住宅

◎今日のテーマ:住宅、年金

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古い社宅

住宅には、持ち家(戸建て、マンション)と賃貸(社宅・官舎・賃貸)がありますが、私は50歳まで社宅に住んでいました。社宅は狭く、古く、見栄えが悪く、連れ合いからも、子供からも評判が良くありませんでした。子供は、「汚い社宅だから友達を呼べない」と不満を言っていました。社宅の良いところは、賃料の安いところです。当時の賃料は、現在の固定資産税よりも安いので、自宅を持ってから社宅のありがたみを改めて実感しています。そして、狭い社宅で家族全員そろって生活していた時が最も幸せだったような気がします。幸せは、きれいな住宅やお金の多さではないのです。

賃貸と持ち家

賃貸か、持ち家かという問題も大事です。特にサラリーマンの場合には、転勤の可能性があり、更にはリストラという問題があります。会社や事業の寿命がどんどん短くなる経済状況の中で、数十年にもわたる長期のローンを組んでも大丈夫なのでしょうか。

リストラ、士業事務所の経営

最近は、株主の立場が強くなってきましたので、会社経営が傾いたときのリストラは当然として、予防的な措置としてのリストラも増えてきました。サラリーマンだけでなく、弁護士・公認会計士・弁理士など士業についても、21世紀に入って合格者数が2倍、3倍と急増した結果、過去のような安定した事務所経営が難しくなってきました。このため、収入が減少した場合に住宅ローンを返済できない恐れがあります。アメリカのように、中古住宅の流通がしっかりしていて、適切な価格で売却できれば良いのですが、日本の場合には中古住宅の価格はかなり低くなりがちです。

マンションの管理費は戸建てなら不要

私は、マンションより戸建てを好みます。マンションは管理人の人件費を負担しなければなりませんが、戸建てなら自分が作業してその人件費を浮かすことができます。また、修繕積立金の金額が適切なのかどうかが分かりません。ブラックボックスになっている項目はできるだけ少ない方が良いと思います。

子供の教育に問題のあるタワーマンション

マンションで特に気を付けなければいけないのは、タワーマンションです。学習塾の教師の訴えるところによると、タワーマンションの高層階に住んでいる子供は、自然、社会、友達と接触する時間が極めて短いので、学習塾に入った後、学力が伸びないと言われています。また、大人に関しても、鬱(ウツ)になり易い傾向があるらしいのです。これらの傾向は大規模な調査をした結果ではないので、科学的・統計的な正確さには欠けるかもしれませんが、正確な結果が証明されるまでには時間がかかり過ぎるので、気になる人は情報収集したり、予防措置を講じた方が良いかも知れません。

借金はしない

今後、日本にインフレが来そうだから、それに賭けて低金利の住宅ローンを組むという考えもあるかもしれませんが、ギャンブルになるかもしれません。借金は少ないほど良いと思います。また、住宅ローンを利用する場合には、変動金利に賭けることはせず、必ず固定金利を選ぶでしょう。ところで、私は50歳まで自宅購入を待って、現金で買いました。

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