評価益は、先月の高級車1台分から下がって中級車1台分になってしまいました。
今回は商品別に評価額を確認します。
MRF
MRFを保有していますが、これはポートフォリオの円グラフには表示していません。連れ合いは、最近円高ドル安になってきたので、このMRFでUSMMFを買おうかと考えています。
MRFの利回りはゼロ%
野村MRF(マネー・リザーブ・ファンド)とは、残存期間の短い内外の公社債およびコマーシャル・ペーパーを中心に投資しますので、比較的安定した収益の確保が図れる、ということになっています。しかし現在は超低金利の時代なので、利回りはゼロ%です。証券会社では、商品に換える前のお金は「預り金」として金利がつかないのですが、現在のMRFも金利ゼロですから、預かり金と変わりません。
1306
1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)は野村アセットマネジメントの商品です。現在1割程度の評価益が生じています。NISA制度が始まるまでは、特定口座で受け入れるしかなかったので、現在、税の優遇措置はありません。
税の優遇は毎年14,000円
1306のNISA預りが3年分約340万円ありますが評価益が2000円程度なので、売却時の所得税は2000円✖20%=400円しかありません。NISAは配当金も非課税ですが、配当率を2%とすると、配当金340万円✖2%=68,000円の所得税13,600円が毎年、税金で持っていかれずに手許に残ります
つみたてNISAは評価損はうれしい?
「つみたてNISA」預りは、「野村つみたて外国株投信」を毎月33,000円積み立てています。今月は米中貿易戦争の影響で世界の株式相場が下落したため、評価損が6,959円発生しています。今は、引き出して使う時期ではなく、安いファンドを買いたい時期なので、評価損がたくさん発生しても問題でなく、かえって歓迎すべき事態です。
アメリカの株式相場は力強い
外国ETFとして、エスピ-デイ-ア-ル エスアンドヒ ETF(SPY)と、バンガ-ド S&P 500 ETF(VOO)を保有しています。SPYは、1ドルあたり13ドル円高ドル安になっていますが、それでもなお評価益が150万円発生しています。いかにアメリカの株式相場が好調であったかが分かります。
VOOも評価益
VOOも1ドル当たり6円だけ円高ドル安ですが、それでもなお5万円の評価益が発生しています。
USMMFは2015年に売却後買戻し
USMMFは、為替レートが11円の円高ドル安になったので60万円の評価損が発生しています。しかし、これは、ある仕掛けがあったのです。2015年まで、外貨MMFの売却益には税金がかからなかったのです。そこで2015年のドル高円安の時に手持ちの外貨MMFをいったん売却した後、同じ外貨MMFを買い直したのです。例えば、元々1ドル110円で買ったUSMMFを120円で売却し、その直後に120円で買い戻したのです。2015年時点では利益が出ませんが、このUSMMFを現在1ドル105円で売却すると15円の損失が発生します。この損失を、特定口座内のETFの配当金の所得税と相殺することにより、来年の確定申告で所得税が還付されます。