アメリカ株式投資
VTIは、バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(Vanguard Total Stock Market ETF)で、米国籍のETF(上場投資信託)です。CRSP米国総合指数のパフォーマンスに連動する投資 成果を目指しあらゆる時価総額規模の米国株式を保有しています。
厚切りジェイソン
この銘柄を推奨しているのが、タレントの厚切りジェイソンさんですが、彼の運営するツイッターの投稿をすべて消したことが話題になっているようです。22万人あまりのフォロワーを持つ人気アカウントです。削除の理由は明かされていなませんが、彼が推奨してきた米国株投資に逆風が吹いているためではないかと見られているそうです。
ジェイソン流お金の増やし方
厚切りジェイソンさんは2021年末に書籍『ジェイソン流お金の増やし方』を上梓。累計38万部を超えるベストセラーとなっていて、「投資先は米国株がおすすめ!」「米国株を推しにするには訳がある」など、米国株投資を推奨しています。
20%の下落率
しかし、アメリカでは、激しいインフレとそれに対応するFRBの利上げを背景に、米国株式は激しい下落に見舞われています。年初来では20%以上下落しました。20%という下落率は、リーマンショック、チャイナショック、新型コロナウイルスショックを経験している投資家からすると、5年、10年に一回は経験することですが、2010年代のアメリカ株の株価上昇を夢見て入ってきた人たちからすると、大ショックだったでしょう。
慌てて売却しないこと
厚切りジェイソンさんは基本的な投資方法として、インデックスファンドによる「長期・分散・積立」投資をうたっており、極めて堅実な投資方法だといえます。書籍内でも、「危機が起きても積み立てたファンドを取り崩さないような準備を」と、今回のような事態が起きても慌てず淡々と投資を継続することを説いています。
VTIデータの翻訳
世界最大級の資産運用会社であるバンガード社の日本法人(バンガード・インベストメンツ・ジャパン株式会社)が2021年2月28日をもって廃業しました。その結果、日本語版のETFの商品説明をやめてしまったので、英語版を日本語に翻訳してその内容を確認します。
製品概要
- CRSP US TotalMarketIndexのパフォーマンスを追跡しようとしています。
- 大型株、中型株、小型株のエクイティは、成長と価値のスタイル全体で多様化しています。
- 受動的に管理されるインデックスサンプリング戦略を採用しています。
- 基金は完全に投資されたままです。
- 費用が少ないため、ネットトラッキングエラーが最小限に抑えられます。
ETFのデータ
- 資産クラス:国内在庫-一般
- カテゴリー:ラージブレンド
- IOVティッカーシンボル:VTI.IV
- 経費率:2022年4月29日現在 0.03%
- CUSIP:922908769
- ETFアドバイザー:バンガードエクイティインデックスグループ
価格と利回り
- 市場価格:2022年5月13日現在 $200.91
- NAV:2022年5月13日現在 $200.94
- 30日間のSEC利回り:2022年4月30日現在 1.37%B
- プレミアム/ディスカウント: -$ 0.03
リスクの可能性
リスクレベル4
中程度から積極的なファンド
中程度から積極的と分類されるバンガード ファンドは、幅広く分散されていますが、実質的にすべての資産を普通株で保有しているため、株価の大きな変動の影響を受けます。 これらのファンドは、長期的な投資期間 (10 年以上) を持つ投資家に適している可能性があります。
⇒VTIは、アメリカのたくさんの株に広く分散されていますが、株式ですからリスクはあります。リスクレベルは4と高く、10年以上そのままにしておく銘柄です。
パフォーマンス
平均年間収益 2022年4月30日現在
⇒ 最近1年間は赤字になっています
1年間 | 3年間 | 5年間 | 10年間 | 2001年5月24日設定以来 | |
トータル・ストック・マーケット ETF | -3.36% | 13.00% | 12.96% | 13.24% | 8.11% |
Spliced Total Stock Market Index (ベンチマーク) | -3.34% | 13.02% | 12.98% | 13.25% | 8.13% |
10,000ドルの仮想成長 2022年4月30日現在
⇒ 10年前に1万ドル投資していたら、34,679.50ドルになっていたということです。
ポートフォリオ構成 株式セクターの分散化
セクター | トータル・ストック・マーケット ETF 2022年4月30日現在 | CRSP US Total Market Index (ベンチマーク)2022年4月300日現在 |
素材 | 2.20% | 2.30% |
一般消費財・サービス | 14.80% | 14.80% |
生活必需品 | 5.60% | 5.60% |
エネルギー | 4.40% | 4.40% |
金融 | 11.10% | 11.10% |
ヘルスケア | 13.30% | 13.30% |
資本財・サービス | 12.80% | 12.80% |
不動産 | 3.80% | 3.80% |
情報技術 | 26.40% | 26.30% |
コミュニケーション・サービス | 2.40% | 2.40% |
公益事業 | 3.20% | 3.20% |
特徴 2022年4月30日現在
- 株式数:4112
- 純資産合計に資金を提供する:1.2兆ドル
- 上位10銘柄の純資産:24.2%
- 外国の持ち株:0.1%
月末の最大保有数10 2022年4月30日現在
1 Apple Inc.
2 Microsoft Corp.
3 Alphabet Inc.
4 Amazon.com Inc.
5テスラ株式会社
6 Berkshire Hathaway Inc.
7 UnitedHealth Group Inc.
8ジョンソン・エンド・ジョンソン
9 Meta Platforms Inc.
10NVIDIACorp。