あなたのお金とコロナウイルス:あなたの質問に専門家が答える 1

新型コロナウイルスのお金に影響について、アメリカの考えをニューヨークタイムズ紙の2020年3月13日の記事で読もうと思います。以下は拙訳です。

あなたのお金とコロナウイルス:あなたの質問に専門家が答える

タラ・シーゲル・バーナード、アン・カーンズ、ジェフ・ソマー、ロン・リーバー

コロナウイルスは正式にパンデミックになりました。ブルマーケットは公式に終わりました。次に何が来るかを知っている人はいません。

不確実性が大きい時、お金に関して合理的な決定をすることは難しい。ユア・マネー・ニュースレターの読者に、最も心配していることを聞きました。数十名が質問を送り、それを要約するとともに、それに対して私たちが答えます。

1.私はリタイヤしています。私のポートフォリオをもっと現金に移すべきでしょうか?

テキサスで長年ファイナンシャル・プランナーをしているハロルド・エバンスキーは率直に答えました。

「現金に向かうと、今から5年後に猫の餌を食べる羽目になることを意味するかもしれない。」こんな時期でも、リタイヤした人は、株と債券のバランスの取れたポートフォリオが、ほとんどの場合必要なのです。そうして貯蓄をインフレに追い付かせ、成長させることになるかもしれません。

しかし生活に最低限必要十分な現金を持つこともまた重要です。エバンスキーは、現金を二つのバケツから考えることを勧めています。一つ目は1年分の生活費を持つこと。2番目は孫の大学授業料に役立てるような、今後の5年間に必要となる大きな出費のためのものです。

これらの入れ物にお金を蓄えて有れば、不安定なマーケットを安全に乗り切ることが可能かもしれません。本当に必要な現金を使ったら、投資ポートフォリオから得たリターンでバケツに補充するのです。

2.下落するマーケットに買いに入る適切なタイミングはいつか?

マーケットがいつ底を打つか分からないので、分散して投資するのです。自分の資金の一部を徐々に投資するのです。「私たちの頭はパニックに適切に反応しませんし、他のみんなが怖がっているときに合理的な決定をできないでしょう。」とリソルツ・ウェルス・マネジメントの調査部長は言います。「プランを持つ必要がある。」

例えば、使いたいと思うお金をもう5,000ドル持つとしましょう。その過程で感情抜きに自動的に投資するようなスケジュールを立てるのです。例えば一週間おきの水曜日に500ドル投資するかもしれません。

3.利率が下がったので住宅ローンを借り換えるべきでしょうか?

場合に依ります。返済期間を30年から15年に短縮して住宅ローンを早めに返済できるかもしれません。毎月の返済額が上がるかもしれませんが、リタイヤ後やあるいはそれ以前に予算を自由にできるかも知れません。

住宅ローンを30年のままにして低利で固定することも可能です。こうすると毎月の返済額を引き下げられますが、結局はより多くの利子を長期にわたって支払うことになるかもしれません。

4.年金があればなあ、と思います。退職者は年金保険を考えるべきでしょうか?

もしかするとそうかも知れません。もし年金のような収入を望んでいるのなら、いわゆる一括払い年金保険が役立つかもしれません。あなたは保険会社にまとまったお金を払い、その代わりに生存期間中(あるいは一定期間)、保障された毎月の支払いをしてくれるのです。基礎的な固定費―住宅費、食費、税金―を計算し、社会保障でカバーできない部分の収入を賄うことを勧めます。

受取額は長期利子率に結びついているので、新たに低下しました。その結果、いわゆる配当性向も急落しました。一つの次善策は、5年間にわたる年金商品を資産の一部を使って買うなど、保有商品を増やすのです。

別のマイナス面:いったん保険会社に現金を渡したら、使うことはできません。(相続人のために死亡保険に入ることはできますが、自分の収入は減ります。)

5.私はマイホームを売る必要がありますが、いつ売るかに困っています。売却代金で生活しなければなりません。さてどうしましょう?

ほとんどの市場で住宅供給は不足していて住宅ローンは低いので、良い兆候です。しかし、これはコロナウイルスが広がるにつれ変化します。

住宅購買需要は、COVID-19で大打撃を受けているシアトルで減少しましたが、国内の他の地域では減少していない、と仲介業者のレドフィンは言います。全米不動産協会は「即時調査」を3月9日に発表しました。それによると、住宅購入者数は11パーセント減少し、販売者数は7パーセント減少しました。

しかし、ウイルスのインパクトは急激に変化するので、次にどうなるかは全く分かりません。

6.住宅を契約するところなので、株と債券のポートフォリオから現金が必要。どこから引き出せばよいか?

まず、そういうことをしてはいけません。頭金や大学の授業料のような近い将来の支出に必要な現金は、株のようなリスクの大きい有価証券で持つべきではありません。長期保有なら市場下落を乗り越える時間があるので、一般的に投資はリタイヤのような長期の目標のために使うべきです。10年未満に必要なお金は、どこか安全なところに置くべきです。「まず最初に、そんなところに置くべきではありません。」とサン・フランシスコのファイナンシャル・プランナーのエリッサ・ブイエは言います。

しかし、遅すぎる――ほかに現金の出どこがないとすれば――のですから、債券から引き出すのが最も合理的です。株式は最近数週間明らかに急落していますから、回復するにはいささか時間がかかるでしょう。債券から引き出すのです。債券価格は利子率の反対方向に動きますが、最近は上昇しています。

<明日に続きます。>

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