DCをみずほ銀行から野村證券に移管
アメリカの株式相場が下落したため、DCの評価額も減少しました。昨年の5月に、運用管理会社をみずほ銀行に移管し、商品も低コストのものに換えました。
リーマンショックで3分の2に減少
2000年代初めに、勤めていた会社がDCを導入し、私は全額を外国株式インデックスファンドで運用することにしました。その後リーマンショック直後には評価額が約3分の2になりましたが、その後株式相場の上昇とともに評価額も増えました。最近1年程度は元金の2倍程度で推移しています。
投資信託の積み立ては制度と商品が充実
2017年のiDeCo、2018年のつみたてNISA制度の導入によって、低コスト化に向けた機運が高まりました。一方、具体的商品として、低コストの<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド、三菱UFJ国際「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」投入され、毎年コスト引き下げが行われています。それらの信託報酬を比較してみましょう。
DC iDeCoの商品 | DC iDeCoの信託報酬(税抜き) |
<購入・換金手数料なし> ニッセイ外国株式インデックスファンド |
0.0999% |
野村DC外国株式インデックスファンド ・MSCI-KOKUSAI iDeCo用 |
0.1400% |
みずほ信託銀行外国株式 インデックスファンド DC用 |
0.1404% |
みずほ信託銀行外国株式 インデックスファンド iDeCo用 |
0.2500% |
みずほ銀行 たわらノーロード 先進国株式 iDeCo用 |
0.2000% |
ニッセイと三菱UFJが最小コスト
最もの低いのがニッセイと三菱UFJで、税抜き0.0999%です。私のDCは野村DC外国株式インデックスファンドで0.1400%です。最少コストでは有りませんが、現在野村證券が扱っている商品の中では最も低コストです。私は現在野村證券にしか口座を開設していませんが、将来SBI証券に口座を開設することになれば、DCをSBI証券に移管して、運用商品もニッセイに換えるつもりです。
躊躇しながらの商品戦略
各社とも低コスト商品を出していますが、その出し方は複雑というか、おっかなびっくりという出し方です。例えばニッセイの商品を2014年に発売した時、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 」の第1位に選出されましたが、授賞式にニッセイの社員が来場しなかったのです。おそらく、あまりに低コストだったので、発売することに社内で賛否両論があったのではないかと思われます。
野村證券は制度によって3種類の信託報酬
野村證券の商品もDC用としては低コスト化していますが、同様の商品でもつみたてNISA用は、ここまで低コスト化していませんし、特定口座用の普通の積立投資信託の外国株式インデックスファンドは、0.55%です。もし、野村證券がニッセイの商品を扱うと、利益が出なくなることを心配しているのでしょう。しかし、低コスト化の動きは確実に浸透していますから、個人投資家は注視する必要があります。
Oneみずほでない
みずほグループもDC用は0.1404%、iDeCo用は0.25%、たわらノーロードは0.2%です。Oneみずほでは有りませんね。