◎今日のテーマ:私の保有するETFの現状1
1306 | SPY | VWO | VGK | VOO | ASX | 野村 | |
信託報酬 | 0.1100% | 0.0945% | 0.1400% | 0.1000% | 0.0400% | 0.1900% | 0.2052% |
個別株式は無く、ETFのみ
私のポートフォリオのETFの、運用管理費用(信託報酬)、純資産総額、5年トータルリターンの現状を確認します。銘柄コードとティッカーコードは以下の通りです。
1306:TOPIXに連動する野村證券のETF
SPY:アメリカS&P500に連動するSPDR社のETF
VWO:後進国の株式に連動するバンガード社のETF
VGK:ヨーロッパの株式に連動するバンガード社のETF
VOO:アメリカS&P500に連動するバンガード社のETF
ASX:オーストラリアの株式に連動するSPDR社のETF
全世界の株式をETFで保有し、比率はVTを参考
上記ポートフォリオは、日本、アメリカ、新興国、ヨーロッパ、オーストラリアのETFをVT(全世界の株式に連動するバンガード社のETF)の比率を参考に購入していますが、日本の比率が高く、新興国の比率が低くなっています。これは、意図してこうなったのではなく、成り行きでそうなったしまったのです。
VTは日本株式も含んでいる
VTを参考にして比率を決定しているなら、VT一本でも良さそうなものですが、ETFを買い始めたのが1306(TOPIX連動型上場投資信託のETF)で、そこにVTを買うとなると日本のETFがダブってしまうという問題がありました。加えて、日本のETFを買うのに、私がバンガード社のETFを買う時と、バンガード社が日本株を買う時の2回、為替手数料を往復で買うのもばかばかしいと考えています。
通貨の分散
上記ETFの内、通貨について、1306は円、ASXはオーストラリアドルで、それ以外はすべて米ドルです。株式だけでなく、通貨についても分散化を図った方が良いのですが、ヨーロッパについてはユーロMMFが廃止になってしまいましたし、VWOは新興国の通貨に関して不安があります。従って、米ドル中心の運用になるのは、現状では止むをえないだろうと思っています。
アクティブファンドでなくETFを選ぶ理由
私がETFを中心に資産運用を行っている理由は、信託報酬が低いことと、純資産総額が大きいことの二つです。信託報酬については、0.04%~0.2%程度ですが、この水準については概ね満足しています。ところが、新聞や雑誌で取り上げられるアクティブファンドの信託報酬はどうなっているのでしょうか。2019年の資金純流入額の上位3銘柄は次の通りです。0.9%~1.9%ですから、ETFの約10倍です。
信託報酬率(税込) | 純資産総額 : 億円 | 5年トータルリターン | |
先進国ハイクオリティ成長株式F(H無) 『愛称 : 未来の世界(先進国)』 | 1.84% | 535 | |
東京海上・円資産バランスファンド(毎月) 『愛称 : 円奏会』 | 0.91% | 5,346 | 3.21% |
国際 アジア・リート・ファンド(通貨選択型)インド・ルピーコース(毎月決算型) | 1.9604% | 1,347 |
複利の効果
0.9%~1.9%という数字は、1年だけで見るとあまり大きく見えませんが、10年、20年、30年ではどうなるでしょうか。35歳の人がリタイアする65歳までは30年になります。信託報酬が0.1%なら30年でも元本3%しか資産は減りませんが、アクティブファンドの信託報酬1.9%では元本の76%も消えてしまうのです。複利の効果は大きいので、低コストの商品を選んだ方が得です。
信託報酬0.1% | 信託報酬1.9% | |
10年後 | 1% | 21% |
20年後 | 2% | 46% |
30年後 | 3% | 76% |