日米英の家計金融資産の推移

◎今日のグラフ:日米英の家計金融資産の推移

日本、アメリカ、イギリスの家計金融資産の過去20年にわたる推移を金融庁の資料から持ってきました。

 

アメリカ

20年間で3.11倍になりましたが、そのうち運用リターンによるものが2.32倍で、残りの0.79倍が元本増です。

イギリス

20年間で2.27倍になりましたが、そのうち運用リターンによるものが1.63倍で、残りの0.64倍が元本増です。

日本

20年間で1.47倍になりましたが、そのうち運用リターンによるものが1.15倍で、残りの0.32倍が元本増です。

元本が増えれば、当然運用リターンも増えますが、それ以上に運用リターンが増えています。

日米英の家計金融資産構成比

銀行預金では増えない

それでは、なぜ日本の運用リターンが低いのかということになります。その理由は、日本の家計金融資産のうち現金・預金の占める割合がとても大きいことです。日本は51.9%、アメリカは13.7%、イギリスは24.4%です。なぜ日本人が、これほど現金預金を好むのかについて、研究者は考えているのでしょうが、私にはわかりません。私が十数年前に勤めていた会社で確定拠出年金(DC)の責任者をしていた時に、その会社の社員の90%がDCの運用商品として銀行預金を選びました。その時の幹事金融機関によると、9割の社員が銀行預金を選ぶのは当社だけでなく、日本の企業はどこでも9割なのだそうです。なお、その時に私の選んだ運用商品は、外国株式のファンドでした。その商品の信託報酬はゼロ%だったと記憶しています。その後その商品は廃止になってしまったので、その代わりに選んだのが、信託報酬の最も安い日経平均に連動するインデックスファンドでした。元本は約600万円で、その評価額は、2007年ごろには800万円に上昇した後、リーマンショックで400万円になり、現在は1100万円台で推移しています。

DC評価額は元本の2倍

このDCの評価額の推移は、まさに日米の金融資産の推移と同じです。多くの日本人は現金・銀行預金を選択して、20年前からほとんど増えていないのです。そして、全額を株式に投資した人は約2倍になっているのです。

S&P500のETFが最も有利

私はギャンブルが好きではありません。パチンコやマージャンは少しやったことがありましたが、あまり上手ではありませんでした。競馬、競輪、競艇などはやりません。一方で、ドル円の外国為替やS&P500の相場の推移は過去数十年にわたって調べました。その結果、

日本の銀行預金<USMMF<S&P500のETF

ということがわかりました。現在の私のポートフォリオは、この結論を生かしたものになっています。そして、運用実績もアメリカの平均的な家計と同様の運用リターンになっています。

 

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