◎今日のグラフ:アセットアロケーション
アセットアロケーションとは、株式、債券などを国内、外国のグループに分けたものです。ここに2種類のアセットアロケーションのグラフを、載せました。
アセットアロケーション1
株式と、債券を、国内、外国の4等分した円グラフです。iDeCoやつみたてNISAのバランスファンドとして見ることがあります。
国内債券の利回りはほぼ0%
円グラフの4等分のうち、右下の国内債券の利回りはほぼ0%ですので、全く魅力を感じません。
外国債券
左下の外国債券の利回りはどうでしょうか。現在、アメリカの長期金利は3%弱ですので、日本の金利に比べれば、ある程度の高さにあります。
為替リスク
しかし、外国債券には、為替リスクがあります。10年で30%の金利がつくとすれば、かなりの為替リスクに耐えられます。例えば、1ドル110円が80円まで円高になっても、損はしません。そうなると、外国債券は外国株式と比べてどちらが良いかということになります。利回りが同程度なら、保有割合も同程度にすればいいと思います。
資産分散
外国債券の利回りが少し悪い程度なら、資産分散化の観点から、ある程度の割合で保有することが考えられます。外国株式の期待リターンは6%とするのが、最近の一般的な水準です。
アメリカのETF、米国債
アメリカのS&P500のETFの利回りについては、9%程度とみることができます。具体的な商品は、SPY、VOOなどです。一方、米国債が中期的に見て5%の水準を維持できそうなら、10%か20%外国債券を保有することを検討するでしょう。しかし、現在の3%という水準は、あえて買おうという気にはなりません。この水準については、人それぞれだと思いますので、3%なら、資産分散化を図ってリスクを減らしたいという人の考え方も十分に理解できます。株式や資産運用においては、将来のことを断言できませんから、自分が納得できる割合を選ぶことが、一番気持ちよく資産運用できることになると思います。
1980年代にはオーソドックスだった。
このアセットアロケーション1の割合は1980年代は、非常にオーソドックスで、理解も得られ安い割合だったと思います。国内債券、外国債券ともに5%程度の利回りを期待でき、国内株式、外国株式はそれ以上の利回りでした。ところが、その頃は、国内株式、外国株式のETFは生まれていなかったりして、個人投資家が実行しようとすると、コスト面などでかなりハードルが高かったのです。
私の選択はアセットアロケーション2
現在の相場、商品の品ぞろえを考えると、私はアセットアロケーション2を選ぶことになります。国内と、外国の株式のETFだけですと、リスクを低減するための資産分散化を量れないように見えるかもしれません。
10年保有ならリスク低下
しかし、そのリスクは、1年、2年という短期の場合に発生する恐れの高いリスクですが、10年間を考えれば、毎年のリターンを5~6%の高さまで期待できますので、リスクはかなり低くなります。従って、私の実際のアセットアロケーション、ポートフォリオは、外国株式のETF、国内株式のETFを中心にしています。
私の選択はアセットアロケーション2
現在の相場、商品の品ぞろえを考えると、私はアセットアロケーション2を選ぶことになります。国内と、外国の株式のETFだけですと、リスクを低減するための資産分散化を量れないように見えるかもしれません。
10年保有ならリスク低下
しかし、そのリスクは、1年、2年という短期の場合に発生する恐れの高いリスクですが、10年間を考えれば、毎年のリターンを5~6%の高さまで期待できますので、リスクはかなり低くなります。従って、私の実際のアセットアロケーション、ポートフォリオは、外国株式のETF、国内株式のETFを中心にしています。