つみたてNISAの推移 2020年12月

24万円の評価益を計上しました。過去最大です。

もともとはNISAを利用していたのですが、つみたてNISAが2018年にスタートしてからは、つみたてNISAに変えました。我が家のNISA、つみたてNISAの利用は以下の通りです。

2014年から2017年までの4年間NISAを利用し、2018年からはつみたてNISAに移行しました。NISAについては、生活費補填のために随時解約し、現在の残高はゼロです。

連れ合い

私と同じく、2014年から2017年までの4年間NISAを利用し、2018年からはつみたてNISAに移行しました。生活費補填に当てることなく持ち続け、5年満期が来たものは順次特定口座に移管しています。

子供1

預金が数百万円あるので、つみたてNISAでなく、2020年からNISAを120万円購入し始めました。2021年以降もNISAを120万円購入し続ける予定です。

子供2

働き始めたばかりで貯金がないため、2019年からつみたてNISAを始めました。今後ともつみたてNISAを続ける予定です。

NISA

NISAは、「NISA口座(非課税口座)」内で、毎年一定金額の範囲内で購入したこれらの金融商品から得られる利益が非課税になる、つまり、税金がかからなくなる制度です。イギリスのISA(Individual Savings Account=個人貯蓄口座)をモデルにした日本版ISAとして、NISA(ニーサ・Nippon Individual Savings Account)という愛称がついています。

NISAは税制優遇制度

NISAとは、2014年1月にスタートした、個人投資家のための税制優遇制度です。NISAでは毎年120万円の非課税投資枠が設定され、株式・投資信託等の配当・譲渡益等が非課税対象となります。

つみたてNISA

つみたてNISAとは、特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です(2018年1月からスタート)。購入できる金額は年間40万円まで、購入方法は累積投資契約に基づく買付けに限られており、非課税期間は20年間であるほか、購入可能な商品は、長期・積立・分散投資に適した一定の投資信託に限られています。

親は野村証券の1306、野村つみたて外国株投信

私と連れ合いの購入した銘柄は、NISAは「1306(TOPIX連動型上場投資信託(ETF))」、つみたてNISAは「野村つみたて外国株投信」で、二人とも野村証券の証券口座を利用しています。

子どもはSBI証券のニッセイ外国株式インデックスファンド

また、子供が購入した銘柄は、NISA、つみたてNISAとも、「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」です。SBI証券を利用しています。「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」は、SBI証券では扱っていますが、野村證券では扱っていません。

シニア世代は野村証券、若い世代はSBI証券

私と連れ合いは60歳代で、今からSBI証券などのネット証券を利用するメリットはあまりありませんが、私の子供たちは20歳代、30歳代で、低コストで品ぞろえの多いネット証券を使った方が良いと考えます。そこで、ネット証券でも最大の規模を誇るSBI証券が安心だろうと考えています。しかし、SBI証券の方が野村証券よりも圧倒的に有利というわけでは有りませんので、特に50歳代、60歳代の人は、野村証券を有効利用すれば、SBI証券に引けを取らない運用をできると思います。私と連れ合いの経験を踏まえて、この年代の人たちのための資産運用方法をまとめます。一つのモデルパターンを示しますので、自分の好みに合わせて少し修正することは問題ありません

50代、60代の資産運用のポイント

  1. 5年に分けて分割投資
  2. リターンを求めつつリスク縮小
  3. ETFを利用
  4. 確定拠出年金の改善
  5. NISA・つみたてNISAの利用・改善
  6. できるだけ売らない

1.リターンを求めつつリスク縮小

もし、現在2,000万円の預金・現金を持っているとすると、そのうちの半分1,000万円を投資に回します。それを5年間に分割して、毎年一定の時期に、1308(上場インデックスファンドTOPIX)とVOO(バンガード・S&P500 ETF)に100万円ずつ合計200万円ずつ投資します。証券会社は野村證券で、電話でも窓口でも注文できます。シニア世代でも簡単です。

2.リターンを求めつつリスク縮小

個別株式はリターンがETFと同じですが、資産が分散されてないのでリスクが高いという問題があります。もし、少数の個別株式で運用するなれば、それは投資ではなくギャンブル、趣味と言えるものです。ギャンブルや趣味にはお金がかかります。

3.ETFを利用

ETFとは、Exchange Traded Fund の略で、日本語では上場投資信託のことを言います。1308は日本の大会社約2000銘柄、VOOはアメリカの大会社500社に分散投資しますので、リスクを分散できます。また、コストは毎年0.1%以下で済みます。ただし買うときと売る時には1%程度の手数料がかかりますが、頻繁に売り買いしなければ、この手数料はあまり気になりません。逆に手数料が1%かかるのだから、売らないで持ち続けようという気持ちになります。

4.確定拠出年金の改善

勤めている会社や個人で確定拠出年金を積み立てている場合、もし外国株式(あるいは国内株式)インデックスファンド以外の商品なら、外国株式(あるいは国内株式)インデックスファンドにスイッチすべきです。以下の商品はやめた方が良いと思います

  • 銀行預金:リターンがゼロですから確定拠出年金のメリットが生かせません
  • 債券:超低金利の時代にはリターンが見込めません
  • バランス型:債券が入っているので超低金利の時代にはリターンが低くなります
  • アクティブ型:金融機関に払うコストが大きいのでリターンが小さくなります

5.NISA・つみたてNISAの利用・改善

100万円以上のまとまったお金があるならNISA、毎月の収入でコツコツつみたてたいなら、つみたてNISAを利用します。積み立てる商品は、4.確定拠出年金で述べた「外国株式(あるいは国内株式)インデックスファンド」がベストです。

6.できるだけ売らない

株価が下がってくると、不安に駆られて売りたくなる場合がありますが、そこを売らずに5年、10年持ち続けると、元金の1.5倍、2倍になることが期待できます。もし売りたくなったら、1306、VOOの過去の株価チャートを見て売らないようにしましょう。