右上から順に以下の金融商品に投資しています。
- 1306(TOPIX連動型上場投資信託(ETF))
- 野村つみたて外国株投信(つみたてNISA)
- SPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)
- VGK(バンガード・FTSE・ヨーロッパETF)
- VWO(バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF)
- VOO(バンガード・S&P500 ETF)
- ASX(S&P/ASX 200指数オーストラリアETF)
- USMMF(US マネー マーケット ファンド)
- 豪ドルMMF(豪ドル マネー マーケット ファンド)
- 財形年金保険
- DB(確定給付年金)
- DC(企業型確定拠出年金)
評価益は1億1千5百万円
私の現在の金融資産は約2億円で、元金は約1億円、それ以外に1500万円ほど生活費のために引き出して使いました。
ポートフォリオは成り行き
私の現在のポートフォリオは、最初からこのようなものにすると決めたものではなく、成り行きで自然となってきたというものです。また、リバランスもしていません。
1306は従業員持ち株会株式の買い替え
1306は、野村証券のTOPIX連動型上場投資信託(ETF)ですが、その原資は2013年初めに保有していた個別株式を売却した資金2500万円です。この株式は、私が勤めていた会社の従業員持ち株会で買った株式が、値上がりしたので売却しました。積み立てた元金は1000万円でした。1306の現在評価額は5200万円ですから、最初の1000万円が現在5200万円まで増えたことになります。私は基本的に個別株式は持ちませんので、1306が発売された2001年当時から、将来的にはETFに換えたいと考えていました。
連れ合いの従業員持ち株会株式は倒産でゼロに
私の連れ合いは、私と同じく従業員持ち株会で400万円投資した後、800万円まで評価額が増えたこともありましたが、最終的にはその会社が倒産して株式がただの紙切れになってしまいました。個別株式は、10銘柄、20銘柄保有してリスク分散すればよいのですが、1種類しか持っていないと、リスクもリターンも極めて大きくなります。
バイ・アンド・ホールドがベストだが
フィデリティ証券が、どういう人の投資方法が一番良かったかを調べたことがありましたが、その結果、自分のポートフォリオを忘れた人が一番良かったそうです。つまり、バイ・アンド・ホールド、売り買いせずにじっと持っている方法が良いということです。しかし、ここでこの調査について気を付けることがあります。それは、1000人、2000人を調査した結果、全体としては最も良い成績をおさめたという意味です。それでは、その1000人、2000人の一人一人はどうなのかということを考える必要があります。例えば20銘柄を持ち続けた人は、仮にその中で1銘柄が倒産しても、全体としては良い成績をおさめられたでしょうが、もともと1銘柄しか持っていない人の、その1銘柄が倒産したら大変です。その大変な一人にならないためには、多銘柄にリスク分散する必要がありますが、それを自動的にやってくれるのがETFです。
ETFなら安心
私の保有している1306(TOPIX連動型上場投資信託(ETF))の場合は、東証1部に上場している全銘柄、約2000銘柄に分散投資しているので、倒産によるリスクはあまり考えなくて良いレベルです。
最大の証券会社、商品を選ぶ
私は、投資にあたって、できるだけ大きな証券会社、商品を選ぶようにしています。
野村証券
まず証券口座は、野村証券1社です。私のような投信ブロガーは、ほとんどの場合SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券などのネット証券を利用しているようですが、私は利用していません。ネット証券の良い点は、売買のコストが安い、ETF・インデックス投信などの品揃えがたくさんあることです。
10年、20年持ち続けるなら対面証券で十分
このうちコストについては、私の場合、バイ・アンド・ホールドで、ほとんど売ることをしませんので、多少のコスト高という問題はありますが、気になるほどではありません。具体的には売買の手数料は、約1%ですから、往復で2%になります。しかし、20年間持ち続けた場合、1年当たりに均すと0.1%にしかなりません。一方で、野村證券は日本最大の証券会社ですから、やはり安心感はあります。0.1%のコスト高と安心感を天秤にかけると、野村證券が圧倒的に負けてるとは言えないと考えます。
日本最大、世界最大のETF等に投資
もう一つの品揃えに関しては、野村証券の場合、SPY、VOO、VGK、VWOなどの主要ETFは購入できますから、ETFに関しては問題ありません。
インデックスファンドは買わない
一方、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドなど低コストのインデックスファンドについては、品ぞろえをしていませんから、これを買おうという人にとっては、致命的です。低コストのインデックスファンドは、これから貯蓄をしようとする若い人にとっては大事な商品ですが、私の場合既に退職金を受け取り、年金とETF分配金が主な収入源ですから、インデックスファンドを利用する意味がありません。したがって、この点でもネット証券を利用する意味がありません。ただし、つみたてNISAは、野村で低コストのインデックスファンドを用意していますので、野村証券で間に合います。
このように、証券会社については、私の場合、野村証券1社で大きな問題がありません。
純資産総額が大きなETFは繰り上げ償還の問題がない
次に商品については、日本最大のETFは1306(TOPIX連動型上場投資信託(ETF))、であり、世界最大のETFはSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)ですから、このように最大の商品を購入することによって、繰り上げ償還などの問題は発生しません。
日本最大の証券会社、日本・世界最大のETFを中心に運用することによって、多少なりとも不安感を減らす努力をしています。