金融サービス仲介業

「金融サービス仲介業」がスタート

11月1日から銀行、証券、保険分野にまたがる金融商品を、一つのライセンスで取り扱うことができる「金融サービス仲介業」がスタートしました。銀行分野では「預金や貸し出しなどの媒介業務」、証券分野では「有価証券などの仲介業務」、保険分野では「保険の媒介業務」ができる新ビジネスです。しかし、ライセンス取得に動いている事業者は数社にとどまっています。

「金融サービス仲介業」は、金融庁が進める「貯蓄から投資へ」のカギを握る鳴り物入りの施策で、2020年6月に成立した「金融サービス提供法」によって可能となりました。スタート時に参入するのはフィンテック企業の「400F」とSBIネオモバイル証券の2社だけです。

SBIネオモバイル証券とは何か調べてみましょう。ホームページには以下のように書いてあります。


  • Tポイントで投資ができる
  • ネオモバでは、お買い物やお食事で貯めたTポイントを使って、株やFXなどの投資に利用できます。
  • 毎月ネオモバ限定Tポイント200ポイントがたまります!

ポイント投資とは

  • ショッピングなどで貯まったお手持ちのポイントを使って投資が始められるサービスです。
  • 1ポイント=1円分として使用でき、現金の代わりにポイントで株などを購入できます。ポイントだけ使用して投資を行うこともできますし、現金と組み合わせて投資を行うことも可能です

ポイント投資とポイント運用の違い

●ポイント投資(ネオモバ)
ポイントを使って、実際に金融商品を購入します。金融商品を売却した後は“現金”として受け取れます。
◎証券会社の口座開設が必要

●ポイント運用
投資の疑似体験。株や投信などの動きと連動して“ポイントが増減”します。
◎証券会社の口座開設不要

ネオモバでは国内株式等(単元株・S株)の現物取引が行えます。

主に株を売買することで値上がり益を得たり、保有することで配当金や株主優待を得ることができます。

<取扱商品>
・現物取引
上場株式、国内ETF(国内上場投資信託)、REIT(不動産投資信託)、インフラファンド

<取扱市場>
・東京証券取引所(1部・2部・マザーズ・JASDAQ)
・名古屋証券取引所(1部・2部・セントレックス)
・福岡証券取引所(単独上場銘柄のみ、Q-Board)
・札幌証券取引所(単独上場銘柄のみ、アンビシャス)

ネオモバの5つの魅力

01 日本初!Tポイントを使って株が買える!

投資を初めてみたいけれど、お金がない
ネオモバならお手持ちのTポイントを使って株が購入できるので、気軽に投資が始められます。
もちろん現金での購入も可能です。

1ポイント = 1円相当で利用できます。
ログイン後、Tポイント利用手続き(ID連携)を行えば、今持っているTポイントが、あなたのネオモバ口座に反映されます。

02 500円であの企業の株主に?1株から株が買える!

ネオモバでは、1株単位(S株(単元未満株))で株が購入できます。
例えば数百円で株の購入ができることも!

03 月額220円(税込)で取引放題  ※1ヵ月の約定代金合計額が50万円以下の場合

株式取引では、一般的にお取引ごとに手数料がかかりますが、ネオモバでは月額のサービス利用料のみ!

月間の国内株式約定代金合計額 サービス利用料(月額)
0円~50万円  220円(税込)
300万円   1,100円(税込)
500万円   3,300円(税込)
1,000万円  5,500円(税込)
以下、100万円ごとに1,100円(税込)が加算されます。(上限なし)

04 多くの人にチャンスを! ひとかぶIPO

ネオモバのIPOは1株から申し込みが可能。

05 100円から設定OK!株の「定期買付」で手間いらず

毎月の指定した日に買付けができるよう当社が自動で注文発注するサービスです。 お客さまは事前に買付けしたい銘柄・指定日・金額など簡単な設定をするだけで積み立て感覚で株式を買付けいただくことができます。


以上がSBIネオモバイル証券のホームページでした。

金融庁の説明資料で勉強してみましょう。


金融サービス仲介法制

背景・経緯

○ 情報通信技術の発展により、オンラインでの金融サービスの提供が可能になった。また、就労や世帯の状況が多様化する中、利用者が、様々なサービスの中から自身に適したものを選択しやすくすることは重要。
○ 他方、現在、銀行・証券・保険すべてのサービスをワンストップで利用者に提供する仲介業者は5者のみ。

「金融サービス仲介業」の創設

○ 金融商品販売法を金融サービスの提供に関する法律に改称し、「金融サービス仲介業」を創設。
○ 業態ごとの縦割りだった既存の仲介業と異なり、1つの登録で銀行・証券・保険すべての分野のサービスを仲介可能とするなど、ワンストップ提供に最適化。

金融サービス仲介業:利用者保護のための主な規制

○様々なサービスを取り扱えるよう、金融サービス仲介業には、特定の金融機関への所属を求めない。
○ 代わりに、取扱可能なサービスの制限や利用者財産(サービス購入代金など)の受入禁止、保証金の供託義務により利用者保護を図る。

金融サービス仲介業:その他の規制

○ 金融サービスの仲介を行う場合に利用者保護等のために必要となる規制は、銀行分野・証券分野・保険分野で異なることがある。
○ 金融サービス仲介業については、取り扱うサービスの分野に応じ、必要な規制を過不足なく適用する。


以上が金融庁の資料の内容でした。

私はTポイントを利用していませんから、SBIネオモバイル証券を利用することは無さそうです。

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