◎今日のグラフ:日経225のETF出来高
ETFを必要な時に買い、必要な時に売るためにはある程度の取引量があることが必要です。1321 野村 日経225上場は、1日の出来高が180,583株ですから、1株22,000円とすると約40億円の取引です。十分な取引量と言えると思います。ほかの銘柄については、それぞれの投資家の保有資産等によるでしょう。
コード ETF名 | 日経225のETF出来高 2018年3月の、とある日 |
1329 iS日経225 ETF | 6,814 |
1397 SMAM 日経225 | 392 |
1369 One 日経225 | 2,369 |
1320 大和 上場日経225 | 73,590 |
1346 MAXIS 日経225 | 17,825 |
1321 野村 日経225上場 | 180,583 |
1330 日興 上場225 | 87,890 |
1578 日興 上場225M | 106 |
◎今日のテーマ:格付投資情報センター(R&I)の「NISAスクリーニングの抽出基準」2
(前回の投稿から続く)
③ 年複数回分配型ではない(決算回数が年 1 回である)
私の感想→「分配を多くする投信は運用資産が成長しづらく、中長期的な資産形成には向かない。また、分配金を再投資する場合、再投資分は新たな非課税枠を使ってしまい NISA の非課税メリットが減少する。」との説明があります。この説明は一般論としては理解できます。しかし、ETF先進国のアメリカで最大のSPY(SPDRのS&P500のETF)も、資産家で投資家のウォーレン・バフェットの推奨するVOO(アメリカバンガード社のS&P500のETF)も配当は年間4回です。日本では毎月分配型の投資信託が問題になっていますが、それは毎月の配当に加えて、購入時手数料と運用管理費用(信託報酬)も高いことの合わせ技として問題視されていると思います。金融庁も代表的なETFとして、SPYやVOOを認めています。したがって、決算回数が年1回だけというように狭めてしまうのは正しいのでしょうか。
④ 信託報酬が相対的に低い : 「実質信託報酬(%)」が同分類の中で割高上位4分の1に入らないこと
私の感想→投資初心者が、知らないうちに高コストの商品に投資することを防ぐことは大事です。したがって、この項目について異論は全くありません。改善していただきたいのは購入コストや管理費用(信託報酬)を隅の方に目立たなく書くのではなく、もっと見えやすい場所に大きな字で書いてほしいのです。お酒のアルコール成分、たばこのニコチンタールはわかりやすいところに書いてあります。八百屋さんの原産地表示も徹底されるようになりました。つましい生計を立てている八百屋さんも、消費者目線でやるべきことをしているのですから、証券会社もぜひ信託報酬と購入コストをわかりやすく大きな字で書いてください。今後ますます高齢化が進みますので、大きな字でなければ見えません。
(続く)