外貨MMFの利回り

◎今日のグラフ:外貨MMFの利回り

US 豪ドル 英ポンド カナダドル NZドル
1.49 1.334 0.25 0.676 1.414

日本の銀行預金よりは良い利回り

野村證券の外貨MMFの利回りのグラフです。私は、US、豪ドルを保有しています。連れ合いは、それに加えて、カナダドル、NZドルを保有しています。購入した理由は、1990年ごろからの利回りの推移を調べて、日本で銀行預金に置いておくよりは利回りが良いと判断したからです。

外貨MMFよりは外貨ETFが高利回り

しかし、その後、外貨で保有するなら、MMFよりもETFの方が利回りが良いということが分かったので、順次減らして外貨ETFを購入しています。

外貨ETFの分配金を外貨MMFで受け取り

私の場合には、SPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)などアメリカのETFの分配金をUSMMFとして受け取り、それを貯めています。100万円ぐらいに増えたらVOOを購入する予定です。・・・と書いている途中で、残高を見たら、すでに100万円を超えていたので、実行に移さないといけません。豪ドルも、SPDRのS&P/ASX 200のETFの分配金を受け取り、そのままにしてあります。

日本円のMRFで受け取っていた時期

最初はよく分からずに、外貨ETFの分配金を日本円のMRFで受け取っていました。そしてその資金で外貨MMFを購入していたのです。こうすると、往復で為替手数料を支払っていたことになります。気が付いて、すぐに外貨MMFで受け取る方法に変更しました。

USMMFの利回りが先進国最高

10年ほど前、つまり、リーマンショック前には豪ドル、NZドルの利回りが5%を超えていましたが、現在は主要先進国の中で、USMMFの利回りが最高になりました。最高と言っても1.5%程度ですから、たいした水準ではありません。それでも、日本の金利水準が超低金利のままで20年以上も低迷しているのですから、少しは魅力的に見えます。そして、6月に日米欧の中央銀行が決定した金利を見ると、この差は今後も一層開いて行きそうです。

2015年まで外貨MMFの売却益に所得税はかからず

2015年までは、外貨MMFの売却益に所得税がかかりませんでした。そこで、その年に一旦外貨MMFを売却して、すぐに買い戻しました。したがって、現在の外貨MMFの取得金額は高くなっているので、それを売却して損失が出ると、特定口座内のほかの商品の分配金等と相殺ができるのです。例えば、1ドル120円の時に購入したUSMMF110万円を1ドル110円で売却すれば10万円の損失が発生します。その年にETFの分配金が10万円あれば、損失と分配金が相殺されますので、所得税がゼロになります。なお、この損失は3年間、特定口座内で相殺可能です。したがって、連れ合いは、毎年少しずつ外貨MMFを売却して、その資金で外貨ETFを購入しています。私の方は、2015年に全額を外貨ETFに買えてしまいましたので、このような所得税の節税効果はありません。

新大陸のMMFを購入

なお、野村証券で扱っている外貨MMFのうち、英ポンドMMFは妻も私も保有したことがありません。アメリカ、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドは新大陸で、20世紀における経済成長率がヨーロッパより高かったので買いましたが、イギリスは日本と同様に経済の成長があまり高くないと考えています。

ユーロMMFは取り扱い無くなる

ユーロMMFは旧大陸ではありますが、経済規模が大きく、通貨量としても日本を上回る規模なので購入しましたが、野村證券がユーロMMFの取り扱いをやめてしまいました。

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