各金融商品に対する考え方

私は、株式ETFを中心に資産を運用しています。金融商品に関する基本的考え方の要約を紹介します。

1.各商品に期待する利回り

S&P500⇒10%、日本株式⇒5~10%、ヨーロッパ・新興国⇒5~10%、日本の国債(変動10年)⇒インフレの7割、銀行預金⇒日本の国債よりはるかに低い、アメリカの国債⇒S&P500よりかなり低い、金⇒戦争が無ければかなり低い

2.メインの投資対象(全体の8割以上)

S&P500のETF(VOO、IVV、SPYに分散):ウォーレンバフェットのアドバイスであり、私の過去25年間の投資経験からの現在の結論。ETFでなくても、インデックスファンドの方が積み立てやすい。なお、S&P500の年率リターンは10%程度だが、私はそれ以上のリターンを望んでいないので、ナスダックについては、投資するつもりはない

3.アメリカ以外の外国株式ETF

ヨーロッパ、新興国のETF:資産全体の1割以下なら、資産分散のために有効

4.日本のETF

アメリカより魅力はないが、全体の2割以下なら資産分散のために有効

5.個別株式

私たち夫婦の積み立てていた社員持ち株会の株価は、私のが10倍に増え、連れ合いのは倒産してゼロになった経験がある。個別株式を1銘柄、2銘柄だけ持つのは博打。様々な分野に数十銘柄持つのは多少安全だが、個別株式は趣味の一分野だと考えているので、それに時間とエネルギーを注いで楽しいのなら、例えば全体の10%程度を楽しみで投資するのは良いと思うが、私は投資以外にやることがたくさんあるので、個別株式流行るつもりがない。

6.現金預金

生活のための最低限度の保有に絞る:資産全体の1%以下

7.日本国債

今後暴落する可能性があるし、変動10年国債にしても利回りはインフレ以下なので魅力はない。

8.アメリカ国債

ウォーレンバフェットは10%を短期国債で保有することを勧めているが、日本人は為替リスクがあるのであまり良くない。USMMFで十分。なお、USMMFはアメリカのETFを保有していれば、その分配金で自動時に受け取れる。

9.

長期的に見ると金や国債の上昇率は株式に比べ、圧倒的に小さい。特に現在は、ウクライナ戦争、中東紛争の影響で高騰しているので、手を出すべきではない。ウクライナ戦争が終結して金価格が下落したら、10年間程度の長期でコツコツ積み立てるのが良いかもしれない。金を買うなら金ETFが良いという話もあるが、実際に買っていないので、私には分からない。リターンは株式や国債よりかなり低いのですが、保険だと考えれば、保険には保険料が必要です。

10.ビットコイン

実態が分からないし、興味もない。S&P500の年率リターン10%で十分。

11.Reit リート

市場規模が小さいし、歴史が浅い。Reitは、言わば、株式市場のうち、中小型株の更にその一部のようなもの。取り立てて話題にするのがおかしいと思う。

ハーバード大学のポートフォリオを知りたいと思います。

2024/12/10の東証マネ部!の記事を読んで見ましょう。

なお、ハーバード大学のポートフォリオは資産分散を図っていますが、その理由は、他人のお金だからです。市場が暴落した時にもあまり評価額が下がらず、誰も責任を取ったり、言い訳せずに済みます。その一方で、あまり利回りは高くなりにくい傾向にあります。

私達個人投資家は、長期で運用するのであれば、S&P500に100%投資しても良いと思います。私自身は80%程度、娘には90%程度、孫には100%をS&P500に投資することを勧めています。


知りたい、ハーバード大学のポートフォリオ

ハーバード大学は、米国にある世界有数の名門大学で、優れた教育や研究を提供し、各方面に大きな影響力のある教育機関です。大学が運営する投資基金であるハーバード大学基金は、寄付金やその他の収入を基に形成され、大学の持続可能な運営と教育・研究の質を支える重要な基盤となっています。米国の大学として最大規模の数百億ドルの資産を運用しているこの基金の投資戦略とは、どのようなものでしょうか。

基本方針は、多様な資産クラスへの分散投資を通じて、長期的に安定したリターンを追求します。なかでも、オルタナティブとも呼ばれる「代替資産」への投資割合が高いことが大きな特徴です。

ハーバード大学基金の運用資産配分状況(2024年6月末時点)

(注1)数値は2024年6月末時点の残高ベースの値。(注2)右図の「伝統的資産」は、左図の先進国株式、新興国株・債券、先進国債券、ハイイールド債、インフレ連動債、現金・レポ取引等を、「代替資産」はそれ以外の項目を指す。
(出所)Harvard University「2023-2024 Annual Financial Report」より野村證券投資情報部作成

2024年の基金の運用状況の中身において、上場株式、債券といったいわゆる伝統的な資産の割合は25%にとどまります。

では残りの75%は何に投資しているかというと、ヘッジファンドや、未公開株とも呼ばれるプライベートエクイティなど、「これまでの伝統的な資産に代替される新しい対象先」に投資をしています。

なぜこのような投資手法を取っているのでしょうか?それはリスクの分散を徹底するためです。

かつて株式と債券は反対の推移をする時代が長くありましたが、2008年に起きたリーマンショックでは、株式も債券も同時に大きく下落しました。そのような局面でも安定的なリターンを実現するべく、これらの資産とは異なる値動きをする投資対象を資産運用先として組み入れることで、リスクを管理しています。

ハーバード大学基金の残高と年率リターンの推移

(注1)数値は各年6月末時点の残高ベースの値。(注2)数値は翌年のレポートで見直されている場合があるが、他の項目との整合性を考慮し、発表当初の値をそのまま使用している。
(出所)Harvard University「2023-2024 Annual Financial Report」より野村證券投資情報部作成

基金では、リーマンショックが起きる直前の2008年6月末当時、伝統的資産が運用資産額に占める割合は4割を超えていました。秋にリーマンショックが起き、この年度のリターンは-27.3%と大きなマイナスを記録しました。その後は、リスク分散のために代替資産への投資を増やしたことなども影響してリターンはおおむねプラス圏の領域で推移、2024年のリターンは+9.6%となりました。

基金の2000年から2024年までの25年間の平均リターンは+9.7%、残高は191億ドルから532億ドルへと2.8倍に増えました。

そしてこのハーバード大学基金からの大学への資金配分は、2024年においては大学が必要とする1年間の予算、約64億ドルの内の約37%を占めており、授業料や研究による収入を抑えて、大学を支える最大の収入源となっています。

このようなハーバード大学基金の「徹底した分散投資」の方針は、個人投資家にとっても参考になることがありそうです。

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