2年半で6.1%の増加
2018年1月に始めたつみたてNISAは、積立額が大きくなるにつれて、取得金価額と評価額の差が大きくなってきました。2020年7月の積立総額は1,023,021円、評価額は1,085,019円ですから、評価益は61,998円、6.1%の増加です。評価益はまだ大したことはありませんが、このままのペースで20年間積み立てるとどうなるでしょうか。計算を単純化して、以下の通りの前提を置きます。
- 2年半で100万円ずつ積み立てる
- 2年半で評価益が6万円になる
- 2年半の利回りが12%になる
年数 | 2.5年分積立額 | 2.5年分元利合計額 | 総額 |
2.5 | 100 | 106 | 106 |
5.0 | 100 | 106 | 225 |
7.5 | 100 | 106 | 358 |
10.0 | 100 | 106 | 507 |
12.5 | 100 | 106 | 673 |
15.0 | 100 | 106 | 860 |
17.5 | 100 | 106 | 1,069 |
20.0 | 100 | 106 | 1,304 |
利益は504万円
積立額は20年で800万円、それが20年後には運用の結果1304万円になります。差額は504万円で、このお金には税金がかかりませんから、利益が確定されます。
NISAかつみたてNISAか
ここで、高齢者にとって問題となるのが、NISAとつみたてNISAのどちらを選ぶべきかという問題です。65歳の人を例にとって考えてみましょう。
平均寿命と平均余命
つい最近、2019年の平均寿命が発表され、女性が87.45歳、男性が81.41歳でした。65歳の平均余命は、少し古いデータですが、平成28年では、女性が24.38歳、男性は19.55歳です。
平均値でなく中央値で見る
すると、男性は20年生きられないと思うかもしれませんが、半分以上の人は22年半生きられます。その理由は、平均余命は平均値で表されますが、半分の人と言った時には、中央値で考える必要があります。
中央値は平均値よりも3年長い
中央値とは、「大きい順にならべたときに真ん中にくる値」です。平均寿命が85歳でも、人間は、0歳や10代で死ぬ人もいます。その反対に85歳の2倍の170歳で死ぬ人はいません。つまり、死亡年齢は85歳を軸にした対象ではなく、非対称なのです。このため、中央値は平均値よりも3年長いのが、寿命の特徴です。このため、男性の半分は19.55+3=22.55歳以上の余命があります。
70歳前後までつみたてNISAをフル活用可能
従って、67歳の男性はつみたてNISAの期間をフルに活用できる確率が半分です。同様に、女性は72歳までつみたてNISAを有効利用できます。ただし、この時に認知症になっているかどうかは分かりません。結局つみたてNISAをフルに使いたいのであれば、男性は67歳、女性は72歳まで可能かもしれません。
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ファンドの特色
- 日本を除く主要先進国の株式に投資することにより、MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
- 購入時および換金時の手数料は無料です。信託報酬等コストは以下の通りです。
- 購入時手数料: ありません。
- 換金時手数料: ありません。
- 信託財産留保額: ありません。
- 運用管理費用(信 託 報 酬):ファンドの純資産総額に年率0.1023%(税抜0.093%)で、ファンドから負担します。
- 監査費用 ファンドの純資産総額に年率0.0011%(税抜0.001%)をかけた額とし、ファンドから負担します。
基準価額・純資産
基準価額・純資産の推移は以下の通りです。肌色の目盛りは右軸で、純資産総額です。折れ線グラフの目盛りは左軸で、青が基準価額、水色が税引前分配金再投資基準価額、赤がベンチマークです。2013年12月10日に設定され当時の基準価額10,000えんは、6年半後の現在、16,142円まで上昇しました
国・地域別組入比率
⇒ 7割がアメリカで、業績の良いアメリカの株式がファンド全体を押し上げています。
国・地域 | 組入比率 |
アメリカ | 71.0% |
イギリス | 4.9% |
フランス | 3.8% |
スイス | 3.5% |
カナダ | 3.4% |
ドイツ | 3.2% |
オーストラリア | 2.3% |
オランダ | 1.5% |
香港 | 1.2% |
その他 | 5.4% |
業種別組入比率
⇒ 情報技術は、ほとんどがアメリカでしょう。
業種 | 組入比率 |
情報技術 | 21.90% |
ヘルスケア | 14.30% |
金融 | 13.00% |
一般消費財・サービス | 10.40% |
資本財・サービス | 9.20% |
コミュニケーション・サービス | 8.70% |
生活必需品 | 8.30% |
素材 | 4.30% |
公益事業 | 3.50% |
エネルギー | 3.50% |
不動産 | 2.90% |
組入上位10銘柄
⇒ 大きな変化はありません。
銘柄 | 比率 | |
1 | アップル | 4.2% |
2 | マイクロソフト | 3.8% |
3 | アマゾン・ドット・コム | 3.0% |
4 | フェイスブック | 1.4% |
5 | アルファベット(C) | 1.1% |
6 | アルファベット(A) | 1.1% |
7 | ジョンソン・エンド・ジョンソン | 1.0% |
8 | ネスレ | 0.9% |
9 | ビザ | 0.9% |
10 | プロクター・アンド・ギャンブル | 0.8% |
取扱販売会社は以下の通りです。
⇒ 三菱UFJ銀行 が追加になりました。
- 今村証券
- 岩井コスモ証券
- エイチ・エス証券
- auカブコム証券株式会社
- SMBC日興証券
- SBI証券
- 岡三オンライン証券
- 光世証券
- GMOクリック證券
- 東海東京証券
- フィデリティ証券
- ほくほくTT証券
- 松井証券
- マネックス証券
- 楽天証券
- 香川銀行
- 京都銀行
- ジャパンネット銀行
- ソニー銀行
- 大光銀行
- 三重銀行
- 足利信用金庫
- 三菱UFJ銀行