つみたてNISAナビ 9

<昨日の続き>

「つみたてNISAナビ」の信託報酬の安い商品のうち、このブログで、あまりとりあげることのなかった商品を確認します。

SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド

ファンド設定日:2019年9月26日 ⇒ 発売からまだ1年経っていません

◎ 資産構成 比率 (現金等には未収・未払項目などが含まれるため、マイナスとなる場合があります。) 

  • SBI・バンガード・S&P500インデックス・マザーファンド 100.5%
  • 現金等 -0.5%

◎ マザーファンド 比率 (マザーファンドはバンガード社が運用を行う
「バンガードⓇ・S&P500 ETF」を主要投資対象とします。)⇒ほぼ全額をバンガード・S&P500ETFで運用しています。

  • バンガード・S&P500ETF 100.1%
  • 現金等 -0.1%

基準価額と純資産総額の推移

基準価額は、VOO(アメリカS&P500のETF)と同じ動きをしています。純資産総額は、基準価額が大きく落ち込んだ2月下旬から3月いっぱいは、ほぼ横ばいでした。その理由は、基準価額が落ち込んでも、購入額がその落ち込みをカバーしていたということになります。その後の4~5月は順調に純資産総額が増加しています。5月末時点で、基準価額は10,239円 、純資産総額は 372億円です。

設定来8か月の収益率は2.39%です。

マザーファンドにおける投資信託証券(ETF)の組入上位10銘柄は以下の通りです。新型コロナウイルス騒動の後なのでヘルスケア業種が好調で、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が6位、ユナイテッドヘルス・グループが10位に入っています。

銘柄名 業種 ファンドの割合(%)
1 マイクロソフト 情報技術 5.53
2 アップル 情報技術 5.25
3 アマゾン・ドット・コム 一般消費財・サービス 4.02
4 アルファベット コミュニケーション・サービス 3.39
5 フェイスブック コミュニケーション・サービス 2.14
6 ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J) ヘルスケア 1.55
7 バークシャー・ハサウェイ 金融 1.44
8 ビザ 情報技術 1.31
9 プロクター・アンド・ギャンブル(P&G) 生活必需品 1.14
10 ユナイテッドヘルス・グループ ヘルスケア 1.14

ファンドの費用

  • 購入時手数料 :ありません。
  • 信託財産留保額 :ありません。
  • 運用管理費用(信託報酬):ファンドの日々の純資産総額に年0.0638%(税抜:年0.058%)
  • 実質的に投資対象とする投資対象ファンドの信託報酬等 :  年0.03%程度
  • 実質的な負担: 年0.0938%(税込)程度

販売会社一覧

  • 株式会社SBI証券
  • 岡三オンライン証券株式会社
  • マネックス証券株式会社
  • 株式会社佐賀銀行

SBI・新興国株式インデックス・ファンド(雪だるま(新興国株式))

SBIの株式インデックス・ファンドの低信託報酬商品には、新興国、先進国、全世界の3種類があります。そのうち今回は、新興国のファンドを取り上げてみます。

ファンド設定日:2017年12月6日 ⇒設定から2年半が経っています。

資産構成                     金額  比率

  • 新興国株式インデックスマザーファンド    36億円 100.1%
  • 現金等                     0億円 -0.1%

マザーファンド                                                 金額     比率

  • 投資信託証券                                                    36億円    99.4%
  • 現金等                     0億円   0.6%

基準価額と純資産総額の推移

新型コロナウイルスの影響で大きく落ち込みました。S&P500がかなり回復したのに比べると、回復までには時間がかかりそうです。

設定来の収益率は -14.55% です。2年半前の水準からは遠く落ち込んでいます。

純資産総額は 36億円ですから、コロナショック直前の水準は上回っています。

組入上位10銘柄

名称 国・地域 業種 比率(%)
1 アリババ・グループ・ホールディング 中国 一般消費財・サービス 7.78
2 騰訊控股[テンセント・ホールディングス] 中国 コミュニケーション・サービス 6.43
3 台湾積体電路製造 [TSMC/台湾セセミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー] 台湾 情報技術 4.98
4 中国建設銀行 [チャイナ・コンストラクションン・バンク] 中国 金融 1.57
5 ナスパーズ 南アフリカ コミュニケーション・サービス 1.45
6 メイチュアン・ディアンピン 中国 一般消費財・サービス 1.38
7 リライアンス・インダストリーズ インド エネルギー 1.28
8 中国平安保険(集団) [ピンアン・インダストリーズ] 中国 金融 1.26
9 中国工商銀行 中国 金融 1.13
10 JDドットコム 中国 一般消費財・サービス 0.92

上位10社のうち、中国が7社ですが、台湾、南アフリカ、インドも1社ずつ入りました。

国地域別の割合では、中国が4割を占めています。