市場がボラタイルなときの株と老後貯蓄の扱い 1

資産を守る

イタリア、スペイン、ニューヨークの感染者数増加に変化の兆しが見えてきましたが、株式市場がすでに底を打ったのかどうかは分かりません。リーマンショックの時に底を打ったのは、半年後でした。どうしたら自分の資産を守り、育てることができるでしょうか。USA TODAYの2020年4月6日の記事を参考にして考えましょう。

市場がボラタイルなときの株と老後貯蓄の扱い

もしあなたがリタイヤ間近なら、株式市場の最近の急落で、たぶん貯蓄について心配していることでしょう。

弱気相場になると資産は減ります。ボクサーのマイク・タイソンがかつて「パンチを食らうまでは、プランがあるものだ。」と言ったことがある。

ダウジョーンズ工業平均の評価額が数週間で30%減少したのは、あごにジャブを食らったのに似ています。

S&Pダウ・ジョーンズ指数が昨年は日々1%未満の変動だったのに、今年の3月は5.34%変動したため市場が苦しんでいて、落ち着かないボラティリティのために401(k)の多くの投資家が、感情的に反応しました。

しかし、KOパンチから退職金勘定を守るためには、できるだけ良好な状態で下落傾向から脱出するようにするお金のプランが必要です。幸いにもリタイヤは一度だけのイベントではなく数十年にもわたって展開されるものです。ですから、マーケットの下落から回復するときがあります。

ちゃんとやって行くためには、退職金勘定を様々なバケツに分割するのが最良だ、とコープランド・ホートン・ウェルス・マネジメントのニコール・ホートンは言います。短期に必要とする現金のバケツ、長期の資産のための株式のような成長投資のバケツ、中期の資金負担に対応するためのバケツを作ることです。

ボラティリティに対処するためのアドバイスを少し述べましょう。

もし1年後に退職するなら

日々の恐ろしいニュースの見出しに囚われすぎないことだ、とオルトフェスト・パーソナル・ウェルス・マネジメントのマネジメント・アドバイザーであるダニエル・デューカは言います。株式市場全体が第1四半期に20%下落したので怖がり、自分のポートフォリオも同様に下がったと考えるかもしれません。しかし、分散化していれば良い状態を維持していたでしょう。株式に60%、債券と現金に40%のポートフォリオを2020年初めに持っていれば、株式が3月31日までに20,000ドル下落しても、12,000ドルの下落で済んでいたでしょう。金融のニュースに密着しすぎると「状況が混乱し、心配もする」とデューカは言います。

緩衝材としての現金を持つべきです。

現在の株価急落は、今年リタイヤする計画のある労働者にとって理想的なタイミングではありません。資産価値が下落すれば、それはすぐに金銭的、心理的に打撃となります。しかし401(k)への短期的打撃を和らげる方法があります。

最初に現金持ち高を調べることです。請求書に応じて支払ったり、仕事を辞めた時に支出をカバーするためには、投資には結びつかないお金が必要です。1929年以降の弱気相場の平均である20か月間弱気相場が続くとすれば、そうすることが正しいのです。

リタイヤの期間は10年、20年、30年と続くこともあるのですから、緩衝材としての現金が必要です。現在大幅に価値が下落した株式のような、将来成長する可能性のある資産を売ってお金を作らなければならないようなことは、避けなければなりません。理想的には、6か月、12か月、18か月の生活支出分を蓄えておく必要があると、ファイナンシャル・アドバイザーは言います。最悪のタイミングで株式を売らなければならないようなことは避けるべきです。

「長期運用の資産を現金化せずに、市場の下落を乗り切れると分かれば、気持ち的には楽だ。」とバーデンス・キャピタル・アドバイザーのリタイヤ・不動産・プランナーのブライアン・サボは言います。

もしあなたの現金持ち高が低いか、あるいは全く無くて、将来は現金が必要な場合、緊急のお金を再構築する方法があります。理想的には、価値の上がる資産を売って現金を用意する必要がある、とテキサス州フォート・ワースのウェルズ・ファーゴ・アドバイザーズのミシェル・コープランドは言います。もし株を売らなければならない場合でも、ダウが1000ポイント下がった日に売ってはいけません。3月23日の週にダウが3連騰で4,000ポイント近く上昇した時に売るのです。「2~3日続けてマーケットが上昇した時に売るとよいでしょう。」と彼女は言います。

「必要額を一度に引き出してはいけない。段階的に引き出すのです。」とデューカは付け加えます。手順にのっとったやり方が最もうまくいくのです。月初や四半期の終わりというように、期間を選んで株式を売るのです。「意思決定から感情を取り除くのです。」とデューカは言います。

退職プラン積立金をプランの範囲内で現金・預金に入れてもよいでしょう。あるいは、401(k)への積み立てを完全に止めて、余分な現金を直接小切手にすることもできます。欠点はあるでしょうか?相場下落の後に割安価格で株を買えないことです。

<明日に続きます>

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