2023年度最後の月末です。
銘柄の割合を国別にすると以下の通りです。
- 日本: 20%:1306
- アメリカ: 63%:SPY、VOO、DCの内6%、豪2%、NISA2%
- ヨーロッパ:11%:VGK、DCの内2%
- 新興国: 3%:VWO
- その他: 3%:DBなど
2015年ごろにこのポートフォリオを考えた際に参考にしたのがVTでした。
VTについてバンガード社の説明を見てみましょう
製品概要
- 外国株と米国株の両方に投資します。
- 確立された市場と発展途上の市場の両方をカバーする FTSE Global All Cap Index のパフォーマンスを追跡することを目指しています。
- 成長の可能性は高いが、リスクも高い。株価は米国や海外の株式ファンドよりも大きく上下する可能性があります。
- 長期的な目標にのみ適しています。
経費率:0.07%
リターン:最近1年間の成績は良好です。
リターン | 1年 | 3年 | 5年 | 10年 |
VT(市場価格) | 22.75% | 6.59% | 10.95% | 8.77% |
特徴 2024 年 2 月 29 日現在
利益成長率 14.5%
PER 19.3倍
地域
- 新興市場 9.40%
- ヨーロッパ 15.20%
- パシフィック 10.30%
- 中東 0.20%
- 北米 64.90%
- 他 0.00%
国 比率
アメリカ 62.20%
日本 6.30%
イギリス 3.50%
カナダ 2.70%
フランス 2.60%
中国 2.50%
インド 2.10%
スイス 2.10%
オーストラリア 1.90%
ドイツ 1.90%
台湾 1.90%
韓国 1.30%
オランダ 1.10%
スウェーデン 0.80%
デンマーク 0.80%
イタリア 0.70%
ブラジル 0.60%
スペイン 0.60%
香港 0.50%
サウジアラビア 0.40%
フィンランド 0.20%
メキシコ 0.30%
シンガポール 0.30%
南アフリカ 0.30%
ベルギー 0.20%
インドネシア 0.20%
イスラエル 0.20%
マレーシア 0.20%
ノルウェー 0.20%
タイ 0.20%
アラブ首長国連邦0.20%
オーストリア 0.10%
チリ 0.10%
ギリシャ 0.10%
アイルランド 0.10%
クウェート 0.10%
ニュージーランド0.10%
フィリピン 0.10%
ポーランド 0.10%
カタール 0.10%
トルコ 0.10%
企業 | ファンドの割合(%) |
マイクロソフト | 3.85 |
アップル | 3.34 |
エヌビディア | 2.35 |
アマゾン・ドット・コム | 1.99 |
メタ・プラットフォームズ | 1.36 |
アルファベット | 1.04 |
アルファベット | 0.86 |
イーライリリー | 0.8 |
バークシャー・ハサウェイ | 0.79 |
ブロードコム | 0.7 |
現在でも、オルカンかS&P500かという論争が、特に新NISAで盛んですが、10年前にもありました。VTとVOOのリターンを比較すると以下の通りです。
1年 | 3年 | 5年 | 10年 | |
VT(全世界) | 22.75% | 6.59% | 10.95% | 8.77% |
VOO(S&P500) | 29.83% | 11.42% | 15.00% | 12.91% |
最近10年間はVTよりVOOのほうが良いという結果でした。
さて、今後はどうすれば良いということに関して、私は特に何もせずに放っておく方針です。
VTが良いのかVOOが良いのかは正直に言って分かりません。
- リーマンショック後の2010年以降はアメリカのIT企業を中心に、S&P500が好調でしたが、その10年前の2000年代はアメリカよりも新興国の方が好成績でした。今後10年間がどうなるのかは分かりません。
- アメリカの将来についてもよく分からないのですが、地元の日本についてもこんなに良くなるとはつい最近までほとんどの人が予想していませんでした。
- アメリカの企業の株価は高過ぎるような気がします。ウォーレン・バフェットがS&P500を推奨しているせいかもしれませんが、今はお買い得ではないかも知れません。
- 私は基本的にリバランスはしない主義です。
- 現状はアメリカが約6割を占めているので、おおむね満足です。
- アメリカの割合は、S&P500なら10割、全世界なら6割ですので、どちらにしてもアメリカが中心であることには変わり有りません。全世界でも、上位10社はすべてアメリカです。
なお、新NISAを全部使いきるには1800万円が必要ですが、5年で枠を埋めるためには毎年360万円となります。それだけの収入がありませんので、1306(TOPIXの株式ETF)を売却して原資に充てる予定です。1年前に比べると1306が1600万円増えたので、今年も年末に1306を売却する予定です。
リバランスというのは、厚生年金基金のように、他人のお金を運用する場合には必要ですが、自分のお金を運用するのに、リバランスは必要ありません。リバランスして儲かるのは、手数料を稼げる証券会社です。