お金と幸せ 2

メキシコの漁師とエリートビジネスマン

メキシコの海岸で釣りをしている漁師がいました。彼は朝だけ漁をして午後は子供と遊び、夜は仲間と魚を食べて酒を飲む生活を楽しんでいます。病気や将来についてあまり心配していません。

そこにアメリカのエリートビジネスマンがやって来て、「私は、ハーバード大学のMBAを取ったエリートビジネスマンだ。

いいことを教えてあげよう。遊んでばかりいないで、朝早くから遅くまで船で漁をするんだ。そうしてお金がたまったら、もっと大きな船を買って、人も雇って、たくさん魚を獲るんだ。そして、加工場を作って、ハーバードのMBA流マーケティングでたくさん高く売るんだ。」と言った。

すると漁師は「そうするとどうなる?」と聞いた。するとエリートビジネスマンは「たくさんお金がたまったら引退して、トローリングをしたり、毎日楽しくパーティーをひらける。」といった。

漁師は「それなら、俺が今やっていることだ。」と言った。

誰が、足るを知っているのでしょうか。