つみたてNISA評価額2018年5月

◎今日のグラフ:つみたてNISAは累計で1.3%の値下がり

青い折れ線の取得金額より、赤い折れ線の評価額の方がわずかに下回っています。毎月の積立額は限度いっぱいの33,000円です。

年/月 取得金額(円) 評価額 評価損 値上がり率
18/1 33,003 32,575 -428 -1.3%
18/2 66,005 64,323 -1,682 -2.5%
18/3 99,008 95,282 -3,726 -3.8%
18/4 132,000 130,540 -1,460 -1.1%
18/5 165,004 162,853 -2,151 -1.3%

今年の前半は低迷が続く

私の場合、つみたてNISAは、約定日が毎月中旬、受渡日がその月の下旬です。1月の中旬まで外国株は好調で、下旬から下落したので、積立NISA初月の1月に評価損が発生しました。2月、3月も引き続き相場が低迷していたので、評価損の金額が拡大しました。4月になって多少盛り返したものの、今月は再び低迷しました。

相場が悪い時の受け止め方

つまり、つみたてNISAは、スタートから5ヵ月連続で評価額が出ています。これを見た時に、投資している人はどう受け止めるでしょうか。がっかりしている人がいるかもしれません。1月からスタートするのではなく、今月からスタートすれば、もっと安く買えたかもしれないと思う人もいるでしょう。

スタート直後は悪いことが多い

私の場合、15年以上前に外貨MMFを数千万円購入した後に円高になりました。その外貨MMFをすぐに売却しなければならなくなったので、200万円ほどの損失が発生してしまいました。また、退職金の一部で外貨MMFを購入した直後も、円高で500万円以上の評価損が発生しました。しかし、この時は実際の損失ではなく、評価損でしたので、その翌年は逆に800万円の評価益が発生しました。

10年、20年の長期運用

評価額が下がった時に売れば、実際の損失が発生しますが、保有し続ければ、いずれ、評価益が発生します。つみたてNISAという制度は、短期的に売り買いして利益を出そうというものではありません。10年、20年と長期保有することによって、リターンを期待するものです。短期的な相場変動に一喜一憂することは、ありません。投資を自分で実際に行うことによって、経験を積み、多少のことで驚くことがなくなるのだと思います。

株が安くなると喜ぶバフェット

アメリカの著名投資家、ウォーレン・バフェットは、株式相場が下がると喜ぶそうです。「普通の人は、ハンバーガーが安くなると喜ぶのに、株が下がるとがっかりする。おかしなことです。私は、株が安くなれば、喜び、そして買います。」と言っています。

株式が安くなった気に買えるだけ資金余力を残す

安くなった時に買えるだけの資金的余力を残しておくことが必要です。現金や銀行預金を保有することは投資という観点で見ると、非効率かもしれません。なぜなら、株式に投資しておけば、5%~9%のリターンが期待できるのに、銀行預金のままでは期待リターンは0%です。しかし、精神的な余裕や安心感を優先すれば、多少なりとも銀行預金や証券会社のMRFを保有しておいた方が、良いかも知れません。