投資の銘柄選び 4

<昨日の続き>

インデックスファンドのランキング

投資の銘柄選びです。私のインデックスファンドの選択基準は純資産総額が1000億円以上、信託報酬が0.2%以下です。

昨日の先進国株式 インデックスファンド実質コストランキングを再掲して、各銘柄を検討します。

先進国株式 インデックスファンド実質コストランキング

実質コスト順 信託報酬順位 ファンド名 信託報酬(税込み) 実質コスト(税込) 純資産総額(億円)
番外 番外 SBIインデックス先進国株式 0.1022% 0.130% 58
1位 2位 ニッセイ外国株式 0.1023% 0.153% 2,892
2位 3位 たわらノーロード先進国株式 0.1099% 0.153% 1,186
3位 1位 eMAXIS Slim先進国株式 0.1001% 0.168% 2,114
4位 4位 iFree外国株式 0.2090% 0.246% 114
5位 5位 i-SMTグローバル株式 0.2090% 0.251% 4
6位 6位 Smart-i先進国株式 0.2200% 0.335% 100
7位 10位 野村(Funds-i)外国株式 0.6050% 0.518% 221
8位 7位 iシェアーズ先進国株式 0.4125% 0.569% 18
9位 8位 外国株式インデックスe 0.5500% 0.582% 194
10位 9位 SMTグローバル株式 0.5500% 0.592% 1,033
11位 11位 eMAXIS先進国株式 0.6600% 0.726% 469

(注)「SBI・先進国株式インデックス・ファンド(旧:EXE-i つみたて 先進国株式ファンド)」が番外になっているのは、このファンドだけ「FTSEデベロップド・オールキャップ・インデックス」をベンチマークにしているからです。

実質コスト第1位の<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

昨日説明した通り、信託報酬と実質コストは異なり、eMAXIS Slim先進国株式はニッセイ外国株式よりも高コストですが、信託報酬(税込み) 、実質コスト(税込)とも0.2%以下です。番外の SBIインデックス先進国株式も0.2%以下ですが、残念ながら純資産総額が58億円しかありません。したがって、私の基準に合致する銘柄は、1位、2位、3位の3銘柄だけです。この3銘柄は、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020」でも、それぞれ2位、14位、7位に入っています。このうち、私の子供達には、実質コスト第1位の<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドを勧めています。

純資産総額が小さいと繰上償還の恐れ

第4位以下の銘柄を確認しましょう。純資産総額があまりに小さいと繰上償還、つまり、信託期間が無期限となっている投資信託が運用を終了することになる可能性があるので、要注意です。私の経験では過去において、ETFではありませんが、ユーロMMF、日本のMMFなどが繰り上げ償還になったことがあります。

記事のデータの間違い?

実質コスト第7位の 野村(Funds-i)外国株式は、この12銘柄の中で唯一、信託報酬より実質コストの方が安くなっています。そこで、交付運用報告書を確認したところ、0.620%でしたので、記事のデータが間違っていたようです。

『Slim』が付くか付かないかの差

実質コスト第3位の eMAXIS Slim先進国株式と、第11位の eMAXIS先進国株式は『Slim』が付くか付かないかの差しかありませんが、コストが全然違うので要注意です。購入するときには銘柄名を再確認するだけでなく、信託報酬が0.2%以下であるかどうかを確認する必要があります。

全世界株式 インデックスファンド

次に、最近人気の高い全世界株式のランキングです。これは基本的に信託報酬と実質コストが同じ順位になっています。ニッセイだけが世界株式だけが実質コストのデータが入っていないので、最下位になっています。

全世界株式 インデックスファンド信託報酬ランキング

実質コスト順 信託報酬順位 ファンド名 信託報酬(税込み) 実質コスト(税込) 純資産総額(億円)
1位 1位 SBIインデックス全世界株式 0.1102% 0.130% 246
2位 2位 eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー) 0.1137% 0.200% 1,929
3位 3位 eMAXIS Slim全世界株式(除く日本) 0.1143% 0.201% 637
番外 番外 eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型) 0.1144% 0.201% 38
4位 4位 たわらノーロード全世界株式 0.1320% 0.241% 7
5位 5位 野村つみたて外国株 0.2090% 0.248% 362
6位 6位 楽天(バンガード)全世界株式 0.2120% 0.261% 992
7位 7位 三井住友・DC全海外株式 0.2750% 0.395% 595
8位 8位 eMAXIS全世界株式 0.6600% 0.742% 136
番外 番外 ニッセイ世界株式 0.1144% 6

そこで交付運用報告書を確認したところ、実質コストは0.125%でしたので、最も低コストになります。そこで、このデータを入れてもう一度、順位を確認すると以下の通りです。ニッセイ世界株式は設定日が2020年6月29日なので純資産総額が6億円しかありませんが、今後徐々に増えていくでしょう。第2位の eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)は、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020」では第1位でしたが、実質コストは大きく負けていることが分かります。

実質コスト順 信託報酬順位 ファンド名 信託報酬(税込み) 実質コスト(税込) 純資産総額(億円)
番外 番外 ニッセイ世界株式 0.1144% 0.125% 6
1位 1位 SBIインデックス全世界株式 0.1102% 0.130% 246
2位 2位 eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー) 0.1137% 0.200% 1,929
3位 3位 eMAXIS Slim全世界株式(除く日本) 0.1143% 0.201% 637
番外 番外 eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型) 0.1144% 0.201% 38
4位 4位 たわらノーロード全世界株式 0.1320% 0.241% 7
5位 5位 野村つみたて外国株 0.2090% 0.248% 362
6位 6位 楽天(バンガード)全世界株式 0.2120% 0.261% 992
7位 7位 三井住友・DC全海外株式 0.2750% 0.395% 595
8位 8位 eMAXIS全世界株式 0.6600% 0.742% 136

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