連れ合いの資産運用益2018年6月

◎今日のグラフ:2018年6月までの連れ合いの資産運用益

リーマンショックを乗り越えて自動車2台分の評価益

連れ合いは、10年以上前の2007年から、1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)などのETFを中心に投資を始めました。開始直後にリーマンショックの影響を受けたため、2014年までの6年間は、マイナスの評価益、つまり評価損が続きました。しかし、この間も少しずつ1306の追加購入をしたので2015年から、運用益が出始めました。現在は、高級車1台と、中古の普通車1台の合計2台分の運用益です。

相場下落時にETFを売り買いすべきか

2008年から始まった6年間連続の運用損の時期に、連れ合いは、「今ETFを売って、もっと安くなったら、買い戻した方が良い。」と言い、私は「そんなにいいタイミングで、売ったり、買ったりできない。手数料を取られるだけだ。」と主張しました。そんな議論が、3回ほどありました。結局、一度も売らずに、運用損の時代をやり過ごすことができました。それどころか、追加購入もしました。世間では、この時期に、損切りした投資家も多かったようです。

ETFやインデックスファンドはBuy and Hold

ETFやインデックスファンドに、損切という考えは不要だと思います。個別株式なら、価格の変動幅が大きいし、倒産の可能性さえあり得ますので、損切も、場合によっては有効かもしれません。しかし、倒産の可能性のない1306等のETFでは、購入したら、ただ、持ち続ければいいのです。Buy and Hold です。そして、その結果の一例が、連れ合いの、このグラフだと思います。

◎今日のテーマ:どんな商品に投資するのが最も安心か。

国内ETFと外貨ETFを保有

長期で考えれば、
①1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)とSPY(アメリカSPDRのS&P 500の ETF)を半分ずつか、
②1306とSPY(アメリカSPDRのS&P 500の ETF)を3ぶんの1ずつ、VGK(バンガード®・FTSE・ヨーロッパETF)とVWOを6分の1ずつ
が感覚的に一番安心だと思います。なお、SPYはVOO(アメリカバンガード社のS&P500のETF)でも代替可能です。

10年保有すれば2倍が期待可能

株式はリスクがありますので、より安心というよりは、より不安が少ないのはどちらかというイメージです。期待値としては、10年経てば、2倍になっているので、為替や株式相場の暴落が起きても元本を割る可能性は低いと思います。逆にそのような暴落が起きなければ、更に上昇して、安全圏内に突入することを期待でします。

デフレは続かない

一方で不安なのは、全額を銀行預金で保有する場合です。インフレになったら、実質的な価値はみるみる減ってしまいます。現在のように日銀が国債を買い続けていると、今から数年経った後でも、デフレが続くことはほとんど期待できないと思います。

日本株も半分から2分の1持ちたい

SPYの最近30年間の価格上昇率を見ると、SPYに全額を投資方する方法が良いのかもしれません。しかし、日本人が日本国内で生活し、世界経済の中で最も多くの情報が入ってくるのは日本の株式であると考えれば、1306を半分か3分の1持っているのが、安心感があると思います。

日本のETFのウエイトを下げたい

今後の経済成長や日本企業の成長を考えれば、日本の株式割合をゼロか1割程度にすることも当然ありうると思います。本音を言ってしまうと、私の場合は、素人でも買いやすい1306を最初に買ってしまって、それを売るのも嫌なので、そのまま持っているのです。しかも、ラッキーなことに、最近5年間は日本の株式市場が比較的好調なので、持っていてよかったと思います。どの金融商品がいいのかは、結果が出てみないと結論付けられない面が大きいと思います。