超低金利時代の低金利資産1

超低金利の時代が続いています。

利用している低金利商品

私は、金融資産全体の3分の2を外国ETFに、3割弱を1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)に投資しています。銀行預金、MRFなど超低金利の商品はほとんど持っていません。それらの金利・利回りと残高は次の通りです。

金利 残高
野村MRF 0.00% 50万円前後
銀行預金 0.01% 100万円前後
富国生命財形年金保険 1.00% 200万円程度

これらの商品を含め、個人向け国債(変動・10年)、MMF、定期金利などの現状をおさらいしたいと思います。

① MRF

金利0%

最も金利の低い商品は野村MRFで、金利0.0%、つまり銀行預金よりも金利が低いのです。野村證券に送金をすると、預かり金として受理されますが、その預かり金ですぐにMRFを購入します。以前はわずかばかりの金利が付いたのですが、今は付きませんから預り金のままにした場合と同じです。次のグラフは野村MRF金利の過去20年の推移です。ITバブルの頃や、リーマンショック前には0.4%以上の金利が付いたこともありましたが、2016年以降はゼロになりました。

一部CPで運用

MRFのゼロ金利は野村證券だけでなく、ほぼ全社とも同様のようです。それではMRFは預り金にしたままで運用していないのでしょうか。野村アセットマネジメントのマンスリーレポートのポートフォリオを見ましょう。CPが32.3%ですから、3分の1は運用しています。しかし、その他の資産が65.4%で3分の2を占めています。全体としては、あまり運用をしていないということなのでしょう。

短期金融資産 100.0%
CP 32.3%
コールローン(期日物) 0.8%
現先・レポ 1.5%
その他の資産(指定金銭信託・預金・未収金・未払金等) 65.4%

MRFは最小限に抑える

純資産総額は、 48,432億円です。私自身もMRFとして置いてあるのは、つみたてNISA用だけなので、約1年分の50万円程度に抑えてあります。連れ合いは、円高になった時にUSMMFを買おうと思っているようで、もう少し多くのMRFを持っています。

② MMF

繰り上げ償還

かつては、MRFより少し利回りの高いMMFという商品がありましたが、投資信託「野村MMF(愛称:ひまわり)」(運用会社:野村アセットマネジメント株式会社)は、平成28年8月31日(水)に繰上償還になりました。繰り上げ償還になった理由は、日本銀行によるマイナス金利政策の導入を受けて、運用会社である野村アセットマネジメント株式会社が繰上償還を決定したためです。

ユーロMMFも繰り上げ償還

低金利による繰り上げ償還は、野村MMF(愛称:ひまわり)だけではなく、ユーロMMFも同様に行われました。当時私は1000万円以上保有していました。ユーロのような巨大な通貨でさえもMMFが繰り上げ償還、つまり廃止になるのですから、用心をした方が良いと思います。

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