◎今日のグラフ:S&P500のトータルリターン 1965~2017年
30%以上のトータルリターンは9回
ウォーレン・バフェットは、投資会社バークシャー・ハサウェイの株主に毎年手紙を出しています。そこにS&P500のトータルリターンが、1965年から記載されています。約50年間の最大の落ち込みは、リーマンショックのあった2008年の-37.0%でした。一方で30%以上を記録した年が9回ありました。約2割です。
年平均トータルリターン9.9%
一番右の紫の棒グラフは、年平均トータルリターンで、9.9%です。現在の銀行預金の大口定期の金利は0.01%ですから1000倍です。
全期間総合
グラフには書いてありませんが、表の一番下の総成長率 は1550.8%でした。つまり1ドルが52年後に1550.8ドルに増えたことになります。日本で考えれば、昭和40年の1万円が平成29年に1550.8万円になったということです。昭和40年の大学卒の初任給の平均は24,000円ですから、それをそのまま投資すれば、37,219,200円になった計算になります。現実には、税金やインデックスファンドが存在していなかったという理由で、それほどの金額にはなりませんが、かなり大きな額になったはずです。
S&P500とTOPIX
S&P500というのは、スタンダード&プアーズ ファイナンシャル サービシーズ エル エル シーの株式インデックスです。ニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場している500銘柄の時価総額比率の加重平均値です。日本でいえば、TOPIX東京株価指数です。従って、銘柄選択も、売り時も、買い時も考える必要のないものです。つまり、知識も経験も才能も不要な、だれにでも可能な投資です。代表的な商品は、SPY、IVV、VOOです。
1306、SPY、VOOを購入
私は2012年に1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)を、2015年にSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)を、2017年にVOO(バンガード社のS&P500のETF)を購入しました。
年 | S&P 500トータルリターン(%) |
1965 | 10.0 |
1966 | -11.7 |
1967 | 30.9 |
1968 | 11.0 |
1969 | -8.4 |
1970 | 3.9 |
1971 | 14.6 |
1972 | 18.9 |
1973 | -14.8 |
1974 | -26.4 |
1975 | 37.2 |
1976 | 23.6 |
1977 | -7.4 |
1978 | 6.4 |
1979 | 18.2 |
1980 | 32.3 |
1981 | -5.0 |
1982 | 21.4 |
1983 | 22.4 |
1984 | 6.1 |
1985 | 31.6 |
1986 | 18.6 |
1987 | 5.1 |
1988 | 16.6 |
1989 | 31.7 |
1990 | -3.1 |
1991 | 30.5 |
1992 | 7.6 |
1993 | 10.1 |
1994 | 1.3 |
1995 | 37.6 |
1996 | 23.0 |
1997 | 33.4 |
1998 | 28.6 |
1999 | 21.0 |
2000 | -9.1 |
2001 | -11.9 |
2002 | -22.1 |
2003 | 28.7 |
2004 | 10.9 |
2005 | 4.9 |
2006 | 15.8 |
2007 | 5.5 |
2008 | -37.0 |
2009 | 26.5 |
2010 | 15.1 |
2011 | 2.1 |
2012 | 16.0 |
2013 | 32.4 |
2014 | 13.7 |
2015 | 1.4 |
2016 | 12.0 |
2017 | 21.8 |
年平均 | 9.9 |
全期間総合 | 1550.8 |