5月は、つみたてNISAを33,000円積み立てただけで、他に変動はありません。
TOPIXとS&P500のETF
国内のETFは1306(TOPIX連動型上場投資信託(ETF))だけで、特定口座が40%、NISAが5%です。外貨ETFは2銘柄ともS&P500のETFで、VOO(バンガード社のS&P500のETF)、SPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)です。すべての銘柄が、日米の代表的なETFなので、コロナショックが来ても何も心配することはありません。一時的に、株価が下がることはあっても、個別株式と異なり、倒産する心配はありません。
新型コロナは大恐慌よりもひどいことになる?
しかし連れ合いは、3月19日前後の急落時点で、「新型コロナは、大恐慌よりもひどいことになる。VOOは今の200ドルから、もっと下がる。今のうちに売って、もっと安くなったら、買い戻そう。」といい始めました。しかし、翌日から株価は上昇し、VOOは280ドルまで戻りました。2月の下落途中で、270ドルの時に200万円ほど購入しましたが、それ以外は買うことができませんでした。
日米への分散だけでも良いか?
ところで、連れ合いは上記の通り、日米の代表的ETFであるSPY、VOO、1306を保有していますが、私はそれに加えて、VGK(ヨーロッパのETF)、VWO(新興国のETF)も保有しています。日米だけよりも、日米欧新興国に分散投資した方が安全だと言われていますが、今回のコロナウイルスの場合はどうだったのでしょうか。
1位日本、2位アメリカ、3位ヨーロッパ、4位新興国
3か月、1年、3年、5年のトータルリターンは、すべて日米がヨーロッパ・新興国を上回っています。アメリカの株式は相変わらず好調で、ウォーレン・バフェットが自分の遺産の90%をS&P500 運用するように遺書に書いたのもうなづけます。さらに、今回のコロナショックでは、日本株式が好調でして。連れ合いのポートフォリオは、日本株式の割合が多すぎるのではないかと長い間、思っていたのですが、今のところ45%を1306(TOPIX連動型上場投資信託(ETF))にしておいて良かったという評価ができます。
銘柄 | 地域 | 3ヶ月トータルリターン | 1年トータルリターン | 3年トータルリターン | 5年トータルリターン |
SPY | S&P500 | 2.89% | 10.38% | 9.92% | 9.52% |
VOO | S&P500 | 2.95% | 10.31% | 9.95% | 9.57% |
VGK | ヨーロッパ | -6.19% | -5.10% | -1.38% | 0.06% |
VWO | 新興国 | -9.21% | -4.95% | -0.92% | -0.26% |
1306 | TOPIX | 6.00% | 4.51% | 2.47% | 1.01% |
1306(TOPIX連動型上場投資信託(ETF))の状況を確認しようと思います。
1306の5年間チャート
過去5年間の株価チャートです。過去5年間の最高値は2018年1月の1944円でした。今年3月には1306円まで下がりましたが、現在は1640円です。最近では今年の1月に家の修繕のために350万円ほど1306を売却しましたが、そのころは1株1800円でした。じたばたせずに、お金が必要な時になった時に売るというのがよさそうです。
ファンドの目的
TOPIX(対象指数)に連動する投資成果を目指します。
TOPIX
東証市場第一部に上場しているすべての日本企業(内国普通株式全銘柄)を対象とした、時価総額加重型の株価指数です。TOPIX は、1968年1月4日を基準日とし、基準日の時価総額を100ポイントとした場合、現在の時価総額がどの程度かを表します(算出開始日:1969年7月1日)。
望まれていた商品
設定日は2001年7月11日ですから、19年近くが経過しました。このETFが、発売されたときは、やっと望んでいた商品が出たと喜んだものでした。
竹中平蔵の失言
この頃、竹中平蔵経済財政・金融相は閣僚懇談会で閣僚に、ETFの購入を推奨、さらにその後の記者会見で「ETFは絶対儲かる」と発言しました。私のような素人でさえ、この発言はしていけないと分かるのに、耳を疑いました。この時だけでなく、竹中氏の発言を聞いていると、弁舌さわやか意味不明のことが多いので、この人の発言を見聞きしたいと思わなくなりました。
その後の衆院予算委員会で「これは市場操作かある意味の風説の流付にあたり、ある意味で犯罪だ」と追求され、発言を撤回したうえで、陳謝していました。
現在、1306の純資産総額は11.7兆円まで増加しましたがこのうち、かなりの部分を日本銀行が保有していますので、注意を要する状態です。
経費率 0.11% (税込0.121%)
1306の投資信託組入れ上位銘柄は次の通りです。
名称 | 数量(%) |
トヨタ自動車 |
3.32 |
ソニー |
1.90 |
キーエンス |
1.77 |
ソフトバンクグループ |
1.66 |
武田薬品工業 |
1.54 |
日本電信電話 |
1.41 |
三菱UFJフィナンシャル・グループ |
1.32 |
第一三共 |
1.27 |
任天堂 |
1.18 |
これらの企業のうち、キーエンスを見てみましょう。
時価総額は10兆7863億円です。
事業内容は、FAセンサーなど検出・計測制御機器大手。生産は国内工場軸に外注。持分にジャストシステム
【連結事業】電子応用機器の製造・販売100【海外】53(2019.3)
本社所在地 : 大阪市東淀川区東中島
設立年月日 1974年5月27日
従業員数(単独) 2,388人 従業員数 (連結) 7,941人
平均年齢 35.8歳 平均年収 21,100千円