世界最大とバフェット推薦
世界最大のETFはSPY(アメリカSPDRのS&P500のETF)であり、一方で、ウォーレン・バフェットが推薦する投資金融商品はVOO(アメリカ・バンバード社のS&P500のETF)です。しかし、VOOは世界のETF市場で第4位です。なぜ、ウォーレン・バフェットは、第1位の銘柄を勧めずに、第4位の銘柄を勧めるのでしょうか。
VOOは最低コスト
その理由はVOOの方がSPYよりもコストが安いからです。総経費率はSPYが0.0945%で、VOOは0.03%です。逆に言えば、なぜコストがこれほど高いのに、SPYは世界1の規模を誇っているのでしょうか。それは、SPYは取引量が圧倒的に大きいからで、1日平均の取引量は、VOOの5百万株に対してSPYは78百万株ですから15倍以上の大きさです。個人投資家と違って、機関投資家は取引量が多いので、多少コストがかさんでも希望に近い価格で取引できるSPYの方が安いし使い勝手が良いのでしょう。
VOOの翻訳
世界最大級の資産運用会社であるバンガード社の日本法人(バンガード・インベストメンツ・ジャパン株式会社)が2021年2月28日をもって廃業しました。その結果、日本語版のETFの商品説明をやめてしまったので、英語版を日本語に翻訳してその内容を確認します。
製品概要
- 米国最大の企業500社を代表するS&P500インデックスの株式に投資します。
- 目標は、インデックスのリターンを綿密に追跡することです。このETFは、米国の株式リターン全体の指標と見なされます。
- 投資成長の可能性が高い。 株価は、債券を保有するファンドよりも急激に上下します。
- お金の成長が不可欠である長期的な目標に適しています。
ETFの事実
- 資産クラス:国内株式-一般
- カテゴリー:ラージブレンド
- IOVティッカーシンボル:VOO.IV
- 経費率:2021年4月29日現在 0.03%
価格と利回り
- 市場価格:2021年12月14日現在 $ 426.04
- NAV:2021年12月14日現在 $ 425.73
- 30日間のSEC利回り:2021年11月30日現在 1.25%B
- プレミアム/ディスカウント: -$ 0.04
リスクの可能性
リスクレベル4
中程度から積極的なファンド
中程度から積極的と分類されるバンガード ファンドは、幅広く分散されていますが、実質的にすべての資産を普通株で保有しているため、株価の大きな変動の影響を受けます。 これらのファンドは、長期的な投資期間 (10 年以上) を持つ投資家に適している可能性があります。
パフォーマンス
平均年間収益 2021年11月30日現在
1年間リターンは先月よりかなり下がってきましたが、まだまだ高い水準にあります。10%程度まで下がると落ち着くかもしれません。
1年間 | 3年間 | 5年間 | 10年間 | 2,010年9月7日設定以来 | |
VOO | 27.89% | 20.35% | 17.86% | 16.12% | 15.85% |
S&P 500 Index (ベンチマーク) | 27.92% | 20.38% | 17.90% | 16.16% | 15.89% |
10,000ドルの仮想成長 2021年11月30日現在
10年前に1万ドル投資した場合に4万4573ドルに増えたことになります。
ポートフォリオ構成 株式セクターの分散化
セクター | S&P 500 ETF2021年11月30日現在 | S&P 500インデックス (ベンチマーク)2021年11月30日現在 |
コミュニケーション・サービス | 10.80% | 10.80% |
一般消費財・サービス | 12.80% | 12.80% |
生活必需品 | 5.60% | 5.60% |
エネルギー | 2.90% | 2.90% |
金融 | 11.40% | 11.40% |
ヘルスケア | 13.00% | 13.00% |
資本財・サービス | 8.00% | 8.00% |
情報技術 | 28.00% | 28.00% |
素材 | 2.50% | 2.50% |
不動産 | 2.60% | 2.60% |
公益事業 | 2.40% | 2.40% |
特徴 2021年10月31日現在
株式数:511
純資産合計に資金を供給する:8290億ドル
上位10株の純資産:30.1%
外国の持ち株:0.0%
月末の上位10銘柄のシェア 2021年10月31日現在
1.マイクロソフトMicrosoft Corp. 6.30%
2.アップルApple Inc. 6.00%
3.アルファベットAlphabet Inc. 4.40%
4.アマゾンAmazon.com Inc. 3.70%
5.テスラTesla Inc. 2.30%
6.メタ・プラットフォームズMeta Platforms Inc. 2.00%
7.エヌビディアNVIDIA Corp. 1.60%
8.バークシャー・ハサウェーBerkshire Hathaway Inc. 1.40%
9.JPモルガン・チェースJPMorgan Chase & Co. 1.30%
10.ユナイテッドヘルス・グループUnitedHealth Group Inc. 1.10%
フェースブックがメタ・プラットフォームズに社名変更
米国Facebookは、2004年に「Facebook」を始め、その後「Instagram」、対話アプリ「WhatsApp」の運営会社を買収しました。急成長の一方、プライバシー重視の考えが世界的に強まる中、個人情報に依存する事業モデルが批判されています。
Facebookの年代別利用数・利用率
Facebookはビジネス用
Facebookの特徴は30〜40代のビジネス層の利用と信頼性の高さです。逆に、10代、20代の利用率は低くなっています。他のSNSとの大きな違いは、実名かつ基本顔写真の登録が必要というところです。そのためFacebookはビジネスシーンで活用している人が多いため、プライベートよりもフォーマルな環境として同僚やクライアントなどと繋がるツールとして利用されることが多いです。
また、実名のため誰かれ構わず友達になるというよりも、面識のある人と繋がることが多いので投稿に注目されやすいです。