先月より6千万円下落しました。率にして12%です。
リーマンショックの時には半分になったので、12%下落は驚くことではありません。
また、去年の8月の水準を上回っているのですから、最近6か月間が上がり過ぎたとも言えます。

株価は下落しましたが、不動産はどうなるのでしょうか。
価格が上がり過ぎて、買えない問題が深刻さを増しています。1990年前後の不動産バブルの頃と同じ状況です。
住宅購入に親援助「ママパパ銀行」使ってる? 1000万円以上は15%
令和住宅物語「家が買えない」(3)
2006年4月1日 日経
同じ年収でも家を買える人と、買えない人がいる。時にそれを分けるのは親による資金提供だ。日本経済新聞社の調査では住宅購入時の「親による資金援助」は6割が不在だったが、1000万円以上の援助を受ける人も15.8%いた。海外では「ママパパ銀行」の有無が、住宅取得の格差を生むという指摘もある。
世帯年収は1500万円、でも「ストックがないから買えない」
「フローはそこそこあるのに、ストックがない。そういう人間は、かなり妥協した家しか買えないのだと痛感する」
金融機関で働く男性(32)は世田谷区にある1LDK、40平方メートルの賃貸マンションに家賃13万3千円で住む。駅から徒歩15分でバス停は5つ目。家賃は安いが、IT企業勤務の妻(27)と3歳になる息子が小学生になる前に家がほしいと考えている。
希望は、育児支援が充実している都内で、実家がある小田急線沿線だ。だが、そう条件を絞った時点で駅近は手が出せない。
駅から徒歩15分以上の3LDKの築20年の中古マンションでも2024年秋時点で7900万円ほど。現在は同じマンションで、階は違うものの同じ間取りで1億1450万円まで値上がりした。「世帯年収は1500万円ほどだが、それだけじゃ家は容易に買うことはできない」
億ション、義父が半分支払い「キャッシュフローに余裕」
一方、都内で共働きをする女性(27)は昨年、1億3000万円ほどの築20年超・80平方メートルの中古マンションを購入した。自分の職場がある東京駅近くまで20分ほどで出られる駅の徒歩3分の物件だ。
夫婦共に地方出身で「地元なら豪邸が建つ金額」に驚きはある。でも、都内の家には資産としての価値がある。購入を後押ししてくれたのは義父だった。義父が半分ほど出して、残りはペアローンで払う。夫婦と義父の3人の名義になっている。
世帯年収は2000万円ほどで、夫婦のペアローンだけで買えないことはなかったが、義父の援助があることで「日々のキャッシュフローに余裕が出て助かった」。義父家族としては将来の相続対策にもなるという。
女性は「夫の仕事場にも近く、将来子どもができたときも両立できそう。莫大なローンを組んで仕事を辞められないようなリスクも減る」と話す。
親からの住宅資金の援助「なし」が60%で最多
日本経済新聞社は日経リサーチと共同で2025年12月2〜5日、日経電子版などの利用に必要な「日経ID」の所有者を対象にオンラインで住宅に関する調査を実施し、学生を除く20~50代の男女計1408人から回答を得た。
現在の住まいは「持ち家」が46.3%、「賃貸」が42.8%、「実家・その他」が10.9%だった。
「持ち家」の人に、購入の際に親からの資金援助(自身の親、パートナーの親合計)について聞いた。「なし」が60.0%で最も多かった。購入金額の「1割未満」が11.5%、「1割以上〜2割未満」が9.7%、「2割以上〜3割未満」が7.2%と続く。3割未満がおよそ9割を占めた。

金額で聞くと、「0円」が60.0%、「500万円未満」が15.1%、「500万円以上〜1000万円未満」が6.4%、「1000万円以上〜1500万円」が6.3%だった。1000万円以上でみると15.8%が該当した。

英シンクタンクは「格差を拡大」のリポート
欧米諸国でも住宅価格の高騰は深刻な社会問題になっている。親が資産を持ち、住宅費を出してくれるといった「Bank of mum and dad(ママパパ銀行)」の有無が格差を広げているという指摘もある。
英シンクタンクの財政研究所(IFS)は2023年に「ママパパ銀行が若い世代の経済的格差を拡大させている」とするリポートを発表している。
「Bank of mum and dad」に関する英研究所のリポート
英国では毎年170億ポンド(約3.6兆円)が非公式に贈与や貸し付けされており、そのほとんどが成人した子どもの住宅購入時や結婚時に、親から贈られるものだという。
英国での贈与のチャンスは、親の経済状態によって異なる。例えば、親が大学教育を受け、持ち家を所有する場合、その子供は、20代から30代前半にかけて、賃貸住宅に住む親の子供に比べて約6倍もの資産移転を受けるという。
日本でも「ママパパ銀行」から資金や住宅をうけられる人もいれば、空き家と言った「負債」をママパパ銀行から受け取る人もいる。今後、金利が上がれば、金利がないママパパ銀行から資金を得るメリットはさらに大きくなる。資産がある人だけが「資産になる家」を得る構図が加速する可能性もある。