野村證券から外国証券分配金支払いのお知らせが届きました。
バンガードFTSEエマージングETF(ティッカーコードはVWO)
- FTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ(含む中国A株)・インデックスのパフォーマンスへの連動を目指します。
- インデックス・サンプリング法を用いたパッシブ運用です。
年間の合計分配率は2.71%
日本のETFの分配金支払は年間1回ですが、外国は4回です。VWOの場合は、10月が最も多く1.28%で、最近1年間の合計分配率は2.71%です。日本の代表的なETFである1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)やアメリカのSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)は約2%ですから、それらより高めです。
支払日 | 分配率 |
2019/10/2 | 1.28% |
2019/6/25 | 0.69% |
2019/4/2 | 0.20% |
2019/1/8 | 0.64% |
2018/10/4 | 1.17% |
2018/7/2 | 0.68% |
2018/4/3 | 0.22% |
最近10年間はほぼ横ばい
VWOの設定日は2005年3月4日ですから、14年半の歴史があります。2005年の価格は20ドル台で現在は40.46ドルですが、2007年からの12年間はおおざっぱに言ってほぼ横ばいです。VWOは新興国の株式で、新興国は経済成長が著しいですから、ETFも価格上昇しているのではないかという期待を抱きがちですが、実際には違います。
アメリカが先進国の中で圧倒的成長
それに比べてVOO(アメリカバンガード社のS&P500のETF)は順調に成長しています。新興国よりもアメリカの方が過去においては順調でした。
VOOを買いたくなる
期間ごとのトータルリターンは次の表の通りです。VWOが常に10%未満で、VOOは10%以上です。この実績を見ると、VWOよりVOOを買いたくなります。
2019年6月30日までのトータルリターン | VWO | VOO |
1年間 | 3.27% | 10.48% |
3年間 | 9.28% | 14.15% |
5年間 | 2.28% | 10.67% |
10年間 | 5.56% | (9年)14.23% |
VWOのETF純資産総額は、 638億米ドルですから6兆円以上です。
経費率は、 0.12%です。
新興国なので経費が高めです。
国・地域別シェアは以下の通りです。中国が全体の3分の1以上です。インドはまだ1割強ですが、将来中国を抜くのでしょう。
市場別保有配分 上位10市場 (%) | |
中国 | 34.4% |
台湾 | 13.4% |
インド | 11.2% |
ブラジル | 8.5% |
南アフリカ | 6.6% |
ロシア | 4.2% |
タイ | 4.0% |
マレーシア | 2.9% |
メキシコ | 2.9% |
インドネシア | 2.3% |