野村證券から分配金支払いのお知らせが届きました。
最近1年間の分配率は2.04%
アメリカのETFは年間4回分配があり、今期の分配率は0.78%で、年間では2.04%です。数年前はヨーロッパのVGKと新興国のVWOは3%で同じ程度でしたが、今はかなり低くなりました。2年前と比べて4期とも低く、昨年と比べても6月以外はすべて低い水準でした。
VOOに投資予定
私の余裕資金数百万円をアメリカS&P500のVOOに投資するか、新興国のVWOにするか悩んでいましたが、VOOにしました。近いうちに追加購入したいと考えています。VWOは、中国と台湾の占める割合が54%でかなり大きいのですが、中国の景気減速、米中摩擦、ヨーロッパが中国から距離を取ろうとしていること、台湾や南シナ海の問題等、今後数年間は不確定要素が多すぎます。
新興国割合は4%
私は世界のETFに分散投資していて、その割合はVTを参考にしています。VTの割合によれば、もう少し新興国の割合を大きくすべきですが、現在は4%で、当面このままにしたいと思います。
日本人は全世界投資が好きだが・・・
日本人は、世界全体に投資するVTや三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)などが好きですが、現在は新興国に投資するよりも、アメリカか先進国に絞った方が良いかも知れません。
交付日 | VWO分配率(%) |
2019/1/8 | 0.67% |
2019/4/2 | 0.19% |
2019/6/25 | 0.66% |
2019/10/2 | 1.28% |
2020/1/7 | 1.24% |
2020/3/31 | 0.18% |
2020/6/30 | 0.39% |
2020/9/25 | 1.01% |
2020/12/25 | 0.62% |
2021/3/26 | 0.13% |
2021/6/25 | 0.51% |
2021/9/24 | 0.78% |
世界最大級の資産運用会社であるバンガード社の日本法人(バンガード・インベストメンツ・ジャパン株式会社)が2021年2月28日をもって廃業しました。その結果、日本語版のETFの商品説明をやめてしまったので、英語版を日本語に翻訳してその内容を確認します。
製品概要
- 中国、ブラジル、台湾、南アフリカなど、世界中の新興市場にある企業の株式に投資します。
- 目標は、FTSE新興市場オールキャップチャイナAインクルージョンインデックスのリターンに連動することを目指します。
- 成長の可能性は高いですが、リスクも高いです。 株価は、米国を含む先進国に投資する株式ファンドよりも上下に変動する可能性があります。
- 長期的な目標にのみ適しています。
ETFのデータ
- 資産クラス:国際/グローバルストック
- カテゴリー:多様化した新興市場
- IOVティッカーシンボル:VWO.IV
- 経費率:2021年2月26日現在 0.10%
- CUSIP:922042858
- ETFアドバイザー:バンガードエクイティインデックスグループ
価格と利回り
- 市場価格:2021年10月19日現在 $ 52.34
- NAV:2021年10月19日 現在$ 52.10
- プレミアム/ディスカウント:0.09ドル
リスク潜在性
アグレッシブファンド: リスクレベル5 ⇒ リスクレベルはヨーロッパのVGKと同じです。しかし、現在の中国は、ヨーロッパと同じというのは正しくなく、リスクレベル6か7が妥当かもしれません。
アグレッシブに分類されたバンガードファンドは、株価が非常に大きく変動する可能性があります。 これらのファンドは、長期的な投資期間(10年以上)を持つ投資家に適している可能性があります。 これらのファンドに関連する異常に高いボラティリティは、いくつかの戦略に起因する可能性があります。
パフォーマンス
平均年間収益 2021年9月30日現在 ⇒1年間のリターンが18%ですから、アメリカS&P500のVOOが30%であることを考えるとかなり低い水準です。
1年間 | 3年間 | 5年間 | 10年間 | 2005年3月4日設定以来 | |
FTSE Emerging Markets ETF | 18.47% | 9.66% | 8.72% | 6.05% | 6.84% |
Spliced Emerging Markets Index (ベンチマーク) | 19.81% | 9.89% | 8.97% | 9.01% | 6.99% |
10,000ドルの仮想成長 2021年9月30日現在
⇒10年前に1万ドル投資していたら、1万8千ドルに増えたということになります。私の保有しているETFの中では最低です。
特徴 2021年9月30日現在
- 純資産合計に資金を提供する:1,095億ドル
- 株式数:5229
- 上位10銘柄の純資産:21.1%
上位10銘柄の割合 2021年9月30日現在
順位 銘柄 割合
1.台湾積体電路 6.30%
2.Tencent Holdings Ltd. 4.50%
3.アリババグループホールディング株式会社 3.30%
4.美団 1.60%
5.リライアンスインダストリーズリミテッド 1.40%
6.Infosys Ltd. 1.00%
7.中国建設銀行 0.80%
8.住宅開発金融株式会社 0.80%
9.ヴァーレSA 0.70%
10.Wuxi Biologics Cayman Inc. 0.70%
市場配分(普通株式の%)2021年9月30日現在
中国 36.5%
台湾 17.9%
インド 15.4%
ブラジル 5.4%
南アフリカ3.8%
サウジアラビア3.6%
ロシア 3.4%
タイ 2.5%
メキシコ 2.2%
マレーシア1.9%
インドネシア1.5%
フィリピン0.9%
カタール 0.8%
アラブ首長国連邦0.9%
クウェート0.8%
チリ 0.5%
トルコ 0.5%
ギリシャ 0.3%
その他 0.3%
コロンビア0.2%
ハンガリー0.3%
チェコ共和国0.1%
エジプト 0.1%
パキスタン0.1%
ルーマニア0.1%