成績の良い個人投資家はどんな本を読んでいるか

「マネーのまなび」アンケート調査。回答数9000人以上のうち、「1億円以上の資産」と「4年連続プラス」の投資家の回答をランキングで紹介。

  1. 敗者のゲーム
  2. ウォール街のランダム・ウォーカー
  3. 金持ち父さん・貧乏父さん
  4. わが投資術
  5. お金の大学
  6. JUST KEEP BUYING
  7. サイコロジー・オブ・マネー
  8. ピーター・リンチの株で勝つ
  9. 最高の株式投資
  10. ほったらかし投資術

1.敗者のゲーム

チャールズ・エリス (著), 鹿毛 雄二 (翻訳), 鹿毛 房子 (翻訳)

世 界 100 万 部 の 超 ロ ン グ セ ラ ー。
資 産 運 用 の 常 識 を 変 え た 伝 説 の 一 冊 !

「市場と投資の本質」を伝える投資哲学の名著として、世界中で読み継がれてきたベストセラーを、最新データに基づき全面リニューアル。

変動するマーケットに一喜一憂する。じっくり考えて決めた投資計画を無視して、高値で買い安値で売ってしまう。そんな経験をしたことがある方は少なくないでしょう。では、市場動向に左右されることなく、大切な資産を守り、実り豊かな人生を実現するには、どうすればいいのでしょうか? 本書ではその現実的な対応を教えます。

著者のエリス氏は、投資の成功は、値上がり株を見つけることでも、ベンチマーク以上の成績を上げることでもなく、「自ら取り得るリスクの限界の範囲内で、長期的な投資計画や資産配分方針を入念に策定し、市場の動向に左右されず、徹底的にその方針を守り抜く」ことだと言います。

そのための方法として詳しく紹介するのが、「インデックス・ファンド」への投資です。本書では、個人投資家が押さえるべき運用基本方針のポイント、成功する投資信託や確定拠出年金の選び方、投資の基本原則などについても広く解説。プロ・アマ問わず投資に関わる全ての人に広く役に立つ内容になっています。

2.ウォール街のランダム・ウォーカー

バートン・マルキール (著), 井手 正介 (翻訳)

◆全世界で読まれている「投資のバイブル」
1973年の初版以来、全米累計150万部を超え、「投資の名著」として絶賛されるベスト&ロングセラー、A Random Walk Down Wall Streetの最新版。本書の主張は「インデックスファンドへの投資がベスト」というシンプルなものだが、類書と異なる点は、なぜ他の投資方法がインデックス投資に比べて劣っているのかを、データを示してしっかり論じているところだ。過去のデータを鑑み、アクティブファンドの長期リターンが市場平均を下回ることを証明し、「猿がダーツで選んだポートフォリオを運用するのと等しい」とこき下ろすあたりは、読んでいて痛快かつ明快である。
硬派な内容でありながら、数式はほとんどなく、グラフや表を多用しており、初心者にも理解しやすくなっている。間抜けなテクニカル分析手法やチューリップからITに至るバブルの話など、読み物としても面白く読める。
◆改訂のポイント
本改訂では、第4章の「21世紀の歴史」に仮想通貨の話題を3項ほど追加したほか(仮想通貨はとんでもないバブル、実体のないいい加減なものと言い放っているが)、前回の改訂で追加した「第11章 「スマート・ベータ」は本当に役立つか」の章をさらに拡充。
スマート・ベータとは、時価総額(TOPIX)や株価(日経平均)のような”単純”な要素にウエイトを置くのではなく、「財務指標」や「株価の変動率」、「配当」など、より”スマート(賢い)”な要素にウエイトを置く考えのことで、日本でもETFや投資信託の拡充で関心が高まっている。本書ではより「リスクパリティ」(それぞれ保有する商品のリスクが均等になる考え)である投資手法を解説のメインに据えている。

