◎今日のグラフ:2017年12月までの私の資産運用実績は続伸で、運用益は渋谷区恵比寿の54㎡新築マンションの価格、または高級車16台分に相当します。
プロでも1年後の予想は当たりません。
日、米、欧、豪、新興国のすべてのETFで好調でした。12月に経済雑誌やテレビを見ると、株式関係の話については、2018年の相場が花盛りです。その予想をする前に、2017年相場予想の反省から始まっています。1年前はどの予想も、これほどの相場上昇はしていませんでした。プロでも1年後の予想を当てることはできないのですから、私のような素人にできるわけは有りません。もし予想が当たったとしても、それはまさしくまぐれ当たりです。
素人は長期投資が良いです。
しかし、長期の予想については、統計的に言って、ほぼ間違いなく上昇しますから、私のような素人は10年、20年の長期投資しかしない方が良いのです。私はETFによる資産運用を始めて5年になり、1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)、SPY(アメリカSPDRのS&P 500の ETF)、VOO、VGK、VWO、ASX200のETFを保有していますが、どの銘柄も1株も売っていません。グラフをご覧になればお分かりになるように、1年目は運用損が出ました。グラフでは少ししかマイナスになっていないようですが、高級車1台分の損失でした。損が出ても、長期保有することが1番大事なことです。ただし、これはETFについては当てはまりますが、個別株式については、必ずしも当てはまらないと思います。私は個別株式による資産運用は基本的にしません。勤めていた会社の持株会で購入していた個別株式は、2011年から2012年にかけて売ってしまい、すべて1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)に変換しました。個別株式を持たず、ETFだけで運用するのが私の資産運用スタイルです。その結果がこのグラフです。
◎今日のテーマ:資産運用のモデルパターン②
<昨日に引き続いて、資産運用のモデルパターンの説明をします。>
ちなみに私と連れ合いの場合
二人とも、証券会社は野村証券1社だけです。保有している金融商品は、ETFとしては、1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)、SPY(アメリカSPDRのS&P 500の ETF)、VOO(アメリカVanguard社のS&P 500の ETF)、VGK(Vanguard社のヨーロッパの ETF)、VWO(Vanguard社の新興国市場の株を集めたETF)、ASX(SPDR社のオーストラリアのETF)です。外貨MMFとしては、USMMF、豪ドルMMF、カナダドルMMF、NZドルMMFです。私は30年以上前から野村証券に口座を持っていましたので、そのまま使っているという状態です。私の場合、ETFの選択基準は純資産額が1兆円以上ですので、かなり規模の大きいETFということになります。野村証券は、それらのETFの品ぞろえをしています。連れ合いも私と同様の金融商品に絞って資産運用していますので、野村証券1社で特段の支障は有りません。
ちなみに私の投資総額
私は、60歳以降、非正規のパートタイマーとしての収入と、老齢厚生年金(報酬比例部分)、確定給付年金、財形年金の受け取りを開始しました。従って、収入についての不安がないため、退職金などの銀行預金の全額で、1306、SPYなどのETFを購入しました。当面、数百万円以上の費用が発生する予定は有りませんので、現在の収入で生活できると思います。インターネットのロボアドバイザーで判断してもらうと、60歳以上のシニア層は、債券などの非リスク資産の割合を多くするような投資パターンを推奨しています。しかし、単純に年齢で判断するのではなく、それ以外の状況を踏まえて判断すべきだと思います。なお、もし予期せぬ出費があった場合には、1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)を売却して充当することによって、日本のETFのウエイトを下げられるので、都合が良いと思っています。
ちなみに子供たちの場合
ただし、私の子供達にとって、野村証券が最も望ましいかと言えば、そうではないだろうと思います。つみたてNISAとETFに関しては、野村証券とSBI証券に大差はないようですが、つみたてNISAでない通常の積立投信については、野村証券には申し込みたい商品がないからです。つみたてNISAとiDeCoは金額的な枠があるために、それ以上の金額を積み立てたいと思ったときに、野村証券の今の品ぞろえでは、申し込みたい商品がありません。具体的には、積立インデックスファンドで人気のある<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドを取り扱っていません。従って子供達には、野村証券ではなく、SBI証券を勧めようと考えています。証券会社の口座を複数持つということも考えられますが、複数になればそれなりの煩雑さが発生するとも思われますので、できれば1社で済ませたいと思います。