節約をすると老後に積立金の3倍、6倍になる

分かっちゃいるけどやめられない

節約はしなくちゃいけないとは分かっていても、人によって、状況によって難しいものかもしれません。一つの生活パターンが定着していると、思い切ったスタイル変更はできにくいものです。

UQに換えたらレベルを落とさず1万円節約

しかし、思い切って新しいことをやってみて、ダメだったら元に戻せばいいや、と考えれば、新しい生活スタイルが身に付くかもしれません。最近、テレビを見ていて驚いたのは、永濱利廣(第一生命経済研究所経済調査部主席エコノミスト)が、スマホを大手からUQモバイルに変えたということです。本人の話では、それによって毎月1万円節約になり、特に不便は感じていないということでした。あれだけテレビなどに出演して、忙しく第一線で働いている人がUQで支障がなければ、ほとんどの人はUQでOKで、毎月の使用料を大幅に節約できそうです。そういえば、私の子供も半年ほど前にauからUQモバイルに換えたと言っていました。

格安スマホで2000円強

なお、私と連れ合いは4年半前に購入した格安スマホのフリーテルです。私たちは、ライン、グーグルが中心で、電話などはあまり使用しないので、料金は月2千円弱です。また、機器自体は買取で2万円程度で、現在もそのまま使っていますので、ひと月にならすと400円にもなりません。合計で2千円強というところでしょうか。

40年間毎月1万円ずつ積み立てる

節約は様々なところでできるかも知れませんが、それを確定拠出年金で積み立てて行くと、将来大きなリターンとして帰ってきます。25歳から64歳までの40年間、毎月1万円ずつ積み立てるとどうなるでしょうか。

5%の運用利回なら1400万円、8%なら3100万円

もし毎月1万円ずつ積み立てて、それを外国株式のETFやインデックスファンドで運用すると、5%の運用利回りを40年続けると、1400万円、8%運用なら3100万円になります。

アメリカの代表的株式は年平均9.5%利回り

8%という数字は、高いと思われるかしれませんが、過去30年近く経ったSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)の年率平均リターンが9.5%ですから、あながち非現実的な数字ではないかもしれません。8%なら積立金の6倍になって戻ってくる計算になります。もう少し控えめに見ても、5%という数字は長い目で見て魅力的です。積立金が40年間で480万円でも、複利で運用すれば、5%の利回りで積立金の3倍近くになります。

iDeCoなら節税効果大

ただし、この計算には税金が入っていません。もし、この積立をiDeCoで行えば、拠出するときの税金は控除できますし、運用益も非課税です。年金として受け取る場合は「公的年金等控除」、一時金の場合は「退職所得控除」の対象となります。

年齢 積立金 5% 運用 8% 運用
25 120,000 120,000 120,000
26 240,000 246,000 249,600
27 360,000 378,300 389,568
28 480,000 517,215 540,733
29 600,000 663,076 703,992
30 720,000 816,230 880,311
31 840,000 977,041 1,070,736
32 960,000 1,145,893 1,276,395
33 1,080,000 1,323,188 1,498,507
34 1,200,000 1,509,347 1,738,387
35 1,320,000 1,704,814 1,997,458
36 1,440,000 1,910,055 2,277,255
37 1,560,000 2,125,558 2,579,436
38 1,680,000 2,351,836 2,905,790
39 1,800,000 2,589,428 3,258,254
40 1,920,000 2,838,899 3,638,914
41 2,040,000 3,100,844 4,050,027
42 2,160,000 3,375,886 4,494,029
43 2,280,000 3,664,680 4,973,552
44 2,400,000 3,967,914 5,491,436
45 2,520,000 4,286,310 6,050,751
46 2,640,000 4,620,626 6,654,811
47 2,760,000 4,971,657 7,307,195
48 2,880,000 5,340,240 8,011,771
49 3,000,000 5,727,252 8,772,713
50 3,120,000 6,133,614 9,594,530
51 3,240,000 6,560,295 10,482,092
52 3,360,000 7,008,310 11,440,660
53 3,480,000 7,478,725 12,475,912
54 3,600,000 7,972,662 13,593,985
55 3,720,000 8,491,295 14,801,504
56 3,840,000 9,035,860 16,105,624
57 3,960,000 9,607,653 17,514,074
58 4,080,000 10,208,035 19,035,200
59 4,200,000 10,838,437 20,678,016
60 4,320,000 11,500,359 22,452,258
61 4,440,000 12,195,377 24,368,438
62 4,560,000 12,925,145 26,437,913
63 4,680,000 13,691,403 28,672,947
64 4,800,000 14,495,973 31,086,782