3.金持ち父さん・貧乏父さん

ロバート キヨサキ (著), 白根 美保子 (翻訳)

全世界シリーズ累計4000万部、日本シリーズ累計410万部突破!
最初に読むべき「お金」の基本図書

すべての原点となる1冊目。まずはここからはじめよう!
お金の力を正しく知って、思い通りの人生を手に入れよう。
変化の時代のサバイバルツールとして世界中で読まれ続けるベスト&ロングセラー、待望の改訂版。

この本は……
金持ちになるためにはたくさん稼ぐ必要があるという「神話」をくつがえす。
持ち家が資産だという「信仰」を揺るがす。
資産と負債の違いをはっきりさせる。
お金について教えるのに、学校教育があてにできないことを親にわからせる。
そして、お金について子供たちに何を教えたらいいかを教えてくれる。

4.わが投資術

清原 達郎 (著)

■話題沸騰 連続重版たちまち24万部突破!
個人資産800億円超。長者番付1位となった伝説のサラリーマン投資家・清原達郎。
咽頭がんで声帯を失い、引退を決めたいま、全人生で得た株式投資のノウハウを明かす
■新NISA完全対応! すべての投資家のバイブル誕生
私には後継者がいない。ならばすべてのノウハウを全部世の中に「ぶちまけてしまえ」という気持ちになった。今や株式市場は「個人が自由に儲けることができる市場」です。2024年からは新NISAも始まりました。「やらなきゃ絶対損」という個人にとっては夢のような制度です。(本書より)
■株式投資に才能など存在しない。「自分の失敗からどれだけ学んだか」だけだ。

5.お金の大学

両@リベ大学長 (著)

貯める・増やす・稼ぐ・守る・使う
一生お金に困らない「5つの力」の基本!

◎人生6大固定費の見直し方法
◎必要な保険は3つだけ
◎マイホームより賃貸をおすすめする理由
◎おすすめの副業診断
◎初心者でもプロに勝てる資産運用法
◎やってはいけない投資の見抜き方

生活・仕事・老後のお金の不安を減らし、自由に生きるためのノウハウがぎっしり!
累計再生数8億回超! チャンネル登録者数265万人!
日本一わかりやすいお金の教養チャンネル「リベ大」の
誰も言わないけど、やれば人生が変わる

6.JUST KEEP BUYING

ニック・マジューリ (著)

全世界2000万部突破『Atomic Habits』著者ジェームズ・クリアー絶賛!
「お金に関する価値ある知恵と実践的なアドバイスが満載」

さらに「ビジネスブックマラソン」編集長・土井英司氏絶賛!
「『金持ち父さん 貧乏父さん』以来の衝撃!
パーソナルファイナンスの常識にことごとく疑問を呈し、
データによって新たな事実を突きつけています。
気になるトピックに明確な答えを出しており、
賢い人生設計を考える読者には、ぜひ読んでいただきたい一冊。
これまでの常識を覆すパーソナルファイナンスの新常識が書かれた本で、
一読の価値があります。
400ページを超える大著ですが、
あまりに面白くて一気に読めました。
文章も読みやすく、これは自信を持っておすすめできる一冊です」

全米屈指のデータサイエンティストによる、
お金を貯め、富を築くための証明済の方法。
投資初心者からベテランまで、わかりやすく、面白く学べる唯一無二の本。

100年以上にも及ぶ信頼性の高いデータに裏打ちされた
「金銭的自立」を目指す全ての人の必読書。

「将来のお金の問題が不安だ」
「投資が大切だと漠然とわかっているが、なかなか行動に踏み切れない」
「貯金や投資を始めてはみたものの、自分の方法が正しいかどうか確信が持てない」
といった数年来の悩みを解決する究極の書。

