自分の資産運用は何点か? 4

<昨日の続き>

自分の資産運用方法が良いのか悪いのか?
点数をつけると何点になるのか?

この疑問に対して私の考えを書きます。

Ⅱ.まとまったお金のない20代、30代、40代

銀行預金等については、「Ⅰ.まとまったお金のある中高年」と同じ点数ですので、点数だけ以下に記載します。

  • 個人年金保険、ファンドラップ、外貨預金等:0点
  • 全額を銀行に預金する:10点
  • アクティブファンドに投資する:30点
  • 独立系ファンド:50点
  • 個別株式:30~95点

60点以下は落第ですから、アクティブファンドや独立系ファンドはやめた方が良いという考えです。

① SBI、楽天等のネット証券で低コストインデックスファンドを保有する:95~100点

私と連れ合いは、野村證券で投資をしていますが、子供たちにはSBI証券を勧めました。

スマホでSBI証券を検索すると以下が表示されます。

  • SBI証券・公式サイトー公式ホームページ
  • 口座開設の方はこちら
  • キャンペーン実施中
  • SBI・バンガード・S&P500
  • NISAで賢くお得に

SBI・バンガード・S&P500

この項目の中で驚いたのが、「SBI・バンガード・S&P500」です。この商品の信託報酬は、 (税込)/年0.0938%程度ですから、非常に低コストの商品です。これを真っ先に勧めていることが素晴らしい。野村証券などの対面証券、銀行などは、コストの高いアクティブファンドを熱心に勧めますが、SBI証券は顧客が最も得をする商品を勧めています。この商品の純資産 は1,790億円を超えましたから、規模という意味からも順調に育っています。

SBIが野村の口座数を上回る

顧客本位という意味からは、SBI証券は野村証券に圧倒的に買っています。証券口座数では、野村證券530万に対し、SBI証券は550万に達しました。それに肉薄しているのが楽天証券です。

証券口座数と事業規模は直接結びつきませんが、今後の成長にとっては重要な要因の一つです。

野村証券の若者投資家対策は不発

野村証券は、これまで何にも改善策を打ち出さなかったわけではありません。2017年には、つみたてNISA専用のインデックスファンドを発売し、投信ブロガーが選ぶ fund of the yearの第4位になったこともありました。しかし、競合他社がどんどん信託報酬を引き下げる中で、全く引き下げを行いませんでした。それを挽回するために、昨年の2月に「野村スリーゼロ先進国株式投信」を発売しましたが、純資産総額は7億円誌からありません。<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドなど競合他社商品の純資産総額が2,000億円を超えていますので、大失敗と言わざるを得ません。

失敗の理由は、

  • 発売タイミングが遅すぎる
  • メールアドレス・Web交付サービス・メール交付サービスの登録が必要
  • 野村證券には課税される低コストインデックスファンドがない
  • 他のサービスの手数料が高い

などがあげられるでしょう。野村證券は現在アルケゴス問題で苦しい状況にありますが、個人投資家相手の対策も、本腰を入れて取り組まないといけません。

若者個人投資家を無視し続ける野村證券

私たち個人投資家にとって、

  1. 株式売買手数料
  2. 為替手数料
  3. 外国株式ETFの品揃え
  4. つみたてNISA、イデコ用のインデックスファンドの品揃え
  5. 課税されるインデックスファンドの品揃え

が重要ですが、このすべてにおいて野村證券はSBI証券に負けています。私や連れ合いのように、SPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)、VOO(アメリカバンガード社のS&P500のETF)、1306(TOPIX連動型上場投資信託(ETF))の3銘柄があれば、だいたいの要望を満たしている人にとって、野村とSBIの差はあまりありませんが、これから長期間にわたってインデックスファンドを買い続ける若者にとって、野村証券はかなり不利です。

ネット証券利用の際の留意点

「SBI、楽天等のネット証券で低コストインデックスファンドを保有する」に、95~100点という点数を付けましたが、100点でないのは、気を付けなければいけない点があるからです。

現金保有期間、税金を減らす

株式や、ETFの売買手数料が安いからと言って、頻繁に売買していると、必然的に現金で保有する期間が長くなり、投資効率が低下してしまう恐れがあります。また、利益確定してしまうと、そのたびに税金がかかりますから、その分のリターンが減少してしまいます。売買手数料が安くても、バイ・アンド・ホールドを徹底した方が投資にはプラスです。

電話がかかりにくい

また、インターネットに関して不満な点があります。不明な点があれば、電話で聞くことができますが、その電話がなかなかかからないことがあります。ネット証券はコスト削減のために、電話対応を減らしたいのですが、その点は大きな不満です。

環境文字が入力できない

また、口座開設の際の入力画面では、氏名に環境文字が一つあると受け付けられません。あれこれ試行錯誤した結果、片隅に書いてある注意書きで気が付き、郵便で送付しなければならないこともありました。

カード

昨年は、ATMのカードが廃止になりました。これも、野村証券に比べて不自由な点です。

ネット証券にも、改善すべき点はまだまだありそうです。

② 野村証券等の対面証券で、株式ETFかインデックスファンドを買う:60点

つみたてNISAやイデコ専用のファンドしかないのは致命的

基本的に、若い人は今後数十年間、低コストインデックスファンドで積立投資をする必要がありますが、野村證券にはつみたてNISAやイデコ専用のファンドしかありません。若い人は、この2制度しか積み立てられないのでは困ります。住宅購入費用、教育費などに充てるためには、課税される口座で積み立てることができないと困るのです。

野村のインデックスファンドは低コストでない

そこで、アクティブファンドでない、比較的低コストのファンドを探すと、「野村インデックスファンド・外国株式 愛称:Funds-i 外国株式」という銘柄がありました。運用管理費用(信託報酬) は、0.605%(税抜年0.55%)です。人気のある<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドは、0.1023%(税抜0.093%)ですから、0.5%だけ余計にかかります。この0.5%は、アルケゴスの損失補填になるのか、野村証券社員のボーナスになるのかはわかりませんが、顧客の財布から減ることは確かです。0.5%の違いは、元金を100万円とすると、30年で155,622円になりますからちょっとした金額です。実際には100万円でおさまらず、1000万円、2000万円を積み立てることになれば150万円、300万円を超えることになります。こう考えると、野村證券ではなく、SBIなどのネット証券を選ぶ必要がありそうです。

年数 金額:円
1 1,000,000
2 1,005,000
10 1,045,911
20 1,099,399
30 1,155,622

年1回ETF購入でも問題

人によっては、低コストインデックスファンドを買わずに、1年に1回、株式ETFを買うという人もいるでしょうから、野村証券が絶対ダメというわけではありません。そこで、点数は合格点の境界線である60点を付けました。銀行預金や、個人年金保険、外貨預金よりは、ずっとましでしょう。なお、野村証券の場合、NISAで外国株式ETFを買うことができません。

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