財形年金積立 予定利率

◎今日のグラフ:財形年金積立 予定利率

元本確保で1.5%利回り

富国生命から財形年金の支払通知書が送られてきました。この通知書は3か月に一回届きます。財形年金の予定利率は金融機関ごとに異なります。そのグラフは以下の通りです。生命保険と銀行を比べると、生命保険が圧倒的に有利です。圧倒的と言っても、1%、1.5%なので、すごく高いというレベルではありません。しかし、給与天引きですし、自分の勤める会社で手続きをしてくれるので、入りやすいという特徴があります。現在は、日銀の金融緩和策によって、ゼロ金利、マイナス金利が続いているので、元本確保というメリットを合わせて考えれば、人によって、そして場合によっては、検討の価値があるかもしれません。

富国生命は予定利率1.5%

金利については、パンフレットに予定金利が記載されています。日本生命は1.0%、富国生命が1.5%です。富国生命は日本生命ほど会社の規模が大きくないので、高い予定金利を設定しているのでしょう。しかし、財形(勤労者財産形成貯蓄制度)は国が力を入れて実施している制度ですから、貯蓄した資金がなくなってしまうことは考えられません。したがって、経営規模の大きな日本生命だから安心で、経営規模の小さな富国生命だから不安だということはないと思います。予定利率は高い会社の財形制度の方がよいと思います。

銀行の予定利率は富国生命の150分の1

ところで、生命保険会社に比べると、銀行の予定利率は見劣りします。それどころか棒グラフとして書けないほど低い水準です。三菱東京UFJ銀行の予定利率は、自動継続扱いの期日指定定期預金、またはスーパー定期(5年・10年)が適用になります。0.01%ですから日本生命の100分の1、富国生命の150分の1です。1980年代の財形予定金利は5%程度でしたので、たくさんのサラリーマンが財形を利用していました。今は予定金利が低いことと、iDeCo、つみたてNISAが充実しているので、財形を利用する人は減ってきましたが、もし利用するのであれば、金融機関の予定利率をよく調べてから始めた方がいいと思います。

◎今日のテーマ:還暦後の年金等の受け取り

3か月分の金額は186,510円です。1か月あたり62,170円ということになります。財形年金だけを見ると、あまり多額ではありませんが、ほかの年金などをいろいろな形で少しずつ受け取るので、合計すると結構な金額になります。それらを列挙すると以下の通りです。

  1. 財形年金
  2. 確定給付企業年金(以前勤めていた会社での年金)
  3. 特別支給の老齢厚生年金
  4. 非正規雇用のパートタイマーの給与
  5. 高年齢雇用継続給付
  6. ETFの配当金(外貨ETFは再投資しますが、国内ETFは生活費として使います。)

このうち、65歳になると4の給与と5の給付がなくなり、老齢基礎年金が加わる予定です。また、確定拠出年金の受け取り開始時はまだ決めていません。

 

 

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