはあります。アメリカのSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)の取り扱いもあります。そのほか、VOO、VGK、VWOなどの取り扱いもあります。従って、ETFに関しては、国内、国外ともに品揃えは、ある程度満足のいくものです。iDeCo、NISA、つみたてNISAの品揃えも問題ありませんでした。従って、私の場合、他の証券会社に口座を開設する必要はないのです。ただし、ネット証券に比べて、売買手数料が高いので、もう少し安くしてほしいと思います。

対面証券会社は1社で十分

対面証券会社の中では、野村證券の品揃えが比較的充実しているので、他の対面証券会社を検討する考えはありません。

若い世代には課税される投信積立が重要

しかし、私の子供たちには、野村證券ではなく、SBI証券を進めようと考えています。私にとって必要がなく、子供にとって必要がある商品は、課税される投信積立のための低コストなインデックスファンドです。

インデックスファンドに重点を置くならSBI証券

課税される投信積立とは、iDeCo、つみたてNISAの限度額を超えた部分の投信積立のことです。具体的にはニッセイ外国株式インデックスファンドが最も望ましいと考えていますが、野村證券は扱っていません。また、信託報酬が年0.594%の外国株式インデックスファンドはありますが、信託報酬が高すぎて、子供には勧められません。従って、SBI証券に口座を開設させようと思いますが、2社に口座開設すると煩雑ですから、野村證券には口座は開設しないことになります。

課税される投信積立は一般財形と同じ位置づけ

財形貯蓄には、住宅財形と年金財形以外に一般財形が必須のように、証券会社もiDeCoとつみたてNISAに対応するだけでなく、課税される投信積立の低コストインデックスファンドが必須の時代だと思います。

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