◎今日のグラフ:2018年4月までのつみたてNISA取得金額と評価額
私と連れ合いは両方とも60歳代前半で、2018年1月に制度開始ともに、つみたてNISAを始めました。2018年2月、3月は世界的に株式相場下落したため、青い線の取得金額より、赤い線の評価額が下に位置しています。4月になって相場が少し回復したので、赤い線が青い線に近づきました。
私の場合、積み立てタイプの資産形成は、財形住宅、財形年金、一般財形、企業型確定拠出年金、自分の勤めている企業の持株会の経験があります。全部合計すると積み立て総額で1億円程度になると思います。過去に経験した積み立てタイプは、給与天引きでしたが、今回は野村証券のMRFからの振り替えですので、一応残高を確認しないといけません。のんびり続けていきます。
◎今日のテーマ:60歳代はNISAかつみたてNISAか。
NISAとつみたてNISA
私や連れ合いのような60歳代の人間は、NISAとつみたてNISAのどちらを選ぶべきでしょうか。枠を全部使い切るまで20年もかかるつみたてNISAよりも5年という中期の制度の方が向いているかもしれないと思っていました。
金融庁のホームページ
NISAの制度は難しいので、金融庁のホームページのNISAのポイントをよく読む必要があります。
60歳代の人間にはつみたてNISAは向いていないという思い込み
年数に関していえば、アラカンの私の残存寿命は約20年と推定できます。残り20年といえば、ちょうどつみたてNISAの期間と同じで、積立が一巡したとたんに、この世からご苦労様ということになりそうです。つみたてNISAは若者向けであるので、私のような前期高齢者間近の人間には向いていないと思い込んでいました。
NISAでは激しいインフレに対応できず
しかし、金融庁のホームページには、次のように書いてあります。
「5年間の非課税期間が終わったら、口座内の金融商品を①翌年の非課税投資枠に移すか、②課税口座に移すか、又は、③売却することを選択することができます。」
非課税投資枠に移す場合、全額ロールオーバー可能
非課税期間の終了時点で値上がりしていた場合、120万円を超えている部分についても、翌年の非課税投資枠に移すことができます。(ロールオーバー可能な金額に上限はありません。)このこと自体は、歓迎すべきで問題ありません。しかし、問題は、NISAの制度がいつまで続くか不透明なことにあります。つみたてNISAについては、最低でも20年間継続するでしょうが、NISAの制度については心もとないかも知れません。
つみたてNISAは長期の激しいインフレに対応
私は10数年後に、日本は財政破綻の危機にさらされる恐れが高いと思っています。その時にはかなり高いインフレになるでしょうから、できるだけ長期で対応できる制度の方が好ましいと思っています。また、NISAはイギリスの制度をマネして導入しましたが、つみたてNISAは、それを改良して、長期の激しいインフレに耐えられるように、金融庁が改良したと思われます。
つみたてNISAは外国株式のインデックスファンドを使える
2017年までのNISAは外貨ETFが使えませんでしたが、つみたてNISAは外国株式のインデックスファンドを使えるので、2018年からはつみたてNISAに乗り換えることにしました。