VGKバンガード・FTSE・ヨーロッパ・ETF国別構成比:競馬、パチンコ、宝くじ、株式の還元率

◎今日のグラフ:VGKバンガード・FTSE・ヨーロッパ・ETF国別構成比

国別構成比と人口

今日のグラフは、VGKの国別構成比です。英国、フランス、ドイツ、スイス、オランダの順になっています。各国の人口はそれぞれ百万人単位で、82、66、65、8、17です。つまり、82百万人のドイツが3位、8百万人しかいないスイスが4位、17百万人しかいないオランダが5位です。

バンガード・FTSE・ヨーロッパETF国別構成比率     2017年9月30日:%
英国 28.5
フランス 15.0
ドイツ 14.7
スイス 12.5
オランダ 5.3
スペイン 5.2
スウェーデン 5.1
イタリア 4.4
デンマーク 2.9
ベルギー 2.0

英国とスイスが人口のわりに健闘

英国は金融の中心地なので高いのかもしれません。ただし、EUから離脱すると、これほど高い構成比を維持できるのでしょうか。人口82百万人のドイツより実効65百万人のフランスの構成比が高いことも気になります。最大の注目点はスイスです。人口が8百万人でドイツの10分の1しかいないのに構成比はほぼ同じです。EUに加盟しない永世中立国として、世界進出に励んだ結果なのでしょうか。

金融には闇の部分がある。

英国とスイスに共通しているのは、金融が盛んだということです。金融には、表の面と裏の面があると言われています。タックスヘイブンに関連して、ケイマン諸島、マン島、パナマなどが有名ですが、それ以外に英国王室は特別に税の優遇措置を受けたり、表に出ない資金の流れがあるとのことです。このことは、ジャーナリストなどが詳しく調べようとすると生命の危険にさらされる、と有名なキャスターがラジオで話していました。

オランダは多国籍企業の名目上の本社受け入れのために税の優遇措置

オランダも17百万人の割りには、構成比第4位と高いランクです。オランダも税の優遇措置があるので、国際的企業の中には名目上の本社をオランダに置いて、数名の社員を配置しているところもあります。

◎今日のテーマ:競馬、パチンコ、宝くじ、株式の還元率

競馬の還元率74%

競馬では、馬券を買った代金の74%が、馬券を買った人に払い戻されます。還元率は74%です。従って、長期ではほぼ確実に損をすることが分かっています。損をすることが分かっているのに、なぜ人は競馬をするのでしょうか。競馬には、馬券を当てる以外の楽しみがたくさんあります。競馬場で馬を見て楽しむ、過去のデータを見て予想して楽しむ、解説者の意見を評価して楽しむなどの要素が多い趣味です。趣味であれば、ある程度の出費を伴うものであり、金銭の損得だけでは結論が出るわけではありません。私は競馬はやりません。

パチンコの還元率は85%

パチンコの還元率は85%だそうです。朝、私が職場に出勤するために駅まで行く途中にパチンコ屋があります。一番に乗り込んで、良い台を取るために、早朝から待っている若者たちがいます。競馬に比べると、楽しみ方に多様性が少し欠けているような気がします。大当たりが出ると、その間、ドーパミンが出っぱなしになる人もいるそうです。パチンコにおぼれて、借金を作って50歳前に死んだ人、勤務時間中にパチンコをやっていてのが発覚して懲戒免職になった人、パチンコ代金にするために会社の金に手を出して諭旨免職になった人を知っています。ギャンブル依存症ですね。私はパチンコもやりません。

宝くじの還元率は50%

宝くじの還元率は50%です。確率論から言えば絶対にやめた方が良いと思います。宝くじの楽しみは、一等が発売された売り場に並んでくじを買うことでしょうか。私は宝くじも買いません。

SPYの還元率は110%

同じ方法で還元率を出すと、SPY(アメリカSPDRのS&P 500の ETF)の還元率は110%です。つまり100万円で買うと1年後に110万円で戻ってくるという期待値が計算できるということです。ただし、そこから、為替手数料、売買手数料を引き算すると、もう少し期待値は減ります。なお、買った後に保有する期間が長ければ長いほど、1年当たりの経費は逓減します。

しかもETF、インデックスファンドは世界の社会・経済へ関心が広がる

私は世界のETFを保有していますので、世界の社会経済状況にも関心を持っています。NHKの毎時の株式相場にも注意を注ぎます。昼は日経平均とTOPIX、夜中はダウ平均とナスダックを放送しています。TOPIXで1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)の動向が分かります。SPY(アメリカSPDRのS&P 500の ETF)は、直接S&P500を放送しませんが、ダウ平均とナスダックの中間と思えば、ほぼ当たっています。もう少し長い目で見ると、国家予算、国債残高、国債費などが切実な問題として投げかけられています。私の資産運用方針は、Buy And Holdなので、一度買ってしまえば、売ることは半永久的にありません。しかし、株の売り買い以上に、様々な世界が広がっています。加えて、つみたてNISAのような新制度が導入されたり、低コストのインデックスファンドが登場したりと、結構刺激的です。私は昨年までNISAを使って1306を運用していましたが、今年からは野村つみたて外国株投信をつみたてNISAで運用することにしました。米国の長期金利が5%になったら米国債を買った方がいいのかなどというテーマも考えています。ぼんやりとしていられません。

 

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