最大下落額5千万円
私の資産総額は3月23日に底をつけましたが、その後回復しています。1月下旬のピーク時に比べ、3月下旬には最大で5千万円のマイナスになりましたが、月末にはそこから12百万円上がりました。それでもピーク時より3800万円低いのですが、1月下旬が高すぎたとも言えます。
これからどうなるかについての予想
3年後には世界的に景気も株価も回復しているでしょう。その理由は、各国とも集団免疫が行き渡って、仕事、学校、飲み会、イベント等、普通に社会活動ができるようになるからです。2021年にはジョンソン&ジョンソンなどのワクチンや、各種治療薬ができているでしょう。
VOO(バンガード社のS&P500のETF)の押し目買い
1か月後、3か月後の株価や社会・経済活動は誰にも分からないと思います。また、仕事、学校がどのような形で運営されているかも分かりません。私は最近、1万ドルほどUSMMFを売って預り金にし、VOOの押し目買いのチャンスを狙っていたのですが、当面買えそうにありません。
下げ幅が過去最大でも驚かない
私の全資産額は、1月下旬のピークに比べると約3800万円下がりましたから、2割減少したことになります。新聞やテレビなどのニュースで、下げ幅は過去最大という活字が躍っていますが、2割の減少なら大したことは無いと受け止められます。2015年のチャイナショックの時には一時的に2割減少したことがありますが、それを覚えている人は少ないでしょう。
メディアリテラシー
いつも言っていることですが、マスメディアは、「大変だ、大変だ」と言って騒ぎ立てないと注目してもらえないので、大げさに言いたがりますが、受け止める方は冷静になりたいものです。金融リテラシーより、メディアリテラシーを求められているところかもしれません。ニューヨーク州でも「感染者が落ち着き、退院者も増えてきた」との報道もあります。ただし、アメリカの他の州では、1~2週間前のニューヨーク州のような状態になりつつあるようです。
60歳代でも株式ETFが9割
私のポートフォリオの9割は世界の株式ETFですから、今回のような株価暴落があると影響を受けやすいのですが。3年、5年の中期では回復しているでしょうし、10年以上の長期ではかなり増加すると考えています。そして、このETFは当面売る予定がありませんから、株価が暴落しても全く影響がありません。
年金暮らし
私は最近パートタイマーとしての仕事を辞め、厚生年金、確定給付年金、財形年金、失業手当、ETFの分配金で生活しています。これらの収入はETF分配金以外は定額ですから、株価の変動で収入が影響されることはありません。
近々必要なお金以外は株式ETFで運用
近々必要としている多額の出費があるなら、株式ETFでなく現金などで保有していた方が良いですが、そうでないお金を現金預金で保有しておく必要はありません。私は現在60歳代半ばで、この年代は一般的に株式のウエイトを落として現金預金・債券を増やした方が良いと言われていますが、定額収入がありますので、現在のポートフォリオを変更する必要性はなく、当面今の配分を変えようとは思いません。
2年前との比較
ところで、2年前と比べて私のポートフォリオはどのように変わったのでしょうか。私の主義はバイ・アンド・ホールドですから基本はあまり変わっていません。
家屋修繕のために1306(特定口座)を300万円売却
国内のETFは1306(TOPIX連動型上場投資信託(ETF))だけで、その特定口座分は、最近、家屋の修繕のために300万円売却しました。新型コロナショックが始まる前に売れたのはラッキーでした。
生活費補填のために1306(NISA口座)を200万円売却
1306は特定口座だけでなく、NISAでも保有していたのですが、生活費に補填するために売却しました。
つみたてNISAは再び0%
野村つみたて外国株投信は、つみたてNISAで、2年前の1月から始めたばかりでした。当時も0%でしたが、その後2年間積み立てて、先月やっと1%になったのですが、3月の外国株式ファンドの値下がりが激しく、再び0%になってしまいました。
米国株のウエイト増大
SPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)は買い増したことがないのですが、最近2年間の米国株価上昇のおかげで、32%⇒36%に増えました。絶対額が増えたのではなく、他のETFと比較して、相対的な数値が増えたというのが実態です。
VGK(ヨーロッパ株式のETF)、VWO(新興国株式のETF)、VOO(バンガード社のS&P500ETF)も売買していません。
財形年金、確定給付年金は株価暴落の時に威力発揮
財形年金は、6年間で受け取ることにしていて、少しウエイトは小さくなっています。確定給付年金は20年間にわたって受け取ることにしています。新型コロナショックが始まるまでは、財形年金や確定給付年金のように低利回りの商品はつまらなく、全額株式ETFの方が良かったと思うこともありましたが、今回のショックが始まってみると、全体の1割くらいは定額で受け取れる商品があってよかったと思います。
3月23日に米国株は底値
今回の新型コロナショックは、3月の1か月間で大きく下落して、どこまで下がるのだろうと不安になりましたが、アメリカ株式は23日に底値を付けて、その後あまり下がらないのが不思議です。1月に中国の都市封鎖が伝えられ、2月に日本にも影響がありましたが、感染者数はだらだらと増えるだけでした。一方、アメリカは3月に入って一気に社会生活が悪化し、株式も影響を受けました。株式は3か月の状況を見て動くと言われますが、現在のアメリカ株式は3か月後のアメリカ社会を見通しているような気がします。米国株式相場は落ち着きを取り戻し、ニューヨークの都市封鎖ニュースとのギャップは奇妙な感じです。