【著者からのメッセージ】
本書の内容を端的に表せば、こうなるだろう。

データサイエンティストが書いた、
お金を貯め、富を築くための証明済の方法。

巻末プレミアムの「21の黄金ルール」には、
本書のおもな内容と実用的なポイントを簡潔にまとめてある。

本書では、第1部の「貯金力アップ篇」と第2部の「投資力アップ篇」で
興味深いエピソードとすぐ応用できる実践的なヒントを紹介した。

なにより重要なのは、これらの質問に対する答えが、
単なる個人的意見や推測ではなく、
100年以上に及ぶ信頼性の高いデータと証拠に裏づけられたものであることだ。

結果として、本書が提示するアドバイスには、
世間一般に流布している金融に関する通説とは
正反対のものもある。
その中には、意外な真実を明らかにする、
驚くべき答えも含まれている。

ただし、本書の目的は
いたずらに議論を呼ぶような主張をすることではない。
通説を鵜呑みにせず、
データを駆使して真実を探し出すことだ。

これから紹介する戦略に従えば、
あなたは間違いなく、
これまでより賢く行動し、
確実に豊かになれる。

7.サイコロジー・オブ・マネー

モーガン・ハウセル (著), 児島 修 (翻訳)

FIRE(早期リタイア)を目指す人
投資で資産を築きたい人
不安のない老後を過ごしたい人など
全世代必読の世界的ベストセラー、ついに上陸!

あなたのお金、投資、ビジネスにおける判断は、
個人の経験や独自の世界観、
エゴ、プライド、マーケティング、
奇妙なインセンティブなどに影響されています。

本書は、19のストーリーからその事実を知り、
富を築けない「貧乏マインド」から
抜け出すための一冊です。

・「目的のない貯金」ほど、価値が高い
・人の投資判断は、「いつ、どこで生まれたか」に影響される
・“十分な量”の資産を築くためのシンプルな方法
・ウォーレン・バフェットの純資産の95%以上は、65歳以降に得たもの
・投資の成否を決めるのは「全体の1%以下」の行動……

など、私たちのお金、投資、ビジネスとの付き合い方を

根本から変える一冊です。

8.ピーター・リンチの株で勝つ

ピーター リンチ (著), ジョン ロスチャイルド (著), 三原 淳雄 (翻訳)

著者ピーター・リンチは、全米NO.1ファンドマネジャーとまでいわれた株式投資界の伝説の人物である。リンチはアメリカの株式市場が不況に吹き荒れていた1977年から1990年の13年間で、2000万ドルだったマゼラン・ファンドを140億ドルという驚異的なファンドに育て上げた。
本書は、そのファンドマネジャーの座を降りた直後の1989年に出版された原書『ONE UP ON WALL STREET』の邦訳である。翌年の1990年に日本でも出版されたが、2000年を期に「ミレニアム版への序章」が新たにつけ加えられて再出版された。その序章で「アマチュアの強み」が述べられていることからもわかるが、本書はリンチが個人投資家に向けて「基本的な情報と勇気を与えるため」に書いたものである。プロの投資家として成功の秘訣を余すところなく語る一方で、プロが買う株や市場の噂に惑わされず、アマチュアの優位性を遺憾なく発揮した投資法を説く。

そのなかでリンチは、「ピーター・リンチや他のプロが買っている株は無視しろ」と、ものすごいことを平気で言う。同様に「株で金儲けをするのに株式市場全体の予測をする必要はない」など、率直なアドバイスとその理由を明快に語る。また、投資の対象は、単純な事業をやっていて、退屈な名前ほどいいと言ったり、株式に成功する人を遺伝や環境のせいにする人について、「私の寝た揺りかごの上に株価ボードがあったわけではない」と言ったり、ユーモアのある話ぶりには飽きるところがない。

本書は「投資を始める前に」「有望株の探し方」「長期的視野」の全3部からなり、株の判断に役立つ数字の解説や株の分類による株動向のとらえ方、情報収集のポイント、ポートフォリオ、売買のタイミングなど、投資の基本から実践的な内容までが並ぶ。

ただ、本書はアメリカ市場に基づいているため、リンチの投資法をそのまま日本市場に当てはめて考えるわけにはいかない。しかし、本書から得られる投資の基本的な知識、考え方、心構えは普遍的なもので示唆に富んでおり、初心者だけでなく、ある程度経験を積んだ投資家にとっても得られるものは多いはずだ。(大角智美)

9.最高の株式投資

配当太郎 (著)

■「ギャンブル」とは無縁。不況にも強い配当株投資

配当株投資とは、株を保有していることで、その企業が利益の中から株主に分配する「配当金」によって利益を得る……という投資法です。
株式投資というと、切った張ったの派手なマネーゲームを連想する人もいるかもしれませんが、配当株投資はそうしたギャンブル的な要素とは無縁な存在です。

10万円を投資しても、それが明日には100万円に化けることは期待できませんが、着実に配当金を積み上げていけば、やがて100万円の利益を手にする日がやってきます。

その間、株価の動向に一喜一憂する必要はなく、仕事の合い間などに忙しなく株を売買する必要もないのが、この配当株投資の一番の利点です。

稼ぐ力があり、株主に対してきちんと利益を還元する企業に投資して、配当金が積み上がっていくのを淡々と楽しむ……。
これが配当株投資の本質であり、無謀な株の売り買いを繰り返さなくても、十分に恩恵を受けることができるのです。

■ 配当株投資のポイントやノウハウをしっかり深掘り

配当株投資には、成功のための秘策や裏ワザはありません。
大事なポイントは、

・できるだけ早く始めること
・きちんと投資先を選んで株を取得すること
・一時的な株価の動きに動揺せず、前向きに株数を増やし続けること

にあります。
難しく考える必要はなく、基本さえマスターすれば、誰にでもできることです。

本書では、初心者にはわかりやすく、株式投資を始めている方には新たな発見をしていただくために、配当株投資の持ち味とノウハウを徹底的に深掘りしてお伝えします。

■「はじめに」より一部抜粋

子供の頃に雪ダルマを作った経験がある方ならご存じでしょうが、大きな雪ダルマも、最初はゴルフボールくらいの小さな雪玉から始まります。
配当株投資も同様で、最初に10万円を投じて株を買っても、1年目に得られる配当金は3000円くらいだと思います。

それが積み上がって100万円を投資できるようになれば、毎年3万円くらいの配当金が得られるようになります。
核の部分がしっかりしていれば、雪ダルマと同じように、そう簡単に崩れてしまう心配はありません。私はこうして得られる利益を「配当金ダルマ」と呼んでいます。

投資金額が1000万円に到達すれば、配当金ダルマの成長スピードが一気に急加速することになります。
ゴルフボールくらいの雪玉をコロコロと転がしていくと、次第に表面積が増してきて、ある段階に来ると、急に変速ギアを入れたように大きくなるスピードが速くなりますが、あの瞬間と同じことが起こるのです。

詳しい計算方法は本文でお伝えしますが、毎年10%の増配があれば、100万円の配当金が、およそ7年後には2倍の200万円になります。
15%の増配が続けば、わずか5年で200万円に到達できるのです。

ある程度まで配当金ダルマが大きくすれば、自重でドンドンと転がるようになり、大きく成長することになります。
本書では、コツコツと配当金ダルマを育てていくことで、投資金額1000万円、増配率10%を実現するための取り組み方を詳解していきます。

10.ほったらかし投資術

山崎 元 (著), 水瀬 ケンイチ (著)

ベストセラー『ほったらかし投資術』が7年ぶりの全面改訂!
運用方法が過去2版と大きく異なり、もっとシンプルに、もっとほったらかせるようになりました。
実行マニュアルから口座の開き方、素朴な疑問へのアンサーなど大幅加筆で初心者も安心。
2024年スタートの新NISAにも対応。お金の不安から解放されて、より良い人生を。

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