VIX指数(ビックス指数)

VIX指数(ビックス指数、恐怖指数)とは何でしょうか。

野村証券の用語解説を見てみましょう。

VIX指数

米シカゴ・オプション取引所(CBOE)が、S&P500種株価指数を対象とするオプション取引のボラティリティ(変動率)を元に算出、公表している指数。英語では「investor fear gauge」、別名Volatility Index(略称:VIX)と呼ばれます。

将来の相場に対する投資家心理を反映する指数とされており、一般的にVIXの数値が高いほど投資家の先行き不透明感も強いとされます。

通常は、10から20の間で推移することが多いのですが、相場の先行きに大きな不安が生じた時には、この数値が大きく上昇するという傾向があります。

ブルームバーグの解説を見て見ます。

Cboeボラティリティ指数(VIX)は、米国株式市場の30日間予想ボラティリティーの一定の指標となるよう構築された指数。S&P500種指数(SPX)のコール・オプションとプット・オプションのリアルタイム・ミッドクオート価格から算出される。満期までの期間が23日超かつ37日未満のSPXオプションおよびSPX週次オプションを用い、VIXはS&P500種指数ボラティリティ期間構造に沿って2点を補完した値を常に反映する。

VIX指数のチャート

実際のチャートを確認しましょう。チャートは2004年4月から約18年間の変化を見ることができます。VIX指数が跳ね上がっている時期は、2008年のリーマンショックと2021年の新型コロナショックの時で、指数60を大きく上回っています。最近は16ですから、落ち着いた状態であることが分かります。過去から学べることは、VIX指数が50を超えた時に、相場が大きく下落しますので、その時に余裕資金があれば、株式ETFなどを購入するチャンスかもしれないということです。

iPath® VIXシリーズ

VIX指数を商品化したものもあります。楽天証券の解説を見てみましょう。

世界的な金融危機以降、「VIX」あるいは「恐怖指数」という言葉が新聞や雑誌でよく取り上げられるようになり、その知名度は急速に高まっています。

海外では、以前から恐怖指数(VIX)が株式のヘッジ手段として活発に取引されています。日本でも東京証券取引所に上場されているiPath® VIXシリーズを使えば、簡単に恐怖指数(VIX)に投資することができます。

VIX指数とS&P500指数の動き

赤がVIX指数、青がS&P500指数です。

過去のデータを見ると、VIXはS&P500種指数とほぼ逆の動きをしています。特に2008年の金融危機や直近の欧州危機など、株価が大きく下げるような局面で、VIXは跳ね上がるような動きを見せています。

VIXは株のヘッジ手段だが、買う必要はない。

日経平均株価と比べても逆の動きをすることが多く、この特性から、VIXは株のヘッジ手段として日本でも広く利用されています。いかにVIXの商品を挙げますが、一般の人は、このような商品を売り買いする必要なく、単に、S&P500のETFを買い増せばよいだけです。

iPath® VIXシリーズ

iPath® VIX シリーズはそれぞれ「S&P500 VIX短期先物指数」と「S&P500 VIX中期先物指数」に連動しています。

「S&P500 VIX短期先物指数」と「S&P500 VIX中期先物指数」は、前述のとおりS&P500と逆の値動きをする傾向があります。従って、iPath® VIX シリーズもS&P500が下落する際が上昇します。

投資方法としては、現物の投資商品(通常の株式など)を保有しながら、値下がり時のヘッジの目的で、iPath® VIX シリーズを取引することが有効と考えられます。

iPath® VIX シリーズは2銘柄です。

2029
iPath® VIX中期先物指数連動受益証券発行信託
VIX先物契約の四番、五番、六番及び七番限月の日次ベースでのローリング・ロング・ポジションからの収益を測定します。

2030
iPath®VIX短期先物指数連動受益証券発行信託
VIX先物契約の一番限月と二番限月の日次ベースでのローリング・ロング・ポジションからの収益を測定します。

iPath® VIX中期先物(銘柄コード:2029)

iPath® VIX中期先物(銘柄コード:2029)は、残存日数が5カ月になるようにVIX指数先物を保有し続けた場合のパフォーマンスである「VIX中期先物指数」を円換算した指数に連動します。

使い方
iPath® VIX短期先物(銘柄コード:2030)に比べると、株価急落時の上昇率は高くありませんが、相場回復時の値下がりもゆるやかになります。中期間で、相場急変に備えておきたい場合に有効です。実際に相場が下落(iPath® VIX中期先物は上昇)したタイミングで売却することによって、利益を得られる可能性があります。

iPath® VIX短期先物(銘柄コード:2030)

iPath® VIX短期先物(銘柄コード:2030)は、残存日数が1カ月になるようにVIX指数先物を保有した場合のパフォーマンスである「VIX短期先物指数」を円換算した指数に連動します。

使い方
変動幅がiPath® VIX中期先物(銘柄コード:2029)よりも大きくなりやすく、過去のデータでは株価急落時に大幅に上昇する傾向にあります。
VIX中期先物より短期間での取引に向いていますので、大きく相場が下落しそうな時にタイミングを見極めて直前に投資する戦略に向いています。相場が下落(iPath® VIX短期先物は上昇)したタイミングで売却することによって、利益を得られる可能性があります。

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