2017年6月までの私の運用益は中央区日本橋大伝馬町の54㎡の新築マンションまたは高級車12台分:外貨MMFの位置づけ

◎今日のグラフ

2017年6月時点の資産運用益は、2010年4月の資産を100とすると54です。中央区日本橋大伝馬町の54㎡の新築マンションまたは高級車12台分の価格に相当します。昨年のチャイナショックを乗り越えて順調に資産が増加しています。

Buy and Hold

私の資産運用の基本方針は、Buy and Hold ですから、一度買えば、原則として売りません。個別株式であれば、倒産の可能性がありますから、場合によっては売るかどうかの決断をしなければならないこともあるかもしれません。しかし、ETFは、価値がゼロになることは有りませんから、売らずに持ち続けます。

いつETFを買うのが良いでしょうか。

このように、売ることについては悩む必要がないのですが、問題はいつ買うかです。新聞やホームページで、経済評論家、エコノミストなどの話を聞いたり、記事を読む機会は多いのですが、将来のことは分からないというのが本音です。しかし、分からないからと言って、いつまでも買わなければ、株式の価格上昇の可能性を捨て去ることになるかもしれません。したがって、このように考えることにしています。「もし、価格が下がったとしても、通常は2割下がるだけの話。SPYなどの配当は、毎年2%だから、10年たてば、20%くらい取り戻せる。だから思い切って今投資しよう。」このような割り切りが必要だと思っています。ETFは、もちろん、下がるだけでなく、上がることの方が多いはずです。それも期待してETFを買っています。最後は自分が納得する理屈を作ればよいと思います。

◎今日のテーマ:外貨MMFの位置づけについて

豪ドルMMFとNZドルMMF

私は、豪ドルMMFとNZドルMMFについて、2008年のリーマンショック以前は6%以上の利回りだったので、外国債券だと位置づけていました。外貨MMFは、外国の国債や社債など安全性の高い債券で運用する投資信託です。従って外国債券と位置付けることに間違いはないと思います。

USMMF、ユーロMMF、カナダドルMMF

そこで私はリーマンショック後もしばらく外債だと思い込んでいて、外債に投資しているとなんとなく思っていましたので、わざわざ外国株式である外貨ETFに換える必要はないと思っていました。

リーマンショック後の低金利

しかし、リーマンショックの後に世界的な低成長、低金利の時代になりました。豪ドルMMFやNZドルMMFの利回りは1%、USMMF、ユーロMMF、カナダドルMMFはほぼゼロに下がったきり、動かない状況が続きました。そのため、外貨MMFを保有していても、銀行預金の利息程度にしか財産は増えないようになりました。その上、為替リスクがありますから、このまま外貨MMFを保有し続けると、とても危険だと思うようになりました。

外貨MMFを元手に外貨ETFを購入

そこで、現在保有している外貨MMFを元手にして、外貨ETFを購入することにしました。なお、外貨ETFはリーマンショック以降、銘柄によって値上がり率に差があります。SPY(アメリカSPDRのS&P 500の ETF)は8%程度ですが、VGK(バンガード®・FTSE・ヨーロッパETF)やVWO(バンガード®・FTSE・エマージング・マーケッツETF)は2~3%の配当だけでETF自体の値上がりはあまりありませんでした。

今後、外貨MMFは外貨ETFの受け取り配当金と位置付け、将来米国の金利が上がった場合に米国債を買うつもり

今後、外貨MMFは外債と位置付けずに、外貨MMFの受け取り配当金とし、購入対象とする外債としてはアメリカの国債だけにしようと考えています。米国債は現在利回りが低いので、5%以上になった段階でどのくらい、何年物を買うかを具体的に検討しようかと思っています。しかし、リーマンショックが起きてから10年近くがたっているのに、まだ米国は2%台の低金利ですから、金利5%の時代はやってくるのでしょうか。それより、日本がインフレになって、やむを得ず高金利になる方が先になるかもしれないとも思っています。

ポンドMMFを買わなかった理由

野村証券の外貨MMFの中で、ポンドMMFだけは購入していなかったのですが、それには理由があります。アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドはいわば新大陸なので、20世紀は旧大陸より高い経済成長と誇っていました。21世紀もしばらくはこの傾向が続くと思っています。また、ユーロは巨大市場なので資産の分散化という観点から投資していた方が良いと思います。しかし、イギリスは新大陸でもありませんし、経済規模も小さいので興味がなかったのです。その後ブレグジットが決定してポンド安になったので、結果的には良かったということになるのでしょうか。

外国債券、金、リート

資産については、できるだけ分散化した方が良いと思っていますが、現在は内外のETFが中心です。将来、債券利回りが高くなれば米国債を買いたいと思っています。また、金はいずれコツコツ買い増して行こうと思っています。リートについては、どう考えるか今後の検討課題です。

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