個人の投資方法は単純な方が良い

私の投資方法はいたって単純です。基本的に世界の株式ETFを地域別に持っているだけで売り買いしません。

個人の投資方法についてアメリカではどのようにアドバイスしているのでしょうか。3月7日のザ・スポークスマン・レビューの記事をもとに確認してみましょう。

カーラ・フライド:個人投資では単純なものが良い

金融業界は複雑―そして高価―な商品を売るのが好きですが、多くの場合単純なものが賢い選択になります。

分散化の価値については、皆さんはよくご存じです。分散化の最も簡明な方法は株式と債券を混ぜて所有することです。もう一つの極端なポートフォリオは、商品、オールターナティブ投資、不動産、国内国外など十以上のアセットクラスを所有するポートフォリオにすることです。

退屈なポートフォリオの勝利

カランによる最近の分析は、45歳でリタイアするための貯蓄について、単純な仮説のポートフォリオを打ち立てました。このポートフォリオは、S&P500株式インデックスとブルームバーグ・バークレイズ米国総合債券インデックスだけを含んでいます。10年を過ぎて、この退屈な手法は、20以上のアセットクラスを保有する、もっと複雑なポートフォリオより、リターンは多く、リスクは少なかったのです。

10年間は短かく、過去の成績は将来の成績に対する保証にはならないということはわかっていますが、基本的な分散をきちんと図れば(年齢に応じた株式と債券のミックス)、うまくいくことを示しています。あらゆる種類の付属物を付け加えた非常に高度なポートフォリオは必ずしも、大きな飛躍にはなりません。特に、『非常に高度な』投資になればなるほど、高価になりやすいということを考えれば、そのことが言えます。

お金の生活を簡明にする短い早見表を以下に示します。

簡明な投資

・TDF。

ターゲット・デート・ファンド、つまりTDFは標準的に4から6のアセット・クラスをミックスして、投資家のリタイア年齢に結び付けてあります。2個のアセットクラスほど簡単ではありませんが、とても簡明です。

さらにTDFは時々自動的にリバランスして、所定の資産のための『ターゲット』アロケーションに戻ります。そしてターゲット・アロケ-ションは、年を取り、リタイアが近づくにつれ、少しだけ保守的な方にシフトします。

ほとんどすべての401(k)はTDFを提供し、多くの「デフォルト(初期設定)」は、新入社員がほかのファンドを選ばなければTDFになります。ばかばかしいほど簡明で、一度選べばよいだけのファンドによって、多くの複雑な要素に分散でき、リバランスし、リタイアが近づくにつれポートフォリオリスクを年齢に対応させるのは、賢い方法です。

・インデックス。

もしTDFが気に入らなければ、次善の策は、低コストのインデックスファンドか、上場投資信託、つまり、ETFです。ベンチマークに狙いを定めることは、間違いなく最も賢い投資方法です。大量のデータ、長期にわたるデータによって、アクティブ・マネージャーは勝てないことが証明されました。

アクティブ・マネージャーは、たいてい、より高い手数料というハードルを乗り越えなければなりません。年間の費用は通常、インデックスファンドやETFよりも高くなっています。

単純な貯蓄

・自動化。

給与振込口座から個別の貯蓄口座に、毎週、2週ごと、毎月送金する自動引き落としを設定するのです。これをやってみる前に、やらないように自分に言い聞かせるのはダメです。この方法をいったんやると、自動引き落としで暮らして行け、必要なら調整できることがたいていは分かるものです。

生命保険は単純にする

・終身より定期を選ぶ。

生命保険には定期と終身という二つのタイプがあります。定期生命保険は『簡明』な方法で、一定の年数(定期)が設定されていて、終身保険と違って投資部分がありません。生命保険が必要な人の大多数―子供たちが巣立つまで守ること、数十年間支払えなくなった場合の配偶者の住宅ローンを支払えるように資金を供給してあげること―にとって、定期保険は単純で懸命な方法です。掛け金は終身保険の数分の一で済みます。通常は、その差額を他で投資すれば、暮らし向きは良くなるでしょう。

・年金収入が何よりも大事。

リタイアが近づくにつれ、固定的な必要経費を、社会保障費や受給年金などの保証された収入で賄う計画が賢い戦略です。しかし、もし保証された収入源で基礎的な支出をカバーできないようであれば、年金を買うことでその差額を埋めることができます。残念なことに、たくさんの年金があって、非常に高価なものやとんでもなく複雑なものもあります。

ここでも単純なものがうまくいきます。受給年金を確認することです。この年金は単純で分かりやすい、言わばプレーン・バニラ・タイプで、まとまったお金を支払い、それから年齢に基づいて受給が始まると/——すぐに受給を始めるのも可能だし、数年後に受給を始めて年金収入が延ばせるものを買うことも可能です——、生涯にわたって支給額が保証されるのです。何の付属品もありません

支出を単純化する

・デビット・カードで支払う。

使いすぎやクレジット・カードの未払金に16%の利子を支払うのを避けるために、小切手口座(当座貸し越し保証のないもの)に結びついたデビット・カードを使うのです。もしそこの買い物代金分の残高がなければ、取引ができません。ペイパルのようなサービスがあれば、オンラインで買い物ができるように小切手勘定にリンクするのは容易です。(注意事項:全額を支払えるように、少額の買い物を毎月数回クレジット化カードでするのです。そうすることによって、しっかりしたクレジット・スコアを維持構築できます。)

以上が拙訳でした。

日本と同じ点がいくらもありました。低コストのインデックスファンドとETFが良くて、複雑な保険商品には手を出すな、などです。